小さなホテル「奈良倶楽部」(奈良市北御門町21)のブログ「奈良倶楽部通信 PART:Ⅱ」を拝読して、驚いた。奈良きたまちのシンボルとなっていた「西口鰹節商店」が7/31(木)に閉店したというのだ。
同ブログ記事《「西口かつを店」が閉店》(8/2付)によると、
※写真は閉店間際のお店。「奈良倶楽部」オーナー・TさんのFacebookから拝借、有難うございました!
7月31日は、きたまちで長年親しまれてきた西口かつを店さんが、67年の営業に幕を下ろされた日でもありました。ジュエヌさん(奈良市水門町53の鹿雑貨の店)に寄った後に西口かつを店へ。夕方にはもうすべて売り切れていて(ショーケースも!) 最後に残っていた業務用を少し分けていただくことができました。
原料の節を炭火で焙ってから人の手で削るという創業当時からの手法で作られた西口さんんの鰹節は香り高く旨味も最高でした。今年83歳だそうで、本当に長い間お疲れさまでした。(近鉄)奈良駅から北へ、商店街を通って角を曲がったところ。もうあの鰹節の匂いを嗅げないのは寂しい限りですが どうぞいつまでもお元気でいらして下さい。
近鉄奈良駅からきたまちを北進し、西口鰹節商店のある曲がり角に差しかかると、鰹節の良い匂いが漂い、思わず店に飛び込んでしまう。削り節を冷や奴やほうれん草のお浸し、大根おろしなどに載せると、旨さが2倍にも3倍にもなった。ダシ用はまた良いダシが出て、美味しいうどんつゆやそばつゆに化けた。
ここは奈良市の「まちかど博物館」にも指定されていた。同博物館のマップ(PDF)には「西口鰹節商店」として《昭和22年創業。創業以来、炭でカツオをあぶる時に漂う香りも自慢の1つです》と紹介されている。まちかど博物館に指定されたばかりの頃、「指定、おめでとうございます」と申し上げると「あれ見て来てくれたん。これ持って帰り!」と上等の削り節をビニール袋に詰めてくださったこともあった。奈良倶楽部オーナーであるTさんのFacebookには、多くの驚きの声が上がっていた。
M口さん 以前きたまちエリアでまちあるき&銭湯ツアーを開催したときに立ち寄らせていただきました。長いあいだお店を守ってこられたご兄弟も気さくなお人柄で、参加者のみなさんに大好評でした。長年お疲れさまでしたと申し上げたいです。
M浦さん ザンネンですね… あのおいしい鰹節が食べられなくなるのは残念ですが、いつまでも忘れない味だと思います。お疲れさまでした。
Y井さん 宿の… 宿のお出汁が… どうしよう…
Tさん 皆様、たくさんのコメントありがとうございます。私も昨日ここを自転車で通ったのに気がつかなくて、いつでもそこにあって当たり前と思っていたお店だから知ったときはショックで残念な気持ちでいっぱいでした。でも今日おじさんと話して「もう83やから、一日中ここに立ってるの、どんだけしんどいか」言うて、うちの両親と近い年齢で想像するにあまりあること、まだお元気なうちに区切りを付けられるのもえらい決断だと思いました。夕方はお疲れさまでしたとねぎらうご近所さんで、また賑やかでした。
T井さん やめられたこと、今知りました。残念です、、半月ほど前に行きましたが何にも言われてなかったですのに、、本当に残念です、、。
Tさん T井さん、私も割と最近に買いに行ったけれど全然知らなかったよ。お店の奥に「今月一杯で…」と書かれた張り紙を昨日(7/31)見つけたけれど、やっぱり、あんまりご自分からは言えないものですよね…。
Tさん 西口かつを店、(7/31の)夕方に行ったらもうみんな売り切れで硝子ケースも秤も売れたらしいです。売り物じゃない出汁用の削り節をわけてもらっちゃいました。最後に買えてよかったー。
T田さん 硝子ケースも秤も売れた… あれ、買えたんですね… 返す返す残念。さみしいなぁ。お疲れさまでした。涙。
Rさん えええっ! よき奈良の光がまた一つ消えてしまったんですね。我が家の食卓にも大打撃です。あまりに残念!
