FX寺子屋 by 葛勝老師

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上海の不動産は神話化されたのか? バブルの後遺症を知らない国民。

2011-11-10 06:00:00 | 日記
上海は昨日から急に冷え込み始めました。 夜はウインドブレーカーでもないと寒さを肌に感じるようになりました。

<2012年 中国の不動産価格について>
政府の住宅価格抑制策の影響で、中国の住宅価格が2012年に最大30%下落すると分析しています。 また、不動産市場で進む調整の動きが、中国の経済成長にも影響を及ぼすとみている。 一方、家計の負債比率が低いことから、金融システム問題に至る可能性は低いとの見通しであると証券分析の報道で言っていました。

住宅価格は、10月までに2カ月連続低下しています。 中国政府は、他の経済政策では微調整を始めたが、不動産市場に対しては、抑制策を緩める気配は見られない。 ただ、住宅価格が20%下落した場合は、方針を撤回する可能性があるとみています。 住宅価格が10-30%下落した場合、国内総生産(GDP)を0.5%-1%押し下げると予想しています。 (2012年予想GDPP成長率は8.4%)。

金融引き締め策の下、資金難に陥った多くのデベロッパーが価格の引き下げに追い込まれるとみています。 昨日、上海市内の不動産価格の下落について女の子にヒアリングしてみると、下がれば家を買うチャンスが訪れると喜んでいました。 上海の不動産価格は若干調整されても、絶対に落ち切らないと豪語しているのに驚きました。 上海の不動産は神話化されるいるかのようでした。 

<ユーロの動向について>
昨日、ユーロ売りの背景として伝わっているのは、欧州の取引清算機関であるLCHクリアネットが、イタリア国債の取引にかかる証拠金を6.65%から11.65%に引き上げたとの報道からでした。

引き続きギリシャおよびイタリアの次期首班についての観測報道がユーロ相場を中心に材料視されると見られます。 両国の次期首班について混乱を示す材料や、単純に両国の債務問題について不安を煽る材料が出ればクロス円やストレートドルは下落する見通しです。 逆に不安を和らげるような材料が出てくれば上昇すると見られます。 ただ、ドル・円はクロス円とストレートドルが同じ方向に動いた場合、方向感がでない状態が続きそうです。 波乱続きのユーロの動きであり、目が離せない日々が続きそうな様相を呈しています。

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