YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 オイル(Verity Bike4T)&プラグ交換

2023年10月27日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
この前のショートツーリングショートツーリング&オイル漏れで、前回オイル交換エンジンオイル交換 ペトロナス スプリンタ 4XT 20w40から走行1,200kmを超えた。
シフトチェンジがややシブく感じる。特にローギヤに入れる際になかなか入りづらくなっている。
さらに、キャブテックを複数回施工し、少なからず廃液的なものがオイルの方にも落ちて混ざっていると思われる。

ということで、またしても走行2,000kmを待たずしてオイル交換をする。

今回は、近くのホームセンターで見つけて、安かったので買ってストックしていたこれ。

安い割に評判が良いみたいで、以前から気になっていた。

色々なオイルを使ってみて、どノーマルである限り、極端に高級なオイルをこいつに入れても感触の違いはあまりないというのが最近の自分の結論。まあ、鈍感なだけかもしれないが。
ただし、過酷な環境で使い続けても、高級なオイルの方が良い感触が長く続くのかなとは思う。
でも、そもそもMotulの5100とか、エステル配合のそこそこ高級なオイルや、ヤマルーブのプレミアムシンセティックなんかを使ってみても、劇的な違いは感じられなかったんよなー。むしろコスパの悪さの方が印象に残っている。
ただし、長く使い続けたあとの保護・摩耗防止性能は、実際に使い続けた結果でしか確認のしようがない。

68,183.7km

9km位走ってオイルを温め、戻ってすぐ抜く。1,200km使った程度だと、それほど劣化している感じには見えない。


この前モノタロウで何となく買ってしまったスーパーZOIL。しかもケチって規定量の半分。我ながら何がしたかったんだろうかと思う。エンジン保護と摩耗の減少効果には定評のある物なので、とりあえず使う。


ちょこっとだけ残ったままになっていたスーパーZOIL ecoも追加。


ZOILを混合するため、久しぶりにジョッキを使った。


新しいオイルを循環させるため3分アイドリングをしている間だけでも、明らかにエンジン音は静かになり、少しアクセルを開けた時の反応も良く、回転は滑らかになっているのがわかる。
一瞬、ZOILの効果か?と思ったが、熱と摩擦による反応で効果が出てくるため、ある程度距離を走らないと効果は感じられないはず。
とすれば、このオイルと相性が良いのか、それとも前のオイルの劣化が異常に早かったということか?
とにかくオイル交換でこれほど明らかな変化を感じたのは初めてかもしれない。

うれしくて、そのままさっきと同じコースで約9km試走。やはりエンジンのフィーリングが全くちがう。エンブレの効き方もすごく緩やかになった。そこは気をつけないと。

68,192.9km

試走から戻って左シリンダーヘッド周りのオイル漏れが止まっているか確認。
どうやら止まっていない様子。


ロッカーシャフトのブラインドプラグからの漏れはないみたい。


となると、原因はカムシャフトオイルシールか?この前ヘッドカバーを外したとき、ケチらずに交換しとけばよかった。

プラグも、キャブテック使用後は交換が推奨されているのを知りながら、交換しないままそこそこの距離を走った。
元々、特にキャブ車や旧車にとっては、プラグはどんどん替えるもの、という話も聞く。一回でもカブらせたら新品に交換、とか。

標準のBP7ESにしておくか、BP7ETを使ってみるか迷った末、しばらくは新品ノーマルプラグに替えて様子を見ることにする。


外したプラグ。使用距離数推定1,600km。まだ若干左が燻り気味だが、上等だと思う。プラグの焼け具合は、当面これ以上深追いしないつもり。


エンジン始動確認し終了。

XS250 ショートツーリング&オイル漏れ

2023年10月22日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
天気が良い。3年振り?に、和歌山県の加太までショートツーリング。

リザーブになる前にガソリン補給。トリップメーターで253.4km→558.7kmなので、305.3km走って、補給量は約9.5リットル。なんと、32km/ℓになっている。昔の完調時と同じ位の燃費の良さに戻った。
Loopパワーショットを60cc投入。4回目の添加。

去年新しくできたらしい店で地魚の刺身定食を。


ビーチに行って、先田よむぎ餅(よもぎ餅)店のよもぎ餅を食す(食べかけの写真で失礼)。


2週間前に行った丹後の海とはうって変わって、穏やかな海。



日暮れまでまったり過ごし、帰ることにする。


またしても愛車の写真はどうでも良いところで撮った。帰りに休憩で立ち寄ったコンビニ(笑)


エンジンの左シリンダーへのオイル漏れはおさまっていなかった様子。
先日のオイル漏れ対策XS250 オイル漏れ滲み対策の効果が無かったのか、もしくは他のところから漏れているのか。


