緊急事態宣言
昨年の7月に世界で4000万人の感染者が約半年で9000万人に迫ろうとしている。各国で対策が実施されている中、日本も重い腰を上げ、本格的に動き出した。世界で死者が増えているのは、言うまでもない。極端な言い方をすれば、日本の対策は、後手に回っているといえる。感染者がなぜか、先進国中で少ない方にあるわが国でオリンピックを控え、経済状況の悪化を押させるために躊躇があったのは否めない。
各個人がおのれの命をどう守るのか、他人事では通せない逼迫した状況にあるはずだ。もう一度、深く危険性があり、生命を脅かす疫病を国家と国民が一体となって放逐する努力を惜しんではなるまい。
もっと、Media は、報道を強化すべきであり、ヴァイラスの危険性を隅々まで知らしめる義務を負ってもらいたい。オリンピック、経済など大きな課題があろう、しかし、命はそれ以前の問題ではないか。生命の維持が第一義であろう。とにかく、ワクチンを早く国民のいきわたるように政府は行動しなければない。後手に回る政策だけは、あってはならない日本の現在である。
執筆同人 論説委員
古賀剛大