8月7日、子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会では、84団体の賛同を得て大阪市教委に抗議行動をおこないました。マスコミでも取り上げられ、批判の声も強まってきていますが、吉村市長はツイッターで、教員バッシングを強め、あくまでも具体化しようとしています。
9月に予定されてい総合教育会議を視野に大阪市議会への働きかけや大阪市教委交渉を準備しています。
さらには、文科省へも働きかけたいと思っています。
文科省に大阪市の問題について問い合わせたところ、全国学力テストは毎年実施要項が作られるので、そこに一定の歯止めが記入されれば、吉村市長のようなことはできなくなるとのことでした。数年前に大阪府の松井知事が学テの結果を高校入試の内申書に入れる方針を打ち出し、文科省は批判しましたが府教委は強行しました。しかしそのようなことへの禁止事項が実施要項に書かれたので、次の年からはできなくなったということもありました。
そこで、文科省へのパブコメ活動を呼びかけたいと思います。
文科省にはパブコメを受けつけるページがあります。
文科省HP
http://www.mext.go.jp/mail/index.html
から入り「全国的な学力調査に関すること」に進んでください。
「御意見・御希望」欄と「御質問」欄がありますので、どちらかまたは両方に書いてください。
「御意見・御希望」欄に書くと回答はないのですが、「御質問」欄ならのちほどHPにそれへの回答が書かれるそうです。そのため「御質問」欄に一定の意見を書いて最後に「文科省は実施要項ではっきり大阪市のような学テ結果の使用を禁止するつもりがあるのか?」とか「どう対処するつもりなのか?」とか質問形式で出してもらうのがいいのではないかと思います。もちろん「御意見・御希望」欄にしっかり書いて、質問は質問で「御質問」欄に書いていただくのもいいと思います。とにかくたくさん出すことが大切ですので、ぜひご協力をお願いいたします。
そもそも文科省が全国悉皆調査をして結果を公表していることが無用の競争を生んでいるという原則的な批判も必要だと思います。1960年代の全国学テの悲惨な結果を経験している方はそのこともぜひ書いてください。すでにある県では大阪市のことを知って、自分の県でも検討したらどうかというような声が一部の政治家から上がっているそうです。全国に悪い影響を与えないためにもよろしくお願いいたします。