吉野山(奈良県吉野郡)といえば、まずは桜だが、新緑も秋の紅葉も良い。お正月(初詣)の雅やかな雰囲気も、ぜひ味わってほしい。それに加えて、アジサイも素晴らしい。麓(近鉄吉野駅)と吉野山を結ぶ「七曲り」という登山道に沿って、アジサイが咲くのである。
http://www.yoshinoyama-sakura.jp/top.htm
花の期間中、吉野山観光協会は「吉野山あじさいまつり」を開催している。
期間 6月13日(土)~7月7日(火)
場所 吉野山七曲りの「七曲りあじさい園」
期間中は、ライトアップされ、また6月27日(土)、28日(日)の午前11時から午後2時までの間は、以下のイベントもある。
・吉野山の手作り名産品の無料試食会
・吉野本葛を使った「くず餅」の実演販売(有料)
・吉野川桜鮎のを炭火焼実演販売(有料)
・「あじさいの鉢植え」や「吉野山の名産品」のプレゼント(抽選)
・「蛙のオリジナル手作りストラップ」のプレゼント(先着30名)
http://shokoiki.exblog.jp/8667532/
千本口駅近くのアジサイ
6/13(土)、当ブログで紹介した「第2回 さくらの学校」で吉野山を訪ねた帰り、このアジサイを楽しんできたので、以下に紹介する。なお、私は七曲りの坂道を降りながらアジサイを撮ってきたのだが、この坂は、やはり登りながらアジサイを鑑賞する方がピッタリくる。で、順序を逆(麓→山上)にしてご披露することにしたい。
※第2回 さくらの学校(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/67d32a07a726dc85647dfb2ea2f04e93
七曲りは、近鉄吉野駅で下車し、歩いてすぐのロープウェイ「千本口駅」の横から入る。Wikipedia(吉野ロープウェイ)によると《吉野大峯ケーブル自動車が運営する索道の名称である。現存する日本最古の索道路線でもある。吉野山ロープウェイともいう》。
《近鉄吉野線の前身である吉野鉄道が吉野駅までを開業させた翌年、1929年(昭和4年)3月12日に千本口~吉野山間を開通させた。搬器(ゴンドラ)は「かえで」「さくら」の2台で、現代では珍しく客室内が階段状になっている》。ゴンドラの車体は、近鉄特急と同じ色に塗られている。
桜に混じってモミジの木もたくさんある。紅葉の時期が楽しみだ
この「七曲り」については、山川出版社の『奈良県の歴史散歩(下)』に解説が出ている。《登り口には大峯山詣りの行場(ぎょうば)であった幣掛(しでかけ)神社がある。七曲りをのぼりつめた所で、吉野神宮方面からきた県道と合流するが、ここを攻(せめ)が辻という。1333(正慶2・元弘3)年、元弘の変のおりに北条勢が攻めあがってきたことからついた名である。攻が辻から左に行くと吉野山の中心に入る》。
七曲りは、新緑とアジサイのコントラストが素晴らしい。県下でアジサイの名所というと、柳生花しょうぶ園(奈良市)、矢田寺(大和郡山市)、馬見丘陵公園(北葛城郡河合町・広陵町)、久米寺(橿原市)といったところがすぐ思い浮かぶが、ここは山の中で山道に沿い、桜などの木々の間に咲いているところが特色である。
山道を登るにつれて視界がぱあっと開けてくるが、広がったパノラマの中に、色鮮やかなアジサイが点景として登場するところがいい。こういう景色には、なかなかお目にかかれない。
山上に着いて県道(土産物屋のある通り)を蔵王堂に向かうと、沿道にはまた違った種類のアジサイが咲いていて、これもぜひご覧いただきたい。
私が訪れたのは「あじさいまつり」の初日(6/13)だったので、花はまだ咲き始めだったが、今はもう見頃を迎えていることだろう。幸か不幸か、最近は梅雨とはいえお天気続きだし、この週末(6/27~28)にはイベントも開催されるので、ぜひお訪ねいただきたい。なお歩くには、やはりロープウェイで一旦山上へ行き、そこから麓へ向かって七曲りを降りる方がラクであるので、念のため。
http://www.yoshinoyama-sakura.jp/top.htm
花の期間中、吉野山観光協会は「吉野山あじさいまつり」を開催している。
期間 6月13日(土)~7月7日(火)
場所 吉野山七曲りの「七曲りあじさい園」
期間中は、ライトアップされ、また6月27日(土)、28日(日)の午前11時から午後2時までの間は、以下のイベントもある。
・吉野山の手作り名産品の無料試食会
・吉野本葛を使った「くず餅」の実演販売(有料)
・吉野川桜鮎のを炭火焼実演販売(有料)
・「あじさいの鉢植え」や「吉野山の名産品」のプレゼント(抽選)
