☆♪☆ 鉄のみゅーじしゃん ☆♪☆

作編曲家・ギタリスト塩塚博のブログ。
近年は駅メロディの作曲で知られています。

京急駅メロCDの情報です

2009年02月26日 16時17分42秒 | 制作した楽曲・本などの情報
いよいよ3月18日にユニバーサルからCD「京急駅メロディー-オリジナル-」が
発売となります。



これは雑誌「鉄道ファン」に掲載される広告の草稿ですが、
CDのジャケットもこの赤い電車の写真をあしらったものとなります。

収録内容は、駅で使われている音楽のオリジナル音源34トラック、
言うまでもなく、「赤い電車」以外のすべてが僕の編曲制作です。
それに、ドレミファ・インバータ音、走行音、自動放送アナウンスなど。
これだけ入ってなんと!!1500円というお買い得です。

そして、鉄ちゃん垂涎のお宝グッズが抽選で当たるキャンペーンがあります。
CDに封入された応募券を送ると、抽選で、
京急の実際の車輌で使われていたグッズ、例えば手すり、吊り輪、
ロール式の行き先表示(現在はデジタル表示に切り替わった為姿を消している)
などの、おいしい賞品が当たります。わくわくしますね。

雑誌などのマスコミにも情報や広告が出ます。
専門誌「鉄道ファン」「鉄道ダイヤ情報」「鉄道ジャーナル」。
音楽雑誌「ワッツイン」「CDジャーナル」。
この他にもいくつか載ることになると思います。
「CDジャーナル」誌は昨日、スイッチの小川社長とインタビュー取材を受けました。
3/20発売の号、「特捜野郎Aチーム」のコーナーに掲載されます。
京急駅メロのことは勿論、JRの駅メロのことや、
これまでの駅メロの歴史、僕の歴史、今後の展望など、
いろいろ、熱く!!語っております。
ありがたいことにスペースもかなり割いていただけるようなので、
ぜひ、楽しみにしてて下さい。

雑誌では、もうひとつ先日取材を受けました。
「M-Bug」という、フリーペーパーというかフリーマガジン。無料です。
マスコミで働く為の専門学校の学生が、実地研修を兼ねて編集発行しているもので、
渋谷・新宿のCDショップやライブハウスなどに置いてあります。
今話題のミュージシャン達が沢山本音を語っている、ある意味注目の雑誌です。
取材中のひとコマ。



このM-Bugは3/10頃発行の予定です。ホームページは
http://www.m-bug.net/

この他、ラジオ・FM番組でもとりあげていただき、出演も可能性があります。
これらは決定次第またここでお知らせしていきます。

CD発売のイベントも、小規模なものになるかも知れませんが
開催する方向です。

なにせ、この京急駅メロのCD、ぜひともヒットしてほしいですし、
できるだけ沢山の人に知ってほしいし聴いていただきたいと思います。
このブログをご覧の皆様、よろしかったらぜひご協力を、
よろしくお願いします。
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今、J-Kin'(税金)を

2009年02月23日 23時46分23秒 | インポート
やってます。

青色申告なので、毎年克明な帳簿を作ってますが、明日にはフィニッシュの予定です。

新ネタの更新は、ちょっと待ってね。(by寛太・寛大)←何年か前に死亡により活動休止。

おっ!!今日は、短いなー。

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ザ・スパイダーズ(スパイダース)のこと

2009年02月20日 01時02分06秒 | 好きなアーティスト
プロフィールの欄にも、これまでのブログ記事の中にもありますが、
僕にとって最初(にして最大)の憧れのミュージシャンは、
田辺昭知とザ・スパイダーズ。



1967年、テレビでは黄色い歓声の飛び交う「グループサウンズ」がブームでした。
その中でも、バツグンの音楽性と演奏力を持ち、
またバツグンに芸達者で楽しいエンターテイナー軍団として
他のグループとは別格の魅力を放っていたのが、スパイダーズ。

