遼は、どこへ行く。 松山の快進撃、ダイヤモンドカップを制す
マットクーチャーの優勝と全米オープン
失速、タイガーとマクロイ
遼は、57位に終わった。二クラスのホームグランド、ミュアフィールドヴィレッジのメモリアルトーナメントである。優勝は、マットクーチャー、静かなるクーは、68,70,70 68と安定した技術を駆使して12アンダー、近日中に始まる全米オープン、メリオンのメジャーの舞台が待っている。6月3日、遼は予選会を戦うが、結果が今日は、わからない。今田も予選を選んだ。すでに、日本の予選会では、ルーキーの松山英樹と藤田寛之ともう二人が挑戦権を獲得、アメリカへ乗り込む。日本で、全米オープン予選を開催するのは、特別の計らいだ。世界は、まだ、日本のゴルフを信じているのだ。メジャーの予選を突破するのは、すこぶる難しい。アメリカで挑戦したら、合格するのは、松山だけだろう。それほど、世界は変化して進化しているのだ。
松山英樹は、ダイヤモンドカップ選手権、大洗で二勝目を飾り、賞金王に向かって狂いがない。すでに7000万円を超えた。あと、2勝は、間違いないだろう。別に、驚きはしない。マスターズ、ローアマで表彰をビルペインから受けた時から、現実は、確実にものがたり、自信にあふれて懸念がない。
悲願のメジャー優勝は、松山にかけるか。
それにしても、優勝争いをしたのが、56歳の中島だけとあっては、他のプロたちは、どうなっているのか。情けない限りだ。他のプロにめぼしい働きをする職業軍人がいないのは、世のなかを甘く見た結果だ。試合が終わって、練習場に走ったプロたちを見たことがない。とても、松山の相手になるとは、思えない。
全米オープン、プロとして、初メジャー挑戦の松山の活躍は、間違いないところだ。まずは、20位まで入ることだ。遼のほうが、松山より、ゴルフはうまいと思うが、うまいから、勝てるわけではない。人気が、先走った運命にあったため、勘違いをしたところに、いまのジレンマがある。アスリート型ではないし、体もふたまわりも貧弱である。英樹は、181センチ、77キロとタイガーに近い体格である。心技体のバランスでは、世界的選手の標準を超えている逸材と記者は考える。先日、外国特派員クラブで松山の記者会見インタヴューがあり、記者は、メジャーへの意向と今後を訊いた。
すでに、松山は、世界のステージに目標をもって、余念がないことを明白にした。ジャンボ、青木、中島で手が届かなかったメジャーが、松山で現実になることを断言してもいいほど、記者は、自信を持って言っておく。メジャーがとれたから、と大騒ぎする必要はない。それが、メジャーへの第一歩であるからだ。シニアのメジャーは、無名に近い井戸木がとったばかりだ。
遼は、どう見てもゴルフのうまみがあるのだが、田中秀道の後を追っているような気がしてならない。ゴルフは、自信に少しの陰りもあれば、朽ちる。まさに、恐ろしいスポーツである。頭50、体50の相対性のバランスが崩れると、ゴルフの正道が歪み、穴ができてスコアは崩れる。遼は、今、そのスパイラルのなかで、うまさで、予選をくぐりぬけている。秀道とにてはいないか。あの若さで、腰が痛いというのだから、基礎体力がないのだ。松山には、無理がない体に恵まれているのが、強みだ。長続きの出来る全体像が期待できるのだ。
遼の相手と話題になったマクロイ、ファーラはすでに優勝し、第一線にある。ヨーロッパツアーのマテヲマナセーロも実力をつけ、19歳ですでに優勝している。松山の相手は、マスターズで惜敗したカントレーやマテヲだろう。そのあとに、中国の少年、カンが馬力をかけて、追いこんでくる。遼の今後が、気になるのと同時に、松山の活躍が紙面を飾るのも遠い話ではない。若手の群雄割拠の世界のステージだ。それをリードできる第一の選手が、松山英樹である。
後援団体:
全国消費者国民運動連絡協議会
全国オンブズマン連絡会議
国際ゴルフ記者クラブ協会
全国ゴルフ会員の権利を守る弁護士団シンポジューム
全国メデイア報道384社連絡会議
日本時事新聞社
太平洋クラブ被害者の会