ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

さあ、戦闘モード!~ 税理士の使命を考える

2006年02月07日 | 独り言
我々会計事務所が、一年の中で最も忙しい時期に突入した。

12月決算の法人申告、3月決算の法人申告。
そして、個人の確定申告(3月15日まで)。

この時期になると、経営者の皆さんは税金のことを強く意識するようになられる
のもあって、私の経営する会計事務所にはここ最近、連日新規の問合せが
バンバン入ってくる。

そんなこんなで、従来の顧問先はもちろん、新規の顧問先のサポートで、私を
含め、スタッフ全員走り回っている。

完全にうちも戦闘モードに突入!

まあ、この時期の殺人的な(?)忙しさは、税理士の宿命だから、しょうがない。


先日のライブドアショックで、私が個人的に気になるのは、ホリエモンよりも
NO2の宮内氏である。

宮内氏は、ホリエモンが創業したときからの顧問税理士であったそうだ。
その後、上場を提案したのも彼らしい。

そして、今回の一連のシナリオをつくったのも、彼だったそうだ。

こういうことを聞くと、顧問税理士って一体何なのだろうと考えてしまう。

顧問税理士は、昔から中小企業経営者にとって最も身近な経営相談相手と言われて
きた。

ただ、ここ数年、書類作成代行業として低価格路線の会計事務所が多くなって
きた。

しかし、安いだけのサービスではなく、経営相談や経営コンサルティングを求める
ニーズは間違いなく大きく存在する。

うちの事務所の門をたたいて下さるお客様を見ると、いつも実感することだ。

社内のスタッフの問題から、後継者の結婚のことまで、公私にわたり経営者から
色んな相談を受ける。

いつも経営者の懐の中身を見る立場にあるからか、顧問税理士が受ける経営相談
の質は非常に深い。

だからこそ、顧問税理士の使命は、お金のブレーンとして、お客様の健全な
成長発展をサポートすることであるはずだ。

しかし、今回のライブドアの一連の不祥事の先導者に税理士が担っていたことを
思うと、ほんとに残念でしょうがない。

脱税をはじめとする違法行為には毅然とした態度でNOと言う姿勢。

姉歯事件のように、お金がもらえるなら違法行為でも何でもやる的な姿勢とは
完全に一線を引く姿勢。

お金を扱う商売だからこそ、我々税理士はもう一度仕事のスタンスを自問自答
する必要があると感じる今日この頃であった…





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
税理士といっても様々。 (ひらりーまん)
2006-02-07 23:50:55
全くおっしゃるとおりです、顧問税理士さんの存在意義は非常に大きい存在となりつつあります。私は以前LDのCFO宮内氏の信仰者でありその手腕は高く評価していました、だが、、、裏切られた。で我が社を振り返ると、到底、宮内氏や岩佐先生の足元にも及ばない勉強嫌いの顧問税理士さん、、。明日、前回に引き続きセミナー受けさせていただきます。
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ひらりーまんさんへ (岩佐孝彦)
2006-02-08 11:44:55
コメントありがとうございました。

セミナーのご参加、お待ちしておりますので、よろしくお願い致します。

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