蝋梅と月

蝋梅と月。

 

火曜日にGちゃんが送ってくれたテルミー線とアオサ、

その中に蝋梅の花が二つ咲いている小枝が入っていて、彼女らしいなと

思いました。

関西では今頃蝋梅か、遅いな、などと思ったものです。

 

いつもなら二月の初めには満開を迎える山里地方の蝋梅ですが

今年はほとんど咲きませんでした。

 

それでも一本の木はわずかに花をつけました。

毎年見にいく立派な蝋梅の木にも花はついていたけれど

例年に比べれば貧弱で、さっぱり冬が寒すぎたのかなどとけってに解釈しておりましたの。

 

で、昨日の午後家人がオシドリを見に行こうというので

ダム湖まで行ってみると

何とそこで蝋梅が満開になっておりました。

えー。今満開なの

 

ひと月よりもっと遅いじゃないか。

 

誘われて出かけていかなければ知ることのない現実でした。

 

これを見なければ私の頭の中では

今年の冬は寒さが厳しく、蝋梅の花も多くは咲きませんでした。

なんて実際とはかけ離れた妄想を持ち続けることになったでしょう。

 

自分が知っていること、考えていることが全部本当のことだと思い込むほど

怖いことはないですね。

 

 

 

クワバラ、クワバラ☆

 

水揺れて 早春の煌めき☆

 

 

 

鶯の初鳴き、聞こえたよ

鶯が鳴きました。

初鳴きです。去年より少し遅いかな。

 

寒い冬でしたがついに春が来ました。

空がモワッとしています。

それも春らしい。

 

昨日は十一年前の震災の日でした。

 

去年のその日、YouTubeで当時には見られなかった津波の記録動画がたくさん上がっていました。

十年経って改めて津波の恐ろしさを実感したものです。

 

今年はコロナがあり、ウクラナイの戦争があり、

YouTubeにも震災関係の動画が少なかったように思います。

 

こうして次々と新しい事件や事象が勃発し、古い記憶は過去のものとなっていくのですね。

 

それでも現地の人にとっては忘れることのできない記憶でしょうね。

私もあの年のことをよく覚えています。

当時私はタイの島に滞在中でした。

 

何も知らなかった私に隣のバンガローのイタリア人がこう言ったのです。

 

日本人か？

今日本で大変なことが起こっているよ、どうも日本の半分が沈んだらしい。

 

日本の半分が沈んだ？

そんなことあるのかい、日本沈没って本当か？

 

信じられない気持ちでビーチを小走りしてネットの通じている店まで行きました。

 

その時の不安な気持ちを忘れることができません。

あの当時毎日ネットカフェに通って状況をチェックしていました。

日本に帰国してからも

震災を経験した人と知らなかった私との間に見えないギャップを感じ、

大変な出来事を共有できなかったことに一抹の罪悪感のような気持ちを持ちました。

 

 

あんな経験は初めてのことでしたね。

 

この日が来るたびに思い出します。

 

抑止力のために核を保有すべき、などと馬鹿な発言をしている政治家に言いたい。

 

日本には五十六もの原発を持っているんですよ。

 

ウクライナを見てごらんなさい。

原発を一つでも攻撃されたら終わりです。

 

敵国の代表にように言われている中国はあんなに広大な領土を持っているのです。

例えば日本が濃く爆弾を北京に落としても

上海、雲南、洛陽などなど中国には

すぐにも首都を移転できるんですよ。

 

日本は多分一つの街を攻撃されたら終わります。

 

戦うことなんか端から考えない方が得策でしょう。

 

 

春が来たというのに世間は砲撃の音が絶えません。

 

鶯の鳴き声が正解中に広がって

みんなが平和に暮らせる日が必ずやってきますように☆