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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

季節指数を利用する

2010年08月05日 | 日記
今朝の日経新聞にこんな記事が出ていました。

◎ビール・清涼飲料一斉増産

猛暑による需要増を受けて、サントリーやサッポロビールが飲料の生産量を増やすとのこと。

ほんとに毎日暑い日が続きますが、今日の不況下で明るいニュースですね。



このように、商品サービス特性上「季節指数」がある会社の財務戦略で大切なのは、

◎決算月を戦略的に設定する

ことです。

法人の場合、1~12月まで自由に決算月を決められます。

季節指数がある場合の決算月のセオリーは、

◎売上の上がりやすい月を期首(アタマ)にもってきて、売上の上がりにくい月を決算月(ケツ)
 にもってくる


こうすれば、税金コストを想定の範囲内で計算することができやすくなります。



脱税は絶対許されませんが、税金は痛みの伴うコストですから、想定外の金額になることは
絶対避けなければなりません。


上場企業の場合、約97%が3月決算ですが、中小企業において、天候が暑くなると繁忙期に
入るような会社の場合、7~8月を期首にもってくることは得策ですね。

決算月を変更したいなら、所定の届出書と議事録があればOK。

法務局への登記事項ではありませんので、手続きはシンプルです。



季節指数を利用して、会社のお金を守る。これも財務戦略の一つです。


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