当時小学生だった僕は、毎日学校から帰ると、新聞のテレビ欄を見て
スパイダーズの出ている番組をまずチェックする、そんな毎日でした。
彼らのレギュラー番組「歌うバラエティー」「ゴー!ゴー!ゴー!」「トップバラエティ」や
「ザ・ヒットパレード」「天使と野郎ども」はもちろんしっかり見ていましたし、
ゲスト出演する「若さで歌おうヤァ!ヤァ!ヤング」「ジャポップス・トップ10」
「エキサイトショー」「九ちゃん!!」「歌謡曲ベストテン」などの番組も
テレビにかじりついて見ていました。

当時まだ小学生だったので、コンサートやライブ(ジャズ喫茶)でナマでは
見ていないのが悔しいですが、テレビ・ラジオそしてレコードは
出来る限りチェックしていました。



当時月500円の小遣いで必死に集めたスパイダーズのシングル盤やLP。
何枚か紛失してしまいましたが、今でも僕の宝物です。
もちろん、のちにCDになって世に出たものも、内容の重複しない限り全部持っています。

スパイダーズのメンバーは、皆さんご存知と思いますが、一応書いておきます。
一番上の写真の左から、
加藤充さん/ベース
大野克夫さん/オルガン、スチールギター、エレクトリックピアノ、グロッケンなどなど
かまやつひろしさん(ムッシュ)/ギター、ボーカル
田辺昭知さん/ドラム、バンドリーダー
堺正章さん/ボーカル、メインMC
井上孝之さん(のちに堯之と改名)/リードギター、ボーカル
井上順さん/ボーカル、MC

ちなみに、正式には「スパイダース」を名乗った彼らをなぜ「スパイダーズ」と標記するのかと言うと、
Spidersをちゃんと英語として発音するとスパイダーズであり、
英語に堪能なメンバーが多かった彼らは、現役中から自分達のことを
「スパイダーズ」と呼んでいました。
特にグループのスポークスマンである堺正章さんと大野克夫さんは
必ずそう言っていたので、僕もそれにならってスパイダーズとしています。

スパイダーズで最初に僕を魅了したのはリーダー田辺さんのドラム。
カッコよくてドライブのかかった、男らしいドラムに魅了されましたが、
そのうち僕の興味はグループの音楽を組み立てている3人、
すなわち、ムッシュと大野さんと孝之さん、にシフトしていきました。

まず、ムッシュはスパイダーズのオリジナル曲の大半を作曲しているクリエイター。
「フリフリ」「なんとなくなんとなく」「バンバンバン」「あの時君は若かった」「真珠の涙」
名曲、いっぱい作っています。
のみならず、グループのファッションリーダー、振付師としても重要な貢献をし、
歌を歌わせれば、流暢な英語の発音と日本人離れしたフィーリングで
洋楽曲、特にR&B系の曲をカッコよく歌いまくり、
ギター弾かせりゃ、普段はリズムギター弾いているけど
時々破壊的でパンキッシュなギターソロで圧倒してくれました。

大野さんは、オルガンやスチールギターで目にも止まらぬすごい速弾き、
それもいたずらに速い訳でなく、ブルージーで思いきりロックした
カッコいいフレーズを速弾きしてくれる。
当時GS界だけでなくジャズプレイヤーも含めて、
あんなにカッコいいオルガンを弾いていた人はいないと思います。
ジャズ誌「スイングジャーナル」の人気投票でも1位か2位に入っていたほど。
大野さんのすごい所は、スパイダーズのコンサートマスターとして
グループのアンサンブル、アレンジを担当しており、
他のグループとは明らかに一線を画する、練りこまれたアンサンブルは
大野さんの力による所が大きかったのですね。
その鉄壁のアンサンブルの間をぬって、大野さんや孝之さんのアドリブプレイが炸裂し、
時にはムッシュも加わって、実にスリリングで、
ある意味ジャズ的とも言える高度なアンサンブルを実現していました。
大野さんはスパイダーズ以降、井上堯之バンドのキーボードとして、
また作編曲家として一連の沢田研二さんのヒット曲や「居酒屋」などの作編曲、
「太陽にほえろ!!」をはじめとするサウンドトラックの世界でも
大活躍されているのは言うまでもありません。

