FX寺子屋 by 葛勝老師

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9月度の騰落率の上位は南半球の通貨。

2011-10-05 06:00:00 | 日記
昨日は欧州債務問題の混迷を背景に、外国為替市場ではクロス円で強烈な円高が進むと同時にストレートドル市場では強烈なドル買いが進んでいます。

通常、市場のリスク許容度が削り込まれる局面で買われ易いのが日本円ですが、今回のケースではリスク・オフの震源地がユーロ域内にあるため、クロス円での円高圧力とストレートドル市場でのドル高圧力が打ち消し合って、何故かドル・円だけはカヤの外に置かれるという不思議な現象が続いています。

<9月度の為替市場の騰落のデータから>
            9月1日     9月30日     騰落率
ドル・円        76.64    77.13   +0.64%
ユーロ・円      110.12   103.27   -6.22%
ポンド・円      124.52   120.20   -3.47%
AUD・円       82.04    74.54   -9.14%
NZD・円       65.44    58.71  -10.28%
日経平均      9017.01  8700.29   -3.51%
NYダウ     11613.30 10913.38   -6.03%
WITI原油      88.71    79.20  -10.74% 

債務危機の震源地であるユーロよりも、南半球通貨の豪ドルやNZドルの下落のほうが大かった事がわかります。 これまで、投資先を求めて南半球に流れていた資金が北半球に回帰するという、リスク回避相場でした。 NZDは各付け評価の引き下げにより、もう少しの調整が必要ではないかと思われますがかなり底値ゾーンに迫ってきているのではないでしょうか。

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