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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

融資担当者の対応も様々

2009年05月13日 | 独り言
「いやあ、このたびは大変お世話になりまして、ありがとうございました。」

今日は朝一番にお礼の電話をしました。


相手は、わが社と深いパイプでつながっている某金融機関の融資担当者の方です。

クライアントの資金調達の案件で、この金融機関をご紹介したところ、色々
お取り計らいを頂き、昨夜はこのクライアントの社長ご夫妻が交互にお電話に
出られ、私にお礼のお言葉を頂戴しました。

これもひとえに、この融資担当者のお蔭でいうことで電話をさせて頂きました。


まだ、30歳そこそこの若い方ですが、地域の中小企業を支援するという
ピュアな使命感を持った、将来有望な銀行員の方です。



今ビジネス書で大変売れているのが、

★社長さん! 銀行員の言うことをハイハイ聞いていたら、
 あなたの会社潰されますよ!

という本です。

元銀行員の篠崎啓嗣先生の著書(すばる舎リンゲージ)で、金融機関と対等に
渡り合うためのツボが書かれた大変素晴らしい書籍です。

 
私も最近、他の金融機関の融資担当者に抗議の電話をしました。

クライアントの条件変更の件に関し、メインバンクとしてスピーディーな誠意
ある対応をして頂けず、そのクライアントからSOSのお電話を私のところに
頂いたからです。


ほんとはこんな電話ではなく、今朝のようなお礼の電話がいいんですけど…

これも今日の不況を反映していますね。


昨年11月に金融庁から新たな指針が発表になりました。

その内容は、以下のように中小企業にとって心強いものでした。


★今後は、経営改善の見込みがあれば、金融機関の評価において
 不良債権にならない

★中小企業は大企業と違って「経営改善計画」を作るのが困難であるため、
 計画を作っていない場合でも、今後の経営改善の見通しがあれば、
 計画がある場合と同様に取り扱う


これにより、以前と比べて格段に条件変更、いわゆるリスケジュールが
しやすくなった環境が整いました。


私は、

「この金融検査マニュアルの内容に基づいて、おたくはちゃんと誠意ある対応
 をしようとしているのですか?

 金融機関として、地域の中小企業を支援するという使命を持って仕事を
 しているんですか?

 経営改善計画もかなり以前に提出していますよ。

 他行に出来て、何故メインバンクであるおたくが出来ないんですか?」

と一喝!

すると、先方の担当者もあわてて、ようやく重い腰を上げて頂けるようになった
ということが先日もありました。


この不況下で、各金融機関も健全性を保つため自己資本比率の問題など
大変です。

大変なのはお互い様ですから、銀行の事情も察するものがあります。

ただ中小企業の経営者も生き残りを賭けて戦っています。

経営者の皆さん、不透明なご時勢ですが、お互い頑張っていきましょう!



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