<NZDの動向から>
NZでは26日に総選挙が行われ、キー首相率いる国民党が議席を伸ばして勝利しました。 昨日のNZD・円は前週末終値から70銭近く大きな窓を開けて上昇してスタートすると、取引開始直後には一時58.23円まで値を上げた他、29日00:50時には59.17円まで上昇しました。
本日のNZD・円上昇の背景には、以下の2つの出来事が挙げられます。
(1)NZ総選挙で与党が勝利
議席数(定数121)の内訳は(カッコ内は選挙前)
国民党 60(58)
労働党 34(42)
グリーンズ 13 (9)
などとなり、与党の国民党は議席を伸ばした他、少数与党(連立パートナーの消費者・納税者同盟党、統一未来党も各1議席を獲得)と合わせ、与党が議会で過半数の勢力を確保しました。
(2) 欧州債務懸念の和らぎによるリスク回避の動きの後退
日曜日にイタリアの地元紙が ”イタリアの債務危機の一段の悪化に備えるため、国際通貨基金(IMF)を中心に最大6000億ユーロの支援準備” との報道を受けて欧州債務懸念が和らぎ、リスク回避の動きがやや後退している事も、NZD買いを誘ったものと推測されます。
欧州債務問題は依然し解決の糸口が見えず、本日12時過ぎには一部通信社が国際通貨基金(IMF)がイタリアを支援すると報じたイタリアの新聞報道について否定的な見解を報じた事や、格付け会社ムーディーズが ”ユーロ圏内で複数のデフォルトの可能性はもはや無視できない” との見解を示した事を背景に、NZD・円は58.19円まで約40銭急落する場面がありました。 このことから、引き続き欧州債務問題の行方には注意したいところです。
先週23日、筆者はNZDを57.30円で購入することをお勧めしましたが、ユーロの債務問題が大きくのしかからなければ、日足から見ても61~62円位までは上昇しそうな気配があります。 2週間に渡り頭を強く抑えられていただけに、反転はごく自然なもののように思えます。 当面、強気で見てみたらいかがでしょうか。
NZでは26日に総選挙が行われ、キー首相率いる国民党が議席を伸ばして勝利しました。 昨日のNZD・円は前週末終値から70銭近く大きな窓を開けて上昇してスタートすると、取引開始直後には一時58.23円まで値を上げた他、29日00:50時には59.17円まで上昇しました。
本日のNZD・円上昇の背景には、以下の2つの出来事が挙げられます。
(1)NZ総選挙で与党が勝利
議席数(定数121)の内訳は(カッコ内は選挙前)
国民党 60(58)
労働党 34(42)
グリーンズ 13 (9)
などとなり、与党の国民党は議席を伸ばした他、少数与党(連立パートナーの消費者・納税者同盟党、統一未来党も各1議席を獲得)と合わせ、与党が議会で過半数の勢力を確保しました。
(2) 欧州債務懸念の和らぎによるリスク回避の動きの後退
日曜日にイタリアの地元紙が ”イタリアの債務危機の一段の悪化に備えるため、国際通貨基金(IMF)を中心に最大6000億ユーロの支援準備” との報道を受けて欧州債務懸念が和らぎ、リスク回避の動きがやや後退している事も、NZD買いを誘ったものと推測されます。
欧州債務問題は依然し解決の糸口が見えず、本日12時過ぎには一部通信社が国際通貨基金(IMF)がイタリアを支援すると報じたイタリアの新聞報道について否定的な見解を報じた事や、格付け会社ムーディーズが ”ユーロ圏内で複数のデフォルトの可能性はもはや無視できない” との見解を示した事を背景に、NZD・円は58.19円まで約40銭急落する場面がありました。 このことから、引き続き欧州債務問題の行方には注意したいところです。
先週23日、筆者はNZDを57.30円で購入することをお勧めしましたが、ユーロの債務問題が大きくのしかからなければ、日足から見ても61~62円位までは上昇しそうな気配があります。 2週間に渡り頭を強く抑えられていただけに、反転はごく自然なもののように思えます。 当面、強気で見てみたらいかがでしょうか。