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教科書全国集会2023~小学校教科書採択に向けて~
琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書
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■日時 6月3日(土)14:00(開場13:30)
■場所 エルおおさか 本館6階大会議室
(大阪メトロ「天満橋」、京阪「天満橋」)
■講演 北上田毅さん(沖縄から来阪)
■報告 小学校教科書の内容
採択制度の民主化に向けて
藤井寺市での教科書汚職事件
■資料代 800円(学生、しょうがい者無料)
■オンライン希望者は添付のQRコードから申し込んでください。
(5月31日までに)
■主催 「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
iga@mue.biglobe.ne.jp
■呼びかけ
□「愛国心教育」の道具にされる小学校教科書
今年の夏に採択される小学校教科書の検定結果が出ました。
道徳では、教育出版2年生の「私の町のあんこやさん」という教材のテーマが、「ちいきのよさに気づく」から「国やちいきのよさに気づく」に変えられ、本文では「これからも日本のあじをつたえていきたいね」が付け加えられました。また、日本文教6年生の姫路城の修復を取りあげた教材では、「木組みの技術」が「日本古来のすぐれた木組みの技術」に変えられました。
「あんこ」は東アジア共通の食品です。「木組みの技術」は仏教の伝来とともに、中国・朝鮮を経て伝わった寺院建築の技術であり、いずれも日本独自のものではありません。子どもたちが学ぶべきは、視野の狭い「日本すごい!」ではなく、国際理解と多文化共生の大切さではないでしょうか。
社会科では、北方領土・竹島・尖閣諸島は、すべて「日本固有の領土」と記述されました。これらの領土問題は日本の侵略戦争と深く関わっています。したがって、歴史的背景と相手国側の主張も教えてこそ、領土問題の平和的解決を考える力を養うことができます。文科省の領土教育は相手国への憎しみを煽ることにしかならず、好戦的な国民を育成する危険な教育です。
日本文教6年生では、自衛隊のイラク派兵(2004年)の写真のキャンプションが、「はじめて実際の戦闘地域に派遣された自衛隊」から「イラクで活動する自衛隊」に書きかえさせられました。イラク派兵は激しい戦地への派遣で、帰国後PTSDを病んで、幹部も含め29名もの自衛官が自殺するような悲惨な結果となりました。それを隠ぺいし、あたかも平和的なボランティア活動だったかのように、子どもたちがイメージするように文科省は誘導したのです。
□琉球弧(南西諸島)の軍事要塞化を企む岸田政権
このような「愛国心」の刷り込みの背景にあるのが、岸田政権の軍拡と増税政策です。岸田政権はウクライナ戦争をきっかけとした国民の不安感を利用して、「敵基地攻撃能力」を持つために軍事費をGDPの2%(5年間で43億円)に上げるとしました。そのための大増税ももくろんでいます。すでに沖縄や奄美などの南西諸島では、自衛隊のミサイル基地建設が着々と進められています。日本は「新たな戦前」=「戦争準備の開始」に踏み込みつつあるのです。
アメリカは「台湾海峡有事」に備えて沖縄の米軍基地を強化しています。岸田政権はアメリカに全面協力し、沖縄県の反対を無視し、辺野古の海の埋め立てを強行しています。今回、講師としてお呼びした北上田毅さんは辺野古の海底がマヨネーズのようにゆるく、埋め立てるには無理があることを明らかにして、反対運動の先頭に立ってこられた方です。講演では、辺野古の最新の状況と、南西諸島の軍事要塞化の実態についてお話していただきます。
□「平和・人権・共生」を大切にした教科書の採択を!
戦争をするためには「お国のために命を捨てる覚悟」を持った国民を大量に育成しなければなりません。「愛国心教育」が不可欠なのです。安倍政権が進めた侵略戦争の歴史の抹殺と、道徳の教科化。私たちはそれに立ち向かい、2020年には大阪市、東大阪市などで育鵬社中学校教科書の採択を阻止しました。藤井寺市では大日本図書と癒着した元校長らによる不正採択が明らかになり、採択のやり直しがおこなわれました。これらは市民の教科書運動の成果です。
市民アンケート、採択会議の傍聴など、今年もぜひいっしょに取り組んでください!
