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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2789話) 小さな一歩

2019年05月21日 | 活動

  “新しい元号になりました。まだピンとこないものの、私は昭和、平成、令和と三つの元号を生きることになり、感慨深いものがあります。そこで、六十代も半ばを過ぎた私も、何か人の役に立つことをと思いました。小学校の交通安全指導ボランティアを担当していた人が、体調を崩されたのを機会に、交代することになりました。
 毎朝少し早めに起き、道路を渡る子供たちに「おはよう、いってらっしゃい」と声をかけて見守ります。「おはようございます」と元気に返事を返す子供たちの姿は、ばあちゃん世代の私から見れば、それはかわいいものです。
 この春に息子の家を訪ねた時に、新一年生になった孫はうれしそうに新しいランドセル姿を見せてくれました。毎日、交通指導に立ちながら、孫もこうやって毎日元気に登校しているのだなあと、子供たちを見送ります。おばあちゃんも頑張っているから、あんたも頑張りなさいよと、新一年生たちに孫の元気な姿をだぶらせています。
 おばあちゃんのささやかなボランティアですが、元気な子供たちの姿を見ていると、何か毎日が充実している気がします。令和元年、私のささやか過ぎるボランティア生活の始まりでもあります。”(5月5日付け中日新聞)

 三重県いなべ市の自営業・近藤さん(女・66)の投稿文です。子どもにとっても近藤さんにとってもいいことです。これはこの文で十分に分かります。  ボクの町内では、団体毎に当番日を決め登下校の見守りをしています。例えば老人会は毎週月曜日が当番日です。老人会では役員が当番に当たります。ボクは今年また老人会の役員ですので、見守りに行っています。自分から積極的に挨拶をします。当然返ってきます。これは登下校ではないときにもつながっていきます。こうして地域全体の安全安心が図られていきます。
 いろいろな地域の話を聞いていると、近藤さんのように自主的にされている町内が多いようです。そこで問題になっているのは、後継者がいないことです。今やっている人はもう70歳過ぎ、それも後半です。子どもと一緒に歩けません。近藤さんは後継者として始められましたが、近藤さんのように若い後継者が出て来ないのです。地域についていろいろ言う人はありますが、やる人が見当たりません。地域はどうなっていくのでしょう。


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