FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

豪ドル堅調に推移、昨年11月26日以来の高値をつける。

2014-03-26 20:55:31 | 日記
  この3日間、出張とお客様相手でハードなスケジュールをこなし、やっと上海に戻って来ることが出来ました。 と言うことでブログ投稿出来る余裕が全くありませんでした。 今日は長距離バスの移動中にゆっくり為替情報を目にすることが出来ましたが、いろいろな変化が有ったようです。
 
<豪ドル堅調に推移、昨年11月26日以来の高値をつける>
  今日は東京市場からNY市場(22:10)迄、豪ドルが堅調に推移し続け、昨年11月26日以来の高値を付けることになりました。 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のスティーブンス総裁の発言が材料視されたようです。 同総裁は香港での講演で、豪ドル高についてコメントしなかったようで、質疑応答でも、交易条件の悪化を前提とすれば、豪ドルは下落するとの見方を示すにとどめていました。

  市場関係者からは、”豪ドルは不快なほど高い” と言ったコメントが出ない限り ”豪ドル高容認” と受け取られると指摘していました。 RBAは昨年12月まで、RBA理事会後の声明で ”豪ドルは不快なほど高い” との文言を使用していましたが、今年最初の理事会となった2月の会合時には同文言を削除していました。 3月4日の理事会では警戒文言が復活していましたが ”歴史的な水準から比べると引き続き高水準” との表現にとどまっていました。

  当面、中国景気がハードランディングするとの懸念が高まらない限り豪ドル高は持続されそうな雰囲気となって来ました。 但し、リスクオンではないので、豪ドルが上がるペースは非常にゆっくりにならざるを得ないように思われます。 また注意しなければならない点として、豪ドル相場の動向によってはRBAの通貨高けん制姿勢は再び強まる可能性が高いとみられます。 マーケットの利下げ予想がなくなっても、RBAがすぐに金融引き締めに転じるとは考えにくいのではないでしょうか。 

  2月中旬に、豪ドル買いを何度も推奨させていただきました。 3月中旬から上値模索が始まると投稿させていただきましたが、予想通りの展開となりほっとしているところです。 筆者も、豪ドルを88.50円で仕込んでいますが、そろそろつなぎで売って行こうかと思っているところです。 クリミヤ情勢いかんによっては大きく相場を壊す可能性も高いので注意が必要です。

本日のドル・円相場の予想推移 <102.20~102.65>

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