漏れたオイルがフィンを伝ってエキパイにまで垂れ落ちている跡がある。


ブレーカーカバー(?)を取り外し、再度じっくりオイル漏れの元がどこなのかチェック。やはりカムシャフトオイルシールからの漏れは無い様子。しかしブレーカーカバーの下に開いている水抜き穴(?)からオイルが出て、それがフィンに広がっているとしか思えない。となると、ロッカーシャフトブラインドプラグから漏れているとしか考えられない。


フロント(エグゾースト側)のロッカーシャフトブラインドプラグもリア(インテーク側)と同じ線径1.9mm内径8.8mm外径12.6mmのものと交換して様子を見ることにする。




XS250 キャブテック再施工

2023年10月21日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
約11kmテストラン。エンジンを温める。

68,047.2km
右シリンダー内


左シリンダー内


燃焼がそこそこうまくいっているからか、ピストンヘッドは左右ともキレイ。

キャブテックを再度使用しておくことにする。


プラグチェック。焼け具合は変わりなし。左の周辺電極に薄く煤が付いている。この前400キロ以上走行後も同じ感じだったので、これ以上は増えないということだと思う。


ロッカープラグ付近からとみられるオイル漏れ対策XS250 オイル漏れ滲み対策がいけているか確認。どうやら漏れは止まっている模様。




しかし、昨日拭き取ったはずのオイルがフィンのダンパー下に付いている。ロッカープラグ以外からも漏れているのかもしれない。しばらく様子を見ることにする。


プラグを取り付け、エンジンをかける。シリンダーに注入したキャブテックを燃焼させるためエンジンを軽く吹かす。カーボンがほとんど無いため、白い排気は一切出なかった。
キャブテックは本当に効果があると思う。施工は5,000km走行毎ぐらいで充分だ。

キャブテック施工後は、プラグ交換が推奨されている。問題なさそうなので、そのまま使う。
キャブテックで洗浄された汚れがエンジンオイルにも混ざっているかもしれない。オイル交換もした方がいいと思うが、前回オイル交換から1,000キロそこそこしか走っていない。もう少しこのままで走る。

XS250 キャブレター スタータープランジャー補修

2023年10月18日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

詳しく説明してもらい、自分の勘違いであることがわかった。

帰宅してからも気になり、先日分解したスペアキャブのプランジャーを見てみる。

プランジャーの、


この部分のことだったのだ。

教えていただいた通り古いゴムをほじくり出そうとするが、中途半端に硬化しつつ中途半端に弾力性も残っているため、なかなか除去しきれず。


小一時間ピックツールやらピンセットを使って完全除去を試みた。
輪っか状に残った部分が取れず。

昔ガスケットを切り出すために買った細工用ナイフを使ってみると、割とすんなり取れた。


マシンオイルと1000番のペーパーやすりで軽く磨く。


たまたまキジマのガソリンホースがあり、7mm径?のポンチもあった。
コメントで教えてもらった通りに打ち抜いて作成。


それを嵌め込む。打ち抜きが雑というか、ポンチもサビていたりで精度が低すぎるせいか、なかなかきれいに押し込めなかったが、この位で機能上は問題ないかと。


プランジャーボディ?を、


上から覗くと、底に穴が見える。チョークレバーを上げていない時には、ここがちゃんと塞がれていなければならないということだな。


気付いたら23時を過ぎていた。

今度キャブを外す時に、とりあえず左キャブだけはこのプランジャーに替えてみようと思っている。

XS250 オイル漏れ滲み対策

2023年10月14日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
68,036.7km

かなり以前から気になっていた、左シリンダーヘッドのフィンへのオイル滲み。
この前のツーリングから戻ると、滲みは左シリンダーのフィンにまで拡がって、垂れ落ちたオイルが数滴エキパイにかかっていた。

当初はカムシャフトオイルシールの劣化を疑っていたが、先日ヘッドカバーを開けた時にチェックしたところ問題なさそうだった。
どうもロッカーシャフトのゴム製のブラインドプラグが緩くなっているのが原因ではないかと思われる。

Oリング4サイズ、各2個ずつ購入。


負圧取出し口のフタ(?)用に、内径12mmクリップをついでに購入。ワイヤークリップと交換。


ブラインドプラグを見たところ、指差している部分でオイルをシールしているのだろう。この部分を補修するため、Oリングを追加してみたらどうだろう?と思った。


まず1つ目。サイズは線径1.5mm内径10.7mm外径13.7mm。内径外径とも大きすぎて入らず。


外す際にブラインドプラグの一部が切れた。


お次は線径1.5mm内径9.5mm外径12.5mm。けっこうきっちりハマった。フロント(エグゾースト側)はこちらを使ってみることにする。


リア(インテーク側)は線径1.9mm内径8.8mm外径12.6mmのものがいけたのでこれにしてみる。


どっちかでオイル漏れが止まるといいが。

所用があるため走ってみての検証は後日。