・「蛙のオリジナル手作りストラップ」のプレゼント(先着30名)
http://shokoiki.exblog.jp/8667532/
千本口駅近くのアジサイ
6/13(土)、当ブログで紹介した「第2回 さくらの学校」で吉野山を訪ねた帰り、このアジサイを楽しんできたので、以下に紹介する。なお、私は七曲りの坂道を降りながらアジサイを撮ってきたのだが、この坂は、やはり登りながらアジサイを鑑賞する方がピッタリくる。で、順序を逆(麓→山上)にしてご披露することにしたい。
※第2回 さくらの学校(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/67d32a07a726dc85647dfb2ea2f04e93
七曲りは、近鉄吉野駅で下車し、歩いてすぐのロープウェイ「千本口駅」の横から入る。Wikipedia(吉野ロープウェイ)によると《吉野大峯ケーブル自動車が運営する索道の名称である。現存する日本最古の索道路線でもある。吉野山ロープウェイともいう》。
《近鉄吉野線の前身である吉野鉄道が吉野駅までを開業させた翌年、1929年(昭和4年)3月12日に千本口~吉野山間を開通させた。搬器(ゴンドラ)は「かえで」「さくら」の2台で、現代では珍しく客室内が階段状になっている》。ゴンドラの車体は、近鉄特急と同じ色に塗られている。
桜に混じってモミジの木もたくさんある。紅葉の時期が楽しみだ
この「七曲り」については、山川出版社の『奈良県の歴史散歩(下)』に解説が出ている。《登り口には大峯山詣りの行場(ぎょうば)であった幣掛(しでかけ)神社がある。七曲りをのぼりつめた所で、吉野神宮方面からきた県道と合流するが、ここを攻(せめ)が辻という。1333(正慶2・元弘3)年、元弘の変のおりに北条勢が攻めあがってきたことからついた名である。攻が辻から左に行くと吉野山の中心に入る》。
七曲りは、新緑とアジサイのコントラストが素晴らしい。県下でアジサイの名所というと、柳生花しょうぶ園(奈良市)、矢田寺(大和郡山市)、馬見丘陵公園(北葛城郡河合町・広陵町)、久米寺(橿原市)といったところがすぐ思い浮かぶが、ここは山の中で山道に沿い、桜などの木々の間に咲いているところが特色である。
山道を登るにつれて視界がぱあっと開けてくるが、広がったパノラマの中に、色鮮やかなアジサイが点景として登場するところがいい。こういう景色には、なかなかお目にかかれない。
山上に着いて県道(土産物屋のある通り)を蔵王堂に向かうと、沿道にはまた違った種類のアジサイが咲いていて、これもぜひご覧いただきたい。
私が訪れたのは「あじさいまつり」の初日(6/13)だったので、花はまだ咲き始めだったが、今はもう見頃を迎えていることだろう。幸か不幸か、最近は梅雨とはいえお天気続きだし、この週末(6/27~28)にはイベントも開催されるので、ぜひお訪ねいただきたい。なお歩くには、やはりロープウェイで一旦山上へ行き、そこから麓へ向かって七曲りを降りる方がラクであるので、念のため。
はじめてコメントさせていただきます。
当方、長崎からです。
いやー、吉野!すごく懐かしいです!
映画『天と地と』の桜の風景に魅せられて以来、独身の頃は、夜行バスに乗ってあべの橋まで行き、近鉄特急さくらライナーに乗って、毎年春秋に吉野に行っていました。
この時期の吉野山には行ったことがなかったのですが、見事なあじさいなんですね!
山がピンク色か朱色に染まった風景しか見たことがなかったので、とても意外でした。
吉野山はその名の通り山ではあるものの、いにしえよりの高貴なオーラに満ち溢れているように私は感じます。
まだ子どもが小さいので、なかなか遠出はできないでいますが、ちょっと落ち着いてきたら、今度は家族と一緒に行きたいと思っています。
その時にはもちろん奈良のあちこちを巡ってみたいです。
これからもブログを楽しみにしていますね♪
> 見事なあじさいなんですね!山がピンク色か朱色に染まった
> 風景しか見たことがなかったので、とても意外でした。
良いでしょう? しかも人が少ないので、ゆっくりと山内を散策できます。
> 高貴なオーラに満ち溢れているように私は感じます。
吉野山のスゴいのは、その点です。単なる桜の多い山ではありません。「歌書よりも軍書に悲し吉野山」。
> 落ち着いてきたら、今度は家族と一緒に行きたいと思っています。
> その時にはもちろん奈良のあちこちを巡ってみたいです。
奈良には魅力が一杯です。混んでいる時期の通俗名所は避け、行き先を吟味して、本物を訪ねる旅をしていただきたいと思います。