ウクライナ危機は、連日 攻撃があるかのようなニュースが入ってくる。人間のエゴ、人間個体集合の理不尽な領土問題の傲慢な政策活動、ロシアは共産主義国家から民主主義国家に変革してきた中、ソビエト時代の領土を回復できる機会を逃がすまいと、強いロシアを打ち出すために国を挙げての戦略を講じている。ソビエト時代の領域が、ソビエト崩壊ともに、次から次にNATOに参画してきた。バルト三国をはじめウクライナとベラルーシ―を除けば、NATO陣営に変わった。
ヨーロッパの経済圏を消失しつつあるロシアは、ドイツをじめ、、ガス供給元が、自国経済に大きな影響をもたらすために、ウクライナがNATO 入りされると経済的死活問題が生じる可能性がある。。アメリカサイドから見れば、力のバランスでロシアが戦略的戦争を勃発させれば、黙殺しているわけにはいかないだろう。
ウクライナは、真の独立国家として、ロシアからの完全離脱を考えているのは、先のクリミア半島の紛争でも証明済みだ。この度のロシア国家戦力としては、ウクライナ地続きのベラルーシ―他、戦略的共同実践に移すべく恣意的な軍事訓練行動を示して、NATO 陣営にプレッシャーをかけてロシア向きの交渉を優位に進めようとあらゆる政策を軌道に乗せている。
日本の北方領土にも左右するだけに他山の石としてはならないである。ここで、ロシアは、北京オリンピックにプーチン大統領が顔を見せ、中国に賛同を求めた、一応は、習近平主席は、同意した旨が伝えられているが、一方は、民主主義、一方は、共産主義 イデオロギーの大きな乖離により、むしろ地続きの中国が寄り添ったとは、思えない。ロシアと中国との紛争は、途絶えることなく、歴史が示している。
今、習近平主席は、ロシアに加担するも、本音は、君子危うきに近寄らず、であろう。ただ、中国も台湾侵攻を目標としているので、ロシアの領土問題に賛同の意を表すのが得策と考えているのも事実だ。
ウクライナ問題は、一国の危機にとどまらづ、第三次世界戦争の引き金になりかねない危険極まる事情を含んでいるのである。
日本時事新聞社
論説委員 古賀剛大