tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

佛隆寺

2008年12月27日 | 奈良検定
佛隆寺(ぶつりゅうじ)は、宇陀市榛原区の寺である(公式テキストP149 参照)。「奈良っ子」の同寺紹介サイトには、

《室生寺の南門に位置し、850年(嘉祥3)に空海の高弟である堅恵(けんね)が県興継(あがたおきつぐ)を檀主として創建した》。それ以前に、興福寺別当の修円(しゅえん)が住したという説があり、修円の墓とされる十三重石塔も建つ。
http://www.narakko.com/kankou/spot/uda/jiin/buturyuji.html



《重要文化財に指定された石室は「堅恵の廟」と称され、榛原石で築き古墳の石室に似た施設で、平安時代前期の築造とされる。境内に立つモチヅキザクラの巨樹は、ヤマザクラとエドヒガンの雑種で学術上貴重なもの、県下最大最古で奈良県指定天然記念物である。寺宝に空海が唐から持ち帰ったという茶臼をもち、大和茶発祥の地といわれる》とある。
http://ryokan.taishoro.com/2008/11/post_302.html



テキストには《197段の石段は、県下三銘段のひとつ》とあるが、他の二銘段がどこかは書いていない。ネット上を探し回っても出てこないので佛隆寺に電話してお聞きすると、「あとの2つは室生寺奥の院と、多武峰・談山神社の石段です」と教えていただいた。



モチヅキザクラ(P242)と彼岸花(P249)は、テキストの「奈良の花の名所」の章にも名前が出ている。ご覧の写真は、彼岸花を求めてこのお寺を訪ねたときのものである(05.9.25撮影)。



山の上にあるので、バス停からでも結構歩くが、花の季節には多くの参拝客で賑わう。花や茶臼など、奈良検定に出そうなポイントの多い寺なので、この機会にぜひ押さえておいていただきたい。

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3 コメント

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三名段 (ikaru(尼御前))
2008-12-27 18:56:57
佛隆寺、なかなか出掛けにくいお寺です。
以前から大変気になっているのですが、
どうしてもフリーきっぷで出掛け易い場所に出かけてしまいます。

三名段、私が調べたら室生寺鎧坂とありました。
奥の院も鎧坂もどちらもうなずけますが、
奥の院が正解でしょうか。
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佛隆寺 (畳薦)
2008-12-28 08:39:49
 ここはテキストで知ったのみ。なるほどなかなかの良い景観。彼岸花が良いですなー
 いったい空海はほんまにかくもあちこちに井戸を掘り、お寺を建てたのか知らん。暗峠の井戸も「弘法の井戸」、「茶臼」もホンマやろか?
 奈良に住んでいても遠い。なかなか行けませんなー
返信する
鎧坂かも (tetsuda)
2008-12-28 09:24:04
ikaru(尼御前)さん、畳薦さん、コメント有難うございました。

> 三名段、私が調べたら室生寺鎧坂とありました。奥の院も
> 鎧坂もどちらもうなずけますが、奥の院が正解でしょうか。

先ほど室生寺の寺務所に電話してお聞きしました。「三銘段ですか、それは初めて聞きました。(金堂へ向かう)鎧坂かも知れませんし、(五重塔から)奥の院へ向かう石段かも知れません。石段としては鎧坂の方が広くて立派やし、奥の院の石段は相当険しくて傷んでますので、鎧坂かも知れませんな、分かりませんけど…」というお話でした。

寺務所の人でもあやふやな事項は試験に出ないと思いますが、「鎧坂(よろいざか)」の方が可能性大ですね。『要点整理』は、単なる「室生寺」に改め、今度図書館できちんと調べることにします。ご指摘、有難うございました。

> 奈良に住んでいても遠い。なかなか行けませんなー

お互い北和に住んでいますと、どうしても中南和は遠く感じますが、実際にはそんなことはないですよ。毎日、榛原や五條から奈良市へ通勤している同僚もいますし。思わぬ発見もありますので、ラッシュ時を外して、いちどお訪ねいただければ、と。
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