FX寺子屋 by 葛勝老師

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日銀はスイス中央銀行のような強いリーダーシップが取れないのか?

2011-09-08 06:00:00 | 日記
昨日、会社で中秋節のお祝いの月餅を配りました。 皆、喜んで持ち帰っていきました。

さて日銀白川総裁の定例会見の内容 : 気になったポイントのみ記述

・過去1ヶ月間、世界経済の不確実性は幾分高まった。 8月の緩和策、さまざまな不確定要因を前広に取り込んだ思い切った措置。
・欧州金融システムが不安定化すれば世界経済・日本金融機関に影響を及ぼす。 欧州ソブリン問題は実体経済に影響及ぼしつつある。
・今回会合で追加緩和を決定しなかったとの意識はなく、強力な金融緩和を推進している。
・日銀の緩和政策が量的に不足しているというのは事実に反する。 マネタリーベース対GDP比でみると日銀は先進国で最高。
・量という側面で金融政策の刺激度を測ることは適切ではない。
・海外不確実性と為替・金融市場、日本経済にマイナスの影響与えかねない。 円高を背景に海外でのM&Aいかに増やすかが大事な課題。
・欧州問題、世界経済の大きなリスク要因はG7関係者で認識を共有しなければならない。
・スイスの為替政策はフラン上昇による経済・物価動向への影響を踏まえた措置である。

日銀白川総裁は十分な金融緩和措置を取っているとの認識を改めて表明しています。 残念ながら追加緩和に前向きとはいえない会見内容だったように思われます。 円高対策にもう少し前向きに政策を押し出してくれるかと期待したのですが、肩すかしをくらった感じであり残念でなりません。

ドイツからの話題 :
注目されていた独連邦憲法裁判所の重債務国支援に関する訴訟の判決は、一部独国会議員の訴えを退けて「合憲」との判断を下しました。
"違憲" 判決となれば、ギリシャ救済に赤信号が灯りかねない状況でしたが、これが回避された安心感からユーロが買い戻されてましたが、続報として、同裁判所が ”支援実施前に議会委員会の承認が必要 ”との見解を示したことが伝わると急落してしまいました。

一進一退を繰り返す、いわゆる膠着状態ですかね。 今夜はいよいよバ―ナンキ米議長の講演です。 今夜は何が出る見ものです。

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