孝之さんは、僕にとってギターヒーローです。
解散後PYGそして井上堯之バンドでもブルージーなギターを聴かせてくれましたが、
僕が好きなのはやはりスパイダーズの全盛期、1967-68年の孝之さん。
この頃の彼はフェンダー社のテレキャスターカスタムがメインギター。
他にリッケンバッカーやヤマハのセミアコなども弾いていましたが、
レコーディングではほぼテレキャスターだったようです。
Voice社のギターアンプとのコンビで搾り出す、太くて甘くて男らしく、
サステインの短い、歯切れのよいサウンド。
大胆にブルーノートを駆使して、ホンモノのブルースフィーリング・ロックフィーリングを
なみなみとたたえた、絶妙のシブいフレージング・・今でも、世界一だ!!と思います。
事実、当時あまりにもそのサウンドが魅力的だったので
孝之さんのテレキャスターカスタムは何度も盗難に会い、
5-6本買い換えた時点で精根尽きて次のギター(モズライトのモブロー)に
持ち替えた、というほどです。
僕自身もエレキギターは何本も持っていますが、仕事で使うメインギターは
テレキャスターカスタム(と、グレッチのダブルアニバーサリー)。
そのココロは言うまでもなく、井上孝之さんのようにギターを弾きたい、
孝之さんのようなサウンドを出したい、というのが僕がギターを弾く時の
メインテーマでありメインモチベーションなのです。今でも、そうです。

というわけで、ギター弾きとしては孝之さんなくして塩塚なし、
作編曲家としては、大野さんとムッシュなくして塩塚なし。
このお三方は僕にとって憧れを通り越して「神」のような存在です。

お三方のうち、大野さんとムッシュとは個人的にお目にかかることができました。
大野さんは、僕がCM音楽制作会社を辞めて作編曲で行きたいと思っていた時に、
「デモテープ聴いたよ。イケるじゃない。僕が応援するよ」と励ましていただき、
なんと、暫くの間お仕事の助手までさせていただいた、大恩人です。
ムッシュも、たまたまビクターのディレクターの方にご紹介をいただき、
六本木の事務所で2回ほど長々とお話をさせていただいて、大感激でした。

井上孝之さんとはまだちゃんとお会いしたことがありません。
僕のギターヒーローとして、憧れのミュージシャンとして、
ぜひ一度お会いしてお話が伺えたら、本当に幸いです。
それを実現できないうちは、死ねません。

忘れてはいけませんが、堺正章さんも、井上順さんも、
もちろん田辺さんも、ベースの加藤さんも、みんな、憧れの人です。
順さんのコンサートにも行っていますし、
「ソン・フィントル」「堺正章・井上順ジョイントコンサート」にも勿論行っています。

それにしても、堺さん順さんは言うまでなく、
田辺さんは「田辺エージェンシー」社長として、
ムッシュも現役ミュージシャンとして、
孝之さんも大野さんも作曲家、ミュージシャンとして、現役バリバリ。
今更ながら、スパイダーズはホントにすごいバンドでした。
そんなスパイダーズに最初に音楽の洗礼を受けたのは
ものすごくラッキーでしたし、これは運命的な出会いだったのかも知れません。

今日は、久しぶりに長~い記事になってしまいまして、すいません。
スパイダーズに関しては、またいずれ続編を書きたいと思います。

明日21日は駒沢大学「メルカート」でライブやっています。
よろしかったら遊びに来て下さいね。
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フルヴェンの、ブラ4。

2009年02月16日 00時11分28秒 | クラシック音楽
前回12月に、ドヴォルザークの交響曲第8番、通称ドヴォ8の、
ジュリーニが指揮したものにハマッているという記事を書きました。

年が明けてからは、ブラームスの交響曲第4番、ブラ4にハマッています。
曲自体は前から好きでしたが、何か大きな力に吸い寄せられるように、
ブラ4ワールドへといざなわれてしまいました。

ブラームスの4番、とっても、とっても、いい曲です。
ベートーベンの5番や9番、モーツァルトの40番ほどのポピュラリティはないけど、
美しくもの悲しいメロディが聴く者の琴線を掴んでかきむしる、
ブラームス全作品の中でも、そして交響曲という広いジャンルの中でも
ひときわ輝きを放つ、名曲です。

