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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

自分自身を叩いていく

2012年11月27日 | 日記
先日の日本生命・山口支社セミナーで下関に遠征した際
に「赤間神宮」に参拝してきました。

赤間神宮とは、壇ノ浦の合戦で崩御した「安徳天皇」を祀り、
かつては昭和天皇もお越しになったとのこと。



また、壇ノ浦の合戦で滅亡した「平家一門」の墓があること
でも有名な場所。

7月に続き赤間神宮は今回2回目の参拝でしたが、「平家
物語」の有名な冒頭部分が胸に突き刺さりました。



「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

 おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

 たけき者もついには滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ」


かつて栄華を誇った平家の没落の地が下関。

株価チャートの法則「山高ければ谷深し」が平家物語でも
表現は違えども、見事に描写されています。



赤間神宮がなぜこんな出で立ちなのかも2回目参拝で
理解できました。


それは源氏との戦いで敗北を悟り、死を決した「二位尼
(平清盛の正室)」が幼い安徳天皇を抱きかかえ、入水
しようとしたとき、安徳天皇が「どこへ行くのか?」と
顔を見上げ、尋ねたときに、

「海の下にも都があります。そこへ一緒に行きましょう。」

と言ったことを憐れみ、赤間神宮は“竜宮城”のような造り
になっているとのこと。




他の神社とは全く異なる一種独特の空気がありました。


「盛者必衰のことわり」

があるからこそ、経営が順調に進んでいたとしても、油断は
禁物ですね。

うまくいっているときこそ、重ね重ね調子に乗るなと経営者
は自分自身を叩いていく必要がある。

平家物語から、そんな教訓を肝に銘じさせてくれる、素晴らしい
エネルギーを赤間神宮から得ることができました。

本当に崇高な場所には一回ではなく、二回行って初めてその重み
が心に刻まれるのかもしれません。

ありがとうございます。





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