YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 コックからガソリン滲み

2023年09月02日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録

実は先々週のツーリング出発前に気づいていたのだが、燃料コックのレバーをPRI位置にした時に限り、ガソリンがじわじわと漏れてくる。
原因は十中八九、Oリングのヘタリか切れだろう。

ONとRES位置では全く漏れない。走行に支障はない。
しかしこのままでは危険。


幸いにして、Oリングは昔買っておいた純正のものがある。


よく見ると、ホースも細かい亀裂が入りかけている。ついでに手持ちのストックと交換することにする。

ただ、タンク内のガソリン残量がかなり多い。面倒だが一旦抜き取るしかないか。


手持ちのガソリン保管タンクは容量5ℓのもの。


これに移せるだけ移す。


とはいえ、タンク内にはまだかなりの残量がある。かなり不安定だが、タンクを斜めに置いて燃料を右側に寄せた状態でコックを分解する。


燃料通路に堆積物が付いている。キャブクリーナーで除去し、新しいOリングを取り付けて組み付ける。

症状は変わらず、コックのレバーをPRIの位置にすると燃料が漏れ出す。


小さなゴミを噛み込んでいるのかもしれないと思いなおし、再度分解して入念にチェックする。1mmぐらいのゴミを発見し除去。

こんどはコックをRESの位置にした時にだけ漏れる。
原因はOリングではなくウェーブワッシャーのヘタリかもしれないと推測。そう簡単にヘタるものではないと思うのだが。

純正パーツではウェーブワッシャーは廃番となっている。


オリジナルのコックから移植してみる。

が、やはり症状変わらず。

オリジナルコックのレバーをよくよく観察していると、今のレバーに比べてかなりタイトな感じがする。


オリジナルコックからレバーとプレートを移植したら、症状はおさまった。ホースも少し長めにして交換。

原因は、まさかのコックレバー本体の劣化(?)であった。


オリジナルのコックは、ホースが繋がるところがセパレートの真鍮部品になっていたのだが、それが破損したため、10年ほど前に現在付いているコックアッセンブリーと交換した。

これにてようやく落着。