Y本さん 偶然にも、ケースをトラックに積み込んでいる時に通りかかりました。たくさんの方がお見送りされていました。もう、あの角を曲がるとネコの気分になることは無いのですね。寂しいです
M森さん 閉店されたとは。残念ですね。花芝・きたまちのランドマークでした。これから、かつお節はどこへ買いに行ったら良いのか?我が家の在庫も少なくなってきました。
Tさん M森さん、本当に残念です。ある意味、きたまちのシンボル的なお店でしたし、何より鰹節のあの美味しさ! 最後に少しお出汁用のが買えましたが、これがなくなったらどうしたらいいのでしょう、と私も思っています。
Y本さんがお書きのように、あの角に差しかかると、つい猫のように鼻をヒクヒクさせてしまう。それほど魅力的な香りがした。私も7/26(土)に、仲間とお店の通りかかり、「今日もいい匂い」がするなと言い合っていたばかりである。あの時、注意して店内の貼り紙を見ていれば、とかえすがえすも残念である。
ご店主の西口六雄さん、67年もの長い間、美味しい鰹節をご提供いただき、本当に有難うございました。これからはお得意のカラオケで存分に歌い、健康で長生きしてください!
(8/3追記)Tさんから、私のFacebookに、こんなメッセージをいただきました。
ブログでのご紹介ありがとうございます。大勢の方が、これから鰹節はどこで買ったらいいのかと途方に暮れ、閉店を惜しまれていることをコメント欄で共有させていただきました。品質、味ともに最高の鰹節を提供し続けてこられて、たくさんの方に愛されていたお店だったと、今更ながら閉店が残念で惜しまれます。
同ブログ記事《「西口かつを店」が閉店》(8/2付)によると、
※写真は閉店間際のお店。「奈良倶楽部」オーナー・TさんのFacebookから拝借、有難うございました!
7月31日は、きたまちで長年親しまれてきた西口かつを店さんが、67年の営業に幕を下ろされた日でもありました。ジュエヌさん(奈良市水門町53の鹿雑貨の店)に寄った後に西口かつを店へ。夕方にはもうすべて売り切れていて(ショーケースも!) 最後に残っていた業務用を少し分けていただくことができました。
原料の節を炭火で焙ってから人の手で削るという創業当時からの手法で作られた西口さんんの鰹節は香り高く旨味も最高でした。今年83歳だそうで、本当に長い間お疲れさまでした。(近鉄)奈良駅から北へ、商店街を通って角を曲がったところ。もうあの鰹節の匂いを嗅げないのは寂しい限りですが どうぞいつまでもお元気でいらして下さい。
近鉄奈良駅からきたまちを北進し、西口鰹節商店のある曲がり角に差しかかると、鰹節の良い匂いが漂い、思わず店に飛び込んでしまう。削り節を冷や奴やほうれん草のお浸し、大根おろしなどに載せると、旨さが2倍にも3倍にもなった。ダシ用はまた良いダシが出て、美味しいうどんつゆやそばつゆに化けた。
ここは奈良市の「まちかど博物館」にも指定されていた。同博物館のマップ(PDF)には「西口鰹節商店」として《昭和22年創業。創業以来、炭でカツオをあぶる時に漂う香りも自慢の1つです》と紹介されている。まちかど博物館に指定されたばかりの頃、「指定、おめでとうございます」と申し上げると「あれ見て来てくれたん。これ持って帰り!」と上等の削り節をビニール袋に詰めてくださったこともあった。奈良倶楽部オーナーであるTさんのFacebookには、多くの驚きの声が上がっていた。
M口さん 以前きたまちエリアでまちあるき&銭湯ツアーを開催したときに立ち寄らせていただきました。長いあいだお店を守ってこられたご兄弟も気さくなお人柄で、参加者のみなさんに大好評でした。長年お疲れさまでしたと申し上げたいです。
M浦さん ザンネンですね… あのおいしい鰹節が食べられなくなるのは残念ですが、いつまでも忘れない味だと思います。お疲れさまでした。
Y井さん 宿の… 宿のお出汁が… どうしよう…
