教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしまから岩国市・和木町・山口県教育委員会への抗議文です。
日本国憲法と民主主義の理念に反する育鵬社版歴史教科書の採択に強く抗議する
岩国市教育委員会が、2025年度から管内市立中学校において4年間使用する中学校歴史教科書に育鵬社版を採択したことにつき、この教科書の問題点を具体的に列挙して根拠を示し、採択に抗議する。とりわけ、近代史についての育鵬社版歴史教科書の問題点を以下に示す。
・忠君愛国の説明がなく教育勅語を肯定している。
・南京事件と記述し、虐殺を否定する記述。
・戦前のプロパガンダ「大東亜戦争は自存自衛のため」を無批判的に記述している。
・戦時下の植民地支配の説明がわずか2行しかない。
・「天皇の聖断で戦争が終わった」と一方的な見解を押し付けている。
・日本国憲法はGHQの一方的な押し付けと主張する記述となっている。
・沖縄の基地問題の記述がない。
・アジア太平洋戦争に関わるアジア諸国への戦後補償についての記述がない。
以上のように例示しただけでも育鵬社版歴史教科書は、日本国憲法及び民主主義の理念に反する歪んだ歴史認識を育てる教科書であることがわかる。このことを理解している教育委員会なら、育鵬社版歴史教科書を採択できないはずである。教育委員会が生徒に、日本の侵略戦争の事実を否定し、国際問題の平和的な解決を軽視するような教科書による学習を強いることは、生徒に間違った歴史認識を育てるので、生徒にとっても日本の将来にとっても重大な問題である。国際社会から厳しい批判を受けても、その理由を理解できない市民を育てるからである。
私たちは岩国市教育委員会が、教科書採択において生徒の学習権を保障する立場に立ち、このような問題の多い教科書からより適切な教科書に変更することを要望する。
私たちは、岩国市教育委員会の今回の育鵬社版歴史教科書の採択に対し強く抗議するとともに、改めて採択をやり直し、育鵬社版歴史教科書を採択しないよう求める。
日本国憲法と民主主義の理念に反する育鵬社版歴史教科書の採択に強く抗議する
岩国市教育委員会が、2025年度から管内市立中学校において4年間使用する中学校歴史教科書に育鵬社版を採択したことにつき、この教科書の問題点を具体的に列挙して根拠を示し、採択に抗議する。とりわけ、近代史についての育鵬社版歴史教科書の問題点を以下に示す。
・忠君愛国の説明がなく教育勅語を肯定している。
・南京事件と記述し、虐殺を否定する記述。
・戦前のプロパガンダ「大東亜戦争は自存自衛のため」を無批判的に記述している。
・戦時下の植民地支配の説明がわずか2行しかない。
・「天皇の聖断で戦争が終わった」と一方的な見解を押し付けている。
・日本国憲法はGHQの一方的な押し付けと主張する記述となっている。
・沖縄の基地問題の記述がない。
・アジア太平洋戦争に関わるアジア諸国への戦後補償についての記述がない。
以上のように例示しただけでも育鵬社版歴史教科書は、日本国憲法及び民主主義の理念に反する歪んだ歴史認識を育てる教科書であることがわかる。このことを理解している教育委員会なら、育鵬社版歴史教科書を採択できないはずである。教育委員会が生徒に、日本の侵略戦争の事実を否定し、国際問題の平和的な解決を軽視するような教科書による学習を強いることは、生徒に間違った歴史認識を育てるので、生徒にとっても日本の将来にとっても重大な問題である。国際社会から厳しい批判を受けても、その理由を理解できない市民を育てるからである。
私たちは岩国市教育委員会が、教科書採択において生徒の学習権を保障する立場に立ち、このような問題の多い教科書からより適切な教科書に変更することを要望する。
私たちは、岩国市教育委員会の今回の育鵬社版歴史教科書の採択に対し強く抗議するとともに、改めて採択をやり直し、育鵬社版歴史教科書を採択しないよう求める。