教科書全国集会2023~小学校教科書採択に向けて~
琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書
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■日時 6月3日(土)14:00(開場13:30)
■場所 エルおおさか 本館6階大会議室
(大阪メトロ「天満橋」、京阪「天満橋」)
■講演 北上田毅さん(沖縄から来阪)
■報告 小学校教科書の内容
採択制度の民主化に向けて
藤井寺市での教科書汚職事件
■資料代 800円(学生、しょうがい者無料)
■オンライン希望者は添付のQRコードから申し込んでください。
(5月31日までに)
■主催 「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
iga@mue.biglobe.ne.jp
■呼びかけ
□「愛国心教育」の道具にされる小学校教科書
今年の夏に採択される小学校教科書の検定結果が出ました。
道徳では、教育出版2年生の「私の町のあんこやさん」という教材のテーマが、「ちいきのよさに気づく」から「国やちいきのよさに気づく」に変えられ、本文では「これからも日本のあじをつたえていきたいね」が付け加えられました。また、日本文教6年生の姫路城の修復を取りあげた教材では、「木組みの技術」が「日本古来のすぐれた木組みの技術」に変えられました。
「あんこ」は東アジア共通の食品です。「木組みの技術」は仏教の伝来とともに、中国・朝鮮を経て伝わった寺院建築の技術であり、いずれも日本独自のものではありません。子どもたちが学ぶべきは、視野の狭い「日本すごい!」ではなく、国際理解と多文化共生の大切さではないでしょうか。
社会科では、北方領土・竹島・尖閣諸島は、すべて「日本固有の領土」と記述されました。これらの領土問題は日本の侵略戦争と深く関わっています。したがって、歴史的背景と相手国側の主張も教えてこそ、領土問題の平和的解決を考える力を養うことができます。文科省の領土教育は相手国への憎しみを煽ることにしかならず、好戦的な国民を育成する危険な教育です。
日本文教6年生では、自衛隊のイラク派兵(2004年)の写真のキャンプションが、「はじめて実際の戦闘地域に派遣された自衛隊」から「イラクで活動する自衛隊」に書きかえさせられました。イラク派兵は激しい戦地への派遣で、帰国後PTSDを病んで、幹部も含め29名もの自衛官が自殺するような悲惨な結果となりました。それを隠ぺいし、あたかも平和的なボランティア活動だったかのように、子どもたちがイメージするように文科省は誘導したのです。
□琉球弧(南西諸島)の軍事要塞化を企む岸田政権
このような「愛国心」の刷り込みの背景にあるのが、岸田政権の軍拡と増税政策です。岸田政権はウクライナ戦争をきっかけとした国民の不安感を利用して、「敵基地攻撃能力」を持つために軍事費をGDPの2%(5年間で43億円)に上げるとしました。そのための大増税ももくろんでいます。すでに沖縄や奄美などの南西諸島では、自衛隊のミサイル基地建設が着々と進められています。日本は「新たな戦前」=「戦争準備の開始」に踏み込みつつあるのです。
アメリカは「台湾海峡有事」に備えて沖縄の米軍基地を強化しています。岸田政権はアメリカに全面協力し、沖縄県の反対を無視し、辺野古の海の埋め立てを強行しています。今回、講師としてお呼びした北上田毅さんは辺野古の海底がマヨネーズのようにゆるく、埋め立てるには無理があることを明らかにして、反対運動の先頭に立ってこられた方です。講演では、辺野古の最新の状況と、南西諸島の軍事要塞化の実態についてお話していただきます。
□「平和・人権・共生」を大切にした教科書の採択を!
戦争をするためには「お国のために命を捨てる覚悟」を持った国民を大量に育成しなければなりません。「愛国心教育」が不可欠なのです。安倍政権が進めた侵略戦争の歴史の抹殺と、道徳の教科化。私たちはそれに立ち向かい、2020年には大阪市、東大阪市などで育鵬社中学校教科書の採択を阻止しました。藤井寺市では大日本図書と癒着した元校長らによる不正採択が明らかになり、採択のやり直しがおこなわれました。これらは市民の教科書運動の成果です。
市民アンケート、採択会議の傍聴など、今年もぜひいっしょに取り組んでください!