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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

「お客様は神様です」というけれど…

2012年05月02日 | 日記
「景気に明るさも見え始めてきた今、どんな手を
 打っていますか?」

日経BP社発行の『日経トップリーダー5月号』
の経営者アンケートで上記の項目がありました。

この質問に対して、

「下請けからの脱皮」

という回答がありました。


今だからこそ打つべき手というより、従来から
宿命的に多くの中小企業が抱える経営課題のような
気がします。


やはり下請け構造からの脱皮は大切ですね。


「お客様は神様」という言葉があります。

ただ何事も色んな側面があるように、あらゆる顧客
が神様かというと、そうとは言えないですね。


手間だけかかって売上にもつながらず、会社にとって
よくない顧客との関係を続けていると、会社全体の
マインドが下がってきます。

そして、全てのエネルギーを会社をダメにする顧客に
吸い取られてしまう。



ただ中小企業にとって今日のような厳しい市場環境に
なると、目先の売上減を恐れ、会社をダメにする顧客
といつまでも取引せざるを得ない状況に陥る。

その結果、負のスパイラルが生じてしまう。

このような事態は何としても阻止せねばなりませんね。



会社をダメにする顧客からの売上は全体から見れば、
微々たるもので、トータル的にみればマイナス面が多い。


短期的にみて、たとえ売上が落ちても、最終的には顧客
の質をよくして、長続きできるパートナーとの関係を
大切にしていく。

このような決断を経営者自身ができるかどうかです。



しかし、誤解してはいけませんね。

自社の商品サービスレベルの質を向上させ、パートナー
としての顧客との関係を良好にできる体制をつくって
いることが大前提です。

これなしに嫌な顧客との関係を断ち切るというのは、
本末転倒です。



ゴールデンウイーク中ということもあり、お休みの会社
も多いようです。

ただこういう時期はチャンスです。

人が遊んでいて世間が止まっている時こそ、経営者自身が
日常業務に追われず、今後の自社の経営体制をじっくり
“考える”のに絶好の機会です。

本質的に会社のことを考えることができるのは、社長しか
いませんから。



GWをお互い有効に過ごしましょう!



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