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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2480話) 走る市民ギャラリー

2017年07月28日 | 知識

 “一宮市は7月から、市内を走る名鉄バスの路線バスと市のコミュニティバスの広告スペースに市民の絵画や書などの作品を無料で掲示する「走る市民ギャラリ-」を始めた。名鉄バスによると、同社の路線バス内に市民の作品を掲示するのは初めてという。
 市が市民に公共交通機関の利用を促し、創作活動の発表の場にもしてもらおうと、名鉄バスに協力を依頼。同社は快諾した。絵や書作品、写真など作品のジャンルを問わず、市内で活動する団体が応募できる。(中略)
 市内を走る名鉄バスの路線バス五台と、市のコミュニティバス「iバス」三台が対象で、路線バスー台に六枠、iバスー台に五枠ある。原則一台につき一団体が掲示する。来年六月末までで、1ヶ月ごとに交換する。
 路線バスのスペースの最初の利用団体となった、新聞を使ってちぎり絵を作る市民グループ「えんがわの会」は、花や昔話を表現した作品など二十七点を展示。代表の古川咲代子さん(七一)=一宮市大和町苅安賀=は「バスはいろんな人が乗る。たくさんの人が活動を知って、興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。市地域ふれあい課の星野克治専任課長(五〇)は「バス移動の時間を楽しんでもらえれば」と話している。”(7月8日付け中日新聞)

 記事からです。最近のバスは全くいろいろなものが掲示されている。場合によっては中ばかりでなく、外観もそうである。うるさくさえ感じるときがある。しかし、市民の作品となれば別である。改まった場所に行かなくても市民の作品が見える。いろいろな発展があるだろう。いい知恵があるものだと、感心する。これこそ発想である。一人一人違う発想がある。ここはいろいろな人の意見を聞くことが大切であると思う。
 ボクの老人クラブ連合会長も、ここまでは自分一人で走ってきた気がする。特に世代間交流事業についてはそうだ。やらねばならない。時間はありそうでない。この事業についてはこのまま走っていかざるを得ないだろう。しかし、この他はじっくり意見を聞こうと思っている。10月にはそんな場を持つことを明言している。前回の委員会でこんな発言をした。「連合会というのは、本部役員だけでいろいろなことをやり、皆さんには連絡するだけである。これが連合会だろうか?」と、疑問を提しておいた。他にもいろいろなことを言ってきた。皆さん、どのように考えてくれるか、どんな発想があるか、前向きな意見が出ることを期待したい。


(第2459話) ビワ

2017年06月15日 | 知識

 “梅雨の気配が近づきつつある頃、ビワの実は色づき始める。濃い縁に茂る分厚い葉に、黄褐色に熟すぷっくりとした果実。なじみの果樹だが、そういえば最近、あまり見かけない。かつてはよく庭にも植えられていたように思う。裏手のじめついたようなところでひっそりと実り、それを悪童たちが失敬するといった話も、今は昔だ。
 庭にビワを植えるのは縁起が悪いという言い伝えもある。薬効があるビワの葉を求め病人が集まるとか、葉が茂って家の通気が悪くなるなど、諸説あるが、迷信の域を出ないらしい。(中略)
 思えば、裏庭のビワは甘みが薄く、小さくてタネばかり大きかった。だが、このタネも焼酎に漬けて万能薬として愛用されてきた。ビワの葉も民間療法に活用され、「大薬王樹」の異名もある。ビワは実を味わうだけではない特別な果樹なのだ。”(5月28日付け中日新聞)

 「旬のフルーツもの思い」という欄から食のライター・清水ふみえさんの文です。今ボクの畑の枇杷は鈴なりである。毎日のように食べても食べきれない。あまりに成りすぎて人にあげるのには小さすぎる。又甘みも少ない気がする。肥料も摘花も何の世話もしないから当然かも知れない。それでもよく成るのである。
  「大薬王樹」という名があることは知らなかった。それ程に体にいいのだ。実ばかりでなく葉も種も役立つのだ。多分多くの果物は、知らないだけでかなりの効用があろう。わが家は、野菜ばかりでなく、枇杷、柿、ミカン、イチジク、スモモ、カリンなどの果実も植わっている。これで健康で長生きできなくてどうするのだ。それができなければ生活が悪いと言うことだろう。


(第2444話) パセリ彩りも栄養も

2017年05月16日 | 知識

 “自宅の庭で数種類の野菜を育てていて、春先に種をまいたパセリの芽が出ました。ビタミンやミネラルが豊富で私の好きな野菜の一つで、食べた翌日は肌の調子が良いような気もします。プランターなどで丹精しています。
 育てるにあたってインターネットで調べると、料理に添えるパセリを日本人の多くが食べ残していて、農家の人たちは残念に思っているとか。ただの彩りのように思われがちなパセリですが、栄養価は高く、栽培する人たちは自信を持って出荷しています。もっと多くの人がパセリを食べるようにすれば、日本での食べ残しの量も少しは減るのではないでしょうか。
 私は小・中学校で家庭科などを教えています。学校では食育の一環として、子どもたちと野菜を育てることもあります。この取り組みが農家の人たちの苦労を知り、食べ残しを減らすことにつながるといいなと思っています。”(4月25日付け中日新聞)

 愛知県豊田市の教員・早川さん(女・24)の投稿文です。パセリが料理に添えられているのは食中毒などを予防する働きがあるからとボクは思っていました。わさびと同じようなことです。調べて見ると、そういうこともあるようですが、その栄養素にびっくりします。栄養素のバランスよく、しかもビタミン・ミネラルがたっぷり、特にβカロテンは100gあたり7,400㎍、ビタミンCは120㎎も含有しており、野菜の中でもかなり豊富なため、パセリの動脈硬化を予防する効果や、美肌効果はとても高いと書いてあります。ボクはパセリも紫蘇も出されたものはほとんど食べますが、早川さんが言われるとおり残す人がほとんどですね。ボクは意味があるから添えられていると思って食べています。意味を知らなくても食べています。
 ボクもパセリを栽培してます。一度苗を買ってきて植えたら、種がこぼれて毎年出てくるのです。強いものです。ありがたいものです。三つ葉もそうです。ボクは多くの野菜を種ができるまで残しています。大根や小松菜、南瓜やゴーヤ、オクラなどは自分で採った種を蒔いて作っています。商品にするつもりがなければ、何でもできます。