僕は、クラシックで、気に入った楽曲に出会うと、必ず
違う演奏家や指揮者のCDを何枚か買い求めて、
同じ曲のいろいろな解釈や脚色を楽しんでいます。
これまでにも、同じ曲のCDを10枚以上揃えたことが何度かありますが、
この「ブラ4」も、いつのまにか、集めも集めたり、14枚。



上・左から、クライバー81年、クライバーDVD96年、
ワルター59年、バルビローリ67年、ヴァント97年、
2段目、すべてフルトヴェングラー、43年、48年、49年、50年
3段目、チェリビダッケ86年、アバド91年、ベーム75年
最前列、ジュリーニ89年、69年。



まずはわが親愛なるマエストロ・ジュリーニの指揮した作品。
マエストロならではの、美しくてやさしく、歌心あふれる味わい深い演奏。
冒頭の第一音が「無」の世界からゆっくりとやさしく登場してくる。
テンポは例によって遅めだが、これはこれで「あり」。
69年と89年のものを比べたら、円熟、味わい、録音のよさで
やはり89年のものが軍配。だけど、69年のものも悪くないです。



続いて、伝説のマエストロ、フルトヴェングラー。
先生は1954年に亡くなっているので、残された録音はすべてモノラル、
音質も現在の尺度で言えば劣悪であることは覚悟しなければいけない。
だけどそんな録音でも、フルヴェンのみずみずしくドラマティックな演出と
楽曲へのこだわり・愛情は、時代を超えて聴く者を魅了し続けます。
43年、48年、49年、50年の4種揃えた中で、僕が一番好きなのは48年10/24のもの。
音質は悪いけれど、ダイナミクスが奇跡的にリアルな状態で聴ける。
第一音は完全な「無」の彼方から、長ーい時間をかけて幻のごとく浮かび上がってくる。
この深遠なサウンドにいきなりノックアウトをくらう。
要所要所でこれでもかという程のクレッシェンドがドンズバでやってくる。
テンポ運び・緩急も激しく、でも効果的に自在に動く。
結果、どのバージョンよりも抒情的な演奏となり、聴く者は魂の底から揺さぶられる。
興奮する。そして打ちのめされる。



フルヴェンの世界を知ってしまうと、
カラヤンもベームも、ワルターも、そして世間で何故か絶賛されるクライバーも、
淡々と、ヘタするとそっけなく演奏しているように聴こえてしまいます。
(クライバーは81年録音のCDよりも96年のライブDVDの方がいいと思う。)
ジュリーニ以外で僕がこれはいい!!と思うのはまず、
86年のチェリビダッケの日本公演のライブ(右)。
チェリさんは、やると決めた曲に対しては徹底的にこだわり、
自分の思いの丈をすべてぶつけてくる。
オケの団員はかなりしんどいと思うけど、結果としては
ピーンと緊張感の張り詰めた、透徹して隙のない、すごい演奏になる。
チェリさんはフルヴェンの弟子で、若い頃フルヴェンのもとで修行したから、
その意味では現代にフルヴェンを蘇らせた人かも知れない。

でも、もっとフルヴェンの精神を現代のスペックの中で再現してくれたのは、
91年のクラウディオ・アバド指揮のベルリンフィル。(左)
フルヴェン以外の盤の中では第一音が最も長く(ジュリーニより長い)、
テンポやダイナミクスの操り方もとことん気合が入っており、
録音も素晴らしく、これは超オススメ。
アバド自身はフルヴェンをけっして意識したわけではないと思うけれど、
この曲の演奏のいわば王道を、てらわず堂々と清々しく見せてくれたと思います。
ありがとう、クラウディオ。

そんなわけで、僕は毎日この曲を必ず最低二者のバージョンで楽しんでいます。
時間がない時は第1楽章だけでも聴いちゃいます。

皆さん、ブラ4はホントにいい曲ですよ。
これを知らずに死んでしまったら、あまりにももったいないです。
よかったらぜひ聴いてみて下さい。

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今日は、ライブやってます。

2009年02月12日 13時08分41秒 | ライブ出演情報
僕のメインユニット「トリコロール」のライブ、
駒沢大学「メルカート」で、
お陰さまでとても楽しく、ファミリーな感じでやらせていただいています。
2月は、今日12木曜と、21土曜、の2回です。
スタートは20時半で2ステージ。ミュージックチャージは1000円です。
ホットペッパーグルメのページはここ。
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000711548.html
ワイン居酒屋「メルカート」
世田谷区上馬4-5-5 パストラーレ駒沢3F
TEL/03(3487)3636

