人間の存在を冒涜する戦争が忍び寄る。ロシアは、兄弟国ウクライナを侵略始めた。これは、世界を試す戦争の口火だ。記者には、シェルターに逃げ込む母親、子供、市民の顔が悲痛に歪んで見えるのはトラウマになって75年も続いている。防空壕に避難した記者の子供時代、母親が竹槍をもって、ハチマキしていた姿が頭から離れない。子供ながら、恐ろしく感じたが、日にちが経つと、よし、敵軍の兵士の指でも腕でも、かじりついてやるとさえ、好戦的になっていったのだ。今、キエフはロシア軍に囲まれた。
男たちは、決然と戦いを宣言した。この国のためのに、死をもいとわないと口にした。悲劇という言葉で治まることはない。現実に、戦争をしているのだ。NATOは、自分たちがウクライナに入れば、ヨーロッパNATOのみならず、ロシアとの戦争、地球破壊の戦争になると、一線を引いて、経済制裁を第一に、ロシアをけん制しているのが現状だ。世界戦争にならないのは、ロシアは、熟知してのウクライナ侵攻である。元大統領,ユーシエンコは、毒を盛られた。西に傾きすぎたNATO を目指す大統領と名指しされ、その命を絶つのが目的だった。我々、Media は、現実をいかに歪曲され、追い込まれようと、真実を世界に訴える義務がある。Mediaにある者は恐れては、ならない。死をも覚悟で、人間未来のために日夜を忘れよう。Media にある者は、世界の虐げられし人々の前に、団結をしよう。一刻も、早く、ウクライナに平穏な日々が来るように、Mediaは、今動きを止めてはならない。
日本時事新聞社
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論説委員 最勝寺 宏