半歩前進（ホーム富山戦）

ホームに富山を迎えての第２６節。


開場とともに凄まじい雷雨に見舞われたスタジアム、落雷で照明１基と電光掲示板が停電。


１時間半にわたって猛威を振るう雷鳴で、一時は中止も危惧されたが、なんとか４５分遅れでキックオフ。


きょうの布陣は、新加入のクウォン・ハンジンをセンターにしたスリーバックを採用。

安定した守備を見せるハンジンを中央に据えたことで、やっと監督のやりたがっていたスリーバックが垣間見えたような気がする。


しかし、またしてもセットプレーの守備からほころびが．．．．

一番獲られてはいけない時間帯の終了間際４３分、こぼれ球を朝日に豪快に決められ１点ビハインドで前半終了。


後半に入ると、永田、エデルと投入しギアを上げたクサツの時間が続く。

サイドからの攻撃やコーナーキックなど幾度となくチャンスは生まれるが、精度が悪くなかなか得点に結びつかない。

しかし、後半２２分、待望のゴールが生まれた。

ドリブルでゴール前に鋭く切れ込んだファン・ソンスが、そのままシュートを蹴り込んで１－１の同点に追いつく。

得点というものは、チームやサポーターに大きな勇気を与えるもので、さらに前がかりになって攻めあがったが、あと１歩が及ばず、１－１で終了。


闘う姿勢も見えたし、勝ちたい気持ちも見えたということで、サポーターからは温かい拍手と声援が送られた。



きょうデビューのクウォン。ハンジン。ヘディングの高さは抜群。

しかし、当面のライバルである岐阜が岡山に勝ったため、クサツは再び最下位に転落。

まあ、でも連敗を止めたということで、ここは前向きにとらえたい。

次だ、次！