スクラッチの美鈴ちゃんとのライブは
2/14土曜日、南林間「ハイダウェイ」。
ハイダウェイHPは
http://www.chez-ohya.net/hideaway/

塩塚の現物を見てみようという奇特な方、お待ちしています。

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本日2/10の読売新聞夕刊に

2009年02月10日 17時02分18秒 | 駅メロ情報
僕のことをとりあげていただいています。

東京渋谷区で入手した関東版では11面に掲載されており、
「巧みな人々」という連載企画に「駅メロディー作曲家」として登場しています。
多分全国の読売新聞に掲載されているものと思います。

表題は「ホームに響く、私の音色」というもので、
これまでの略歴や、発車メロとの関わり、クラシック音楽への愛などが
記事になっています。

なにせ今日、今日の夕刊なので、読売を定期購読していない人は、
恐れ入りますが、急いで、コンビニなどの販売店にダッシュ!!して下さい。
急な情報提供ですいません。
よろしく、お願いします。

このブログを、2/11以降にご覧になった方、ホントにゴメンなさい。
読売新聞の配達所で「10日の夕刊ありますか」と尋ねていただければ
入手できるかと思います。

内容はかなり好意的に書いていただきました。
1カ所だけミスがあるのは、
僕の駅メロがJR東日本管内で140曲使われていると書いてありますが、
これは全国のJR、私鉄すべてで140曲、というのが正しいです。

ところで先日のこのブログに「今日取材を受けた」と2/3に書きましたが、
これは読売とは別件になります。
渋谷・新宿あたりのCDショップやライブハウスに置いてあるフリーペーパー。
これについては出る直前にこのブログで公開するつもりです。


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発車メロディーと駆け込み乗車

2009年02月08日 16時16分05秒 | 駅メロ情報
この問題について、ブログのコメント欄、そして個人的にも多数のご意見を寄せていただき、
どうもありがとうございます。

この一件をとりあえず一度総括し、僕なりの意見を書かせていただきます。

まず、前回も書きましたが、僕は一作曲家であり、
鉄道会社にとっては業者でしかありませんので、僕はコメントする立場にはありません。
本来JRが僕の作品を採用していただくのも、廃止するのも自由なことです。
なのであくまで個人の意見です。

まず基本的なことから書きますが、
発車メロディーと駆け込み事故との因果関係です。
これは、明確に発車を通知している情報という意味では、あると言われても仕方ないです。
ただしこれは、発車情報がベルやブザー、アナウンスであっても同じと思います。
音楽を鳴らす事により、ベル等よりも駆け込みが増えるというのは根拠がないと思います。

むしろ、発車するという情報を、ブザーやアナウンスよりも的確に伝達しており、
その意味では評価されてもいいでしょう。
また、音楽によってある種のなごみ効果があると考えられることから、
ベルやブザーの、殺伐として、ただあおりたてているものよりも
駆け込み乗車への抑制効果もあるのではないでしょうか。

しかし、手段をどのように替えたとしても、
急いでいる人はどうしたって駆け込み乗車はしますって。
だから、そんなに「発車メロが駆け込みを誘発する」と主張するのなら
一回止めてみればいいのです。
結果は絶対大差ないですよ。
そうなれば発車メロと事故の関連がないことがよく分かるでしょうし、
逆に発車メロがなくなってさびしい、何故やめるんだという苦情もいっぱい来るでしょう。

