塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekdayの麺処巡り がんこ八代目で塩のコッテリ

2008-01-24 15:51:09 | 拉麺_08
 本日は、午後から打ち合わせで某所へ出かけ、程良く終了した
ので、末広町のがんこ八代目に立ち寄り、正統派がんこの塩を頂
いた。
 がんこ一条流の中では、これまで一番多く伺っている店が八代
目である。ここの塩、オーソドックスであるものの、実に奥が深
い。この味に惚れたお弟子さんの店(八代目直系)も現在3店舗
あり、それぞれ北沢邦男八代目店主の味を継承されている。この
4店舗を順繰りに巡ってみるのも乙なものだ。
 平日の中途半端な時間に訪れたものだから、北沢店主も驚いた
ようで、“仕事、さぼりかい”などとおっしゃる。ま、そこはスス
ーと流して、塩紫蘇800円をコッテリで頂いてみる。このメニュ
ー、券売機にはそのボタンはない。まあ、裏メニューとなるのだ
ろう。それでも誰でもオーダーすれば、快く作って頂ける一品だ。
 コッテリとは豚の背脂で、これを入れると爽快でシャープな塩
味に脂が混ざり合い、見事な濃厚ハーモニーとなって旨い塩味に
変化した拉麺に生まれ変わる。
 オッ、今回は手作り賄い雲呑を3つほど入れていただいた。あ
りがたい。こんな風のきつくて寒い日は、塩のコッテリで大満足。

「街を巡る」鴎外の散歩道「大椎」

2008-01-24 06:40:44 | 街を巡る
 大寒波到来、1月13日、この日の朝は非常に寒い。風も
時折強く吹き、風の鳴る音が耳に届く。昼に伺う麺処があり、
それまでの時間、街巡りをした。今回は、森鴎外の散歩道と
呼ばれている道程をそぞろ歩きした。
 JR日暮里駅で下車し、御殿坂を上り谷中方面へ。坂道を登
り切り、少し下りかけた右側に延命院のエントランスがある。
“ゆうやけだんだん”の手前にあるので、ここを訪れた方は
ほとんど、目が“だんだん”に行っているので、この延命院
を見過ごしているのだろうな。いや、寺があること自体判ら
ないかもしれない。それというのも、あまりにもこの“だん
だん“が有名であるからだろうナ。
 しかし、少しの時間でよいから延命院を覗いてみたい。門
前を少し入ってみると、右側に大きな老木が出迎えてくれる。
これが、延命院の「大椎」(おおしい)である。
 天保7年(1836)の「江戸名所図絵」巻5「日暮里惣図」
に、この椎の全容が描かれているという。平成9年では5.5
mあった巨樹が、平成14年(2002)5月には幹内部の腐朽
が原因で南側にかかっていた大枝が崩落。鉄柱で支えられて
いる姿がイタイタしかった。
 現在、樹齢600年を越えているという東京都指定天然記念
物である。大切にしたい。
(荒川区西日暮里3丁目15番地辺り)