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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2592話) 卒業式の正装

2018年03月27日 | 出来事

 “3月に入ると、小学校の卒業式の練習が始まる。昨年の今ごろ、私はとても悩んでいた。息子たちの当日の服について。通っていた小学校では男子はスーツ、女子はブレザー&ミニスカートが大半を占める。ママ友づきあいのうまい人は譲り受けるなどしてわざわざ購入しないようだ。我が家はスーツは購入が必要なうえ、双子。だが、式当日以外に着ることがあるとは思えない。買うべきか買わざるべきか。お金が惜しいというより「卒業式の正装」の定義に引っかかりを感じ、「買わざるべき」を選びたい。でも、セーターで出る勇気があるのか。
 卒業式は学校最後の行事であってファッションショーではないのだから、白シャツに黒や紺のセーターとズボン、襟元にネクタイで十分だと思う。動きやすさの点でもスーツよりセーターだ。式のために歩き方や座り方、礼の仕方などを練習した成果が出せる。
 本入たちが「何でもいい」と言ったので、結局、スーツではなく紺のカーディガンを買った。中学生になった現在、学ランの下に着て超活躍しているカーディガンをハンガーにかけるたび、あの選択は正しかったとようやく安心している。”(3月10日付け朝日新聞)

 兵庫県明石市の主婦・秋山さん(45)の投稿文です。東京銀座の小学校で、制服問題が大きな話題になりました。そして、秋山さんのこの投稿です。学校の制服の話にも驚きますが、卒業式は1日のことです。育ち盛りの子供のことです。スーツなど1、2回手を通したらもう着られなくなるでしょう。貧しい時代に育ったボクには理解できないことばかりです。
 こんな文章を読んだ中で、ボクは先日小学校の卒業式に、来賓で出る機会を与えられました。実はボクの孫も卒業生です。どんな服装で来ているか、興味がありました。孫はカーディガンでした。カーディガンは少数でした。でも秋山さんが言われるようなスーツ姿やブレザーが多く気になりました。孫に聞くと特に指導はなかったようです。確かに華やかな気がしました。親はこんなところにも気を使っていたのでしょうか。今は子供も少なく豊かになり、子供に力が入る家庭も多いのでしょう。でもそうではない家庭もあります。こういう問題は自分の考えをしっかり持つことです。人は、思うほどに他人のことはあまり気にしていないものです。ボクの今年はいろいろな機会があり、沢山のまずいなと思ったことがあり気にしていましたが、人は自分が思うほどに気にしていないものだと思って、忘れることに心がけていました。


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