今週の為替予想レンジ（９月２日～９月７日）

今週の為替予想レンジ

＞ドル・円　　　　　９７．００～９９．８０　
＞ユーロ・円　　　１２８．４０～１３２．４０

＜今週のテーマ・指標＞３つ星以上
２日　英・８月ＰＭＩ製造業
３日　豪・７月小売売上高 　英・８月ＰＭＩ建設業　米・８月ＩＳＭ製造業景況指数
４日　豪・第２四半期ＧDＰ　ユーロ・７月小売売上高　米・７月貿易収支　米地区連銀経済報告
５日　日・日銀金融政策決定会合　豪・７月貿易収支　英・ＢＯＥ政策金利発表　ユーロ・欧州中銀金融政策発表　米・８月ＡＤＰ全国雇用者数　８／３１までの週の新規失業保険申請件　８月ＩＳＭ非製造業景況指数
６日　米・８月非農業部門雇用者数　８月失業率

＜今週の予想＞
今週６日は、毎月のお祭り事である米・雇用統計の発表があります。　量的緩和縮小に踏み込めるかの最後の判断材料として注目度は高いのではないでしょうか。

最近の為替市場では豪ドルの弱さが特に顕著になり、対ユーロでは安値を更新し、対米ドルでは直近の安値に接近しています。　豪ドル相場への影響の観点からは、引き続きシリア情勢が最大の注目点ですがが、西側諸国が軍事行動を起こす可能性が高まれば、少なくともファーストリアクションとしては投資家のリスク回避姿勢が強まり、豪ドル安を加速させると予想されることになるでしょう。

豪ドルの下落トレンドが加速した場合、恩恵を受けるのは豪ドルの実効レートと負の相関関係を有するユーロと米ドルであり、これらの通貨が強含む展開となる公算が高いものと思われます。

シリア情勢において、有事のドル買いは発生しておらず、有事に際してもっとも目立つのはそれまで積み上がってきたポジションを巻き戻す動きです。　シリア情勢に加えてエマージング市場の不安定さがくすぶる中で、マクロ経済環境が一定だったとしても、円ショートを巻き戻す動きには注意が必要ではないでしょうか。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。