ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

【定点観測】をしよう!

2013年04月02日 | 日記
先日、病院へ検診に行ってきました。

昨年受けた年一回の健康診断で、胆嚢に3ミリのポリープが
あることが判明。


男が40歳を過ぎると、色々健康面で問題が出てきますね…

そこで、経過観察ということで半年後に再検査することに
なりました。

結果は3ミリで変わらず。

お医者さんからも、

「これなら半年に一回も再検査する必要なし。年一回でOK」

と言って頂きました。

8ミリ以上になると、除去した方がよいが、7ミリ以下なら
除去しなくても問題ないとのこと。


健康には自信があったので、ポリープがあることがわかった時
は少し不安でしたが、改めて今回感じたのは、

▼何事も【定点観測】していると安心

ということ。



これは、経営にも当てはまります。

社長は会社の数字を【定点観測】すべし。

ただいくら数字が大切と言っても…

▼流動比率
▼固定比率
▼固定長期適合率
▼総資本経常利益率
▼自己資本比率
▼当座比率
▼総資本回転率

etc.

こうした経営分析の指標を私たち会計事務所が社長に提示することが
あります。

しかし、私は単なる会計事務所の自己満足の世界だと考えています。

経営分析の指標をあまりにこと細かく追いかけても、会社は儲かる
ようにならない。

何より、聞き手の社長自身が無味乾燥的な数字としか
とらえていないのが実態です。



だから、【定点観測】すべき数字は「ベスト3」、
多くても「5つ」までに絞り込んでほしい。

そして、この数字は会社によって異なってきます。

なぜなら、社長自身の経営ビジョンや、その会社の抱える経営課題
によって、大切な数字は変わってくるからです。

例えば、「従業員の物心両面の幸福を追求」という経営目標を掲げる会社
が【定点観測】すべき数字は、

▼一人当り粗利益
▼一人当り人件費(役員報酬除く)
▼総労働時間

です。



また、小売業&卸売業の会社で「キャッシュフロー改善」という経営目標を
掲げるなら、【定点観測】すべきなのは、

▼売上高
▼現金預金
▼在庫高

です。



こうした数字の推移を「毎月」「毎週」「毎日」定点観測していると、
手に取るように自社の経営状況が見えてくる。

今日も社長業を楽しみましょう。


追記  写真は昨年3月の「銀座フォトギャラリー」の宣伝ポスター。
     東京スカイツリーの来場者数は当初の想定を150万人も
     上回るとか。すごいですね。
    

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