ところで、寄せていただいた意見の中に、なるほど、と思う意見がありました。

JR東日本の駅では、発車の際に車掌が発車メロを鳴らすスイッチを押します。
まだ乗り切っていないと思えば何度も鳴らすし、
もうみんな乗ったと思えば曲の途中で寸断してしまいます。
他の鉄道では、発車メロは鳴らしたら必ず一度完奏し、
しばらくの間をおいてから扉を閉めているケースが多いです。
この仕組みが乗客サイドに浸透していれば、
発車メロが鳴っている何秒後に扉が閉まることが分かって、
無理な駆け込みは確かに減るでしょう。
今のJRのシステムだと、曲の終了イコール発車ではなく、
いつ閉まるか分からないので、なるべく急いで駆け込もうとする人が増えると
考えることはできます。
なので、JRでも発車メロの「1回のみ完奏」システムを導入したらどうでしょうか。

他に、時間帯によって発車メロの扱いを変えるのはどうか、という意見も「あり」と思います。
ラッシュの時間帯だけ短い発車メロを使うとか、アナウンスだけにするとか。
これも実験してみる価値がありますね。

意見をお寄せいただいた方、本当にありがとうございました。
今後どうなるか分かりませんが、
仮に一時縮小・廃止になったとしても結局戻ってくるんじゃないでしょうか。

皆さんもどしどし意見をJRやマスコミに投書して下さいね。
よろしくお願いします。

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ブライアン・セッツァー・オーケストラ

2009年02月06日 12時56分07秒 | ライブ、コンサート、見てきました
昨日は渋谷CCレモンホール(渋公ですね)で、
ブライアン・セッツァー・オーケストラのコンサートを楽しみました。



昨日は東京公演の最終日ということで、ブライアンもノリノリで、サービス満点、
人気曲オンパレードの、超ゴキゲンなコンサートとなりました。

最初はオーケストラでスタート、途中で立ちドラムとウッドベースの
シンプルな編成で(ストレイキャッツとおんなじぢゃん!?)タップリやってくれ、
その後またオーケストラ編成に戻ってガンガン盛り上がるという構成。
休憩なし、バリバリとギターを弾きまくり歌いまくる。
けっこうなお歳のはずなのに、すごいバイタリティーです。

バンドメンバーも素晴らしい腕利きばかり。
特にベーシストはウッドベースを軽々と持ち上げたり回したり、
圧巻はフィドル(カントリーのバイオリン)に持ち替えて
ブライアンと二人だけでやった2曲。
めちゃカッコいいフィドル、しかも超絶速弾きが炸裂!!
あとで聞いたら彼は音大出で、クラシック、ジャズのプレイヤーでもあり
なおかつ本業は宣教師!!だそうです。

ブライアンのギター。
僕もギター弾きなのでやはり彼の手元をじっくりと見てしまいました。

ロカビリーギターの第一人者であり、カントリー系のギター奏法のカリスマ。
だけど、BBキングのようなネバるブルースフィーリングも、
ジャズそのもののフレーズもガンガン飛び出してくる。
ロカビリーだけの人ではなく、きちんとした音楽の素養をマスターしてる達人なんですね。

ギターソロはかなりたっぷり弾いてくれましたが、
ワンコーラスごとにきちんとストーリーを作り、
茶目っ気にあふれた、でもよく歌う、採譜して曲として独立させてもおかくしくない、
見事なギターソロばかりでした。
完璧なテクニシャンだけど、それをひけらかすようなことはせず、
必要な時だけ速弾きを爆発させていました。
個人的には、ふたつほどワザを盗ませてもらいました。すいません。

それで、コンサートとしても文句なく楽しくノリノリなんだから、
ホントにすばらしい。ブライアン、ありがとう!!

それと、気づいたことは、ブライアンはポール・マッカートニーと顔が似てる。
これは前から言われていることですが、
近年顔がプックリしてきて、髪もシルバーグレーになった彼は、
梅宮辰夫さんにも似てました!!


さて、駅メロと駆け込み事故に関して、このブログにもいろいろコメントを
寄せていただきありがとうございます。
個人的にも多数の意見を寄せていただいています。
僕は一作曲家ですから、本来JRがどのような方針を出してきても
それに対してコメントできる立場ではありませんが、
あくまで個人の意見として、このブログで近々またコメントさせていただきます。

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「スーパーニュース」の動画が

2009年02月04日 11時26分38秒 | 放送などへの出演・登場
早速Youtubeにupされています。

http://jp.youtube.com/watch?v=HZbB2GlSYgY

駅メロをピアノでメドレーで弾きまくる男、松澤君が教えてくれました。
松澤君、サンキュー!!