Tさん 皆様、たくさんのコメントありがとうございます。私も昨日ここを自転車で通ったのに気がつかなくて、いつでもそこにあって当たり前と思っていたお店だから知ったときはショックで残念な気持ちでいっぱいでした。でも今日おじさんと話して「もう83やから、一日中ここに立ってるの、どんだけしんどいか」言うて、うちの両親と近い年齢で想像するにあまりあること、まだお元気なうちに区切りを付けられるのもえらい決断だと思いました。夕方はお疲れさまでしたとねぎらうご近所さんで、また賑やかでした。
T井さん やめられたこと、今知りました。残念です、、半月ほど前に行きましたが何にも言われてなかったですのに、、本当に残念です、、。
Tさん T井さん、私も割と最近に買いに行ったけれど全然知らなかったよ。お店の奥に「今月一杯で…」と書かれた張り紙を昨日(7/31)見つけたけれど、やっぱり、あんまりご自分からは言えないものですよね…。
Tさん 西口かつを店、(7/31の)夕方に行ったらもうみんな売り切れで硝子ケースも秤も売れたらしいです。売り物じゃない出汁用の削り節をわけてもらっちゃいました。最後に買えてよかったー。
T田さん 硝子ケースも秤も売れた… あれ、買えたんですね… 返す返す残念。さみしいなぁ。お疲れさまでした。涙。
Rさん えええっ! よき奈良の光がまた一つ消えてしまったんですね。我が家の食卓にも大打撃です。あまりに残念!
Y本さん 偶然にも、ケースをトラックに積み込んでいる時に通りかかりました。たくさんの方がお見送りされていました。もう、あの角を曲がるとネコの気分になることは無いのですね。寂しいです
M森さん 閉店されたとは。残念ですね。花芝・きたまちのランドマークでした。これから、かつお節はどこへ買いに行ったら良いのか?我が家の在庫も少なくなってきました。
Tさん M森さん、本当に残念です。ある意味、きたまちのシンボル的なお店でしたし、何より鰹節のあの美味しさ! 最後に少しお出汁用のが買えましたが、これがなくなったらどうしたらいいのでしょう、と私も思っています。
Y本さんがお書きのように、あの角に差しかかると、つい猫のように鼻をヒクヒクさせてしまう。それほど魅力的な香りがした。私も7/26(土)に、仲間とお店の通りかかり、「今日もいい匂い」がするなと言い合っていたばかりである。あの時、注意して店内の貼り紙を見ていれば、とかえすがえすも残念である。
ご店主の西口六雄さん、67年もの長い間、美味しい鰹節をご提供いただき、本当に有難うございました。これからはお得意のカラオケで存分に歌い、健康で長生きしてください!
(8/3追記)Tさんから、私のFacebookに、こんなメッセージをいただきました。
ブログでのご紹介ありがとうございます。大勢の方が、これから鰹節はどこで買ったらいいのかと途方に暮れ、閉店を惜しまれていることをコメント欄で共有させていただきました。品質、味ともに最高の鰹節を提供し続けてこられて、たくさんの方に愛されていたお店だったと、今更ながら閉店が残念で惜しまれます。
どうしたらいいんでしょう。
> 2週間前には 「暑いでんなぁ」 といつものご様子
> だったので にわかには信じられませんでした。
そうでしたか。閉店は、なかなかおっしゃりづらいのでしょうね。
> 遠くから目指して買いに来られた若夫婦は がっかり。私も
> 在庫が少なくなったのでこれからどうしたらいいんでしょう。
私は家で削ろうかな、と思っています。それも大変なのですが…。
西口さんが閉店されたのはとても残念です。
ウチのかつお節缶に、前回買ったのがまだ残っているのですが、
これで終りなんですね。
近鉄奈良から北上して、あの角を曲がった時の
削り節の良い匂いが忘れられません。
> ウチのかつお節缶に、前回買ったのがまだ
> 残っているのですが、これで終りなんですね。
それはぜひ、大事にお使い下さい。