これで僕もやっと見る事ができました。
昨日見られなかった方はどうぞチェックして下さい。

内容は、発車メロがなければ駆け込みが減る、という基本線の上で編集されており、
あまり好ましい内容ではないですね。

そりゃあそうですよ。
発車を知らせなければ駆け込み乗車する人はいないっちゅうの。
逆に、いつ出るのか分からない、乗ろうと思ったら不意にドアが閉じてしまった、
などのデメリットも生ずるに違いないです。

コメントも早速何件か寄せていただきありがとうございます。
もう少し皆さんに意見をいただいてから僕もまたコメントさせていただきます。

ちなみに、昨日の放送の中で僕が登場している部分は
32秒間でした。

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フジテレビ「スーパーニュース」と、今日の取材

2009年02月03日 22時22分20秒 | 放送などへの出演・登場
今日2/3の夕方6時頃から、フジテレビ系「スーパーニュース」で
突然JRの駅メロの話題と、作者として僕の姿がオンエアされました。

1/28の午前中にフジテレビが例によって僕の自宅に取材に来てくれ、
あれこれと映像とコメントを録って、本来はその日に放送の予定でした。
しかしニュース番組なので、その日の他のニュース項目との兼ね合いから
放送が見送られ、放送日が決まったら教えてくれることになっていました。

今日の4時頃「スイッチ」の方にはフジテレビから今日放送、との
知らせがあったのですが、僕が今日はずっと外出していて
スイッチからの連絡を受け損なってしまいました。
なので、僕自身は放送を見ていません。
後日スイッチでビデオは見るつもりですが、悔しいですね。

そもそも、なんで今回取材があったのかというと、こういう事情です。
JRで「最近駆け込み乗車による事故が増えている。
もしかしてこれは発車メロディーが駆け込み乗車を誘発しているのではないか」
という議論がわきおこり、試験的に新宿と東京のそれぞれひとつのホームで
従来から使っている発車メロディーの代わりに3秒程度の短い音を鳴らして
実際どうなのかを検証しているのですね。
その件をニュースの話題として放送し、
せっかくなので駅メロの作者として僕を紹介してくれ、
駅メロに関する楽しいお話と、今回の件に関するコメントを収録しました。

発車メロディーというのは、
電車のホームに爽やかでリラックスした空間をプロデュースし、
乗客に気持ちよくテンポよく乗車していただく為に、
それまで使われていた発車ベルに代わって登場したものです。
ともすれば殺伐とした駅のホームが、ちょっとしたコンサートのような
優雅な雰囲気をたたえる場所になってきたと思っています。
事実、駅メロが初めて導入されて22年、現在ではすっかり人気も定着し、
皆さんに可愛がっていただいているではありませんか。

そんな駅メロが駆け込み事故を誘発・助長している、なんて、
誰が言い出したのか知りませんが、
全くもって理解に苦しみますし、
そういった事故との因果関係などあるわけもないじゃないですか。

今日は私、ちょっとマジで意見を述べさせていただいています。

今回の件で今後駅メロの使用がまさか縮小・自粛の方向に向かう、
などということは恐らくないと思います。
仮にそんなことをしたら、駅メロに親しんでいただいている皆さんから
乗車時の楽しみを奪ってしまうことにもなり、
苦情も多数寄せられるでしょう。

このブログを見ていただいている皆さんも、もし機会があれば
駅メロをなくすようなムーブメントには正直に不服の念を表わして
いただきたいと思います。
よろしくお願いします。

さてさて、今日は実は一件取材を受けました。
今日の記事が長くなってしまったので、
詳細は改めて後日このブログに書かせていただきます。

前回のブログで、「おばあちゃんの知恵枕」という
ふわふわで幸せ感いっぱいの枕を愛用している旨書きました。
そこでタレント・声楽家の「森公美子」さんを
誤って「森久美子」さんと標記してしまいまして、大変失礼しました。
森さんのお陰で、幸せな安眠ライフをゲットできました。
ありがとう、森さん!!

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