吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

でくのぽう

2016-01-28 23:17:14 | 日記
昨日の吐露で、新興宗教というキーワードで思い出したのですが

母親が、新興宗教の信者となったことで、壮絶な運命を辿ることになった少年を描いた
『カナリヤ』という、2005年製作の映画が、とても見応えがあります。
(「面白い」という表現とは違います)

母親は、どんな結果になっても仕方がないと思うのです。
大人なのだから、自己責任だもの。
でも、母親についていくしかなかった子供たちの、なんと悲惨なことか。

あのおぞましい事件から9年後、まだ、事件の記憶が生々しく残っていた時期に
よくもこんな恐ろしい映画を作ったものだと思う。
はっきりと、あの教団を否定しているわけではないけれど
映画全編から、冷静に拒絶しているのが伝わってきます。
ですが、ただ、立ち直ろうとする人たちへの視線は、優しくて温かい。

そして、石田法嗣という、子役に見えない子役の男の子が演じる主人公が、とても良い。
演技の巧さもさることながら、とにかく顔が良いのです。
ハンサムとか美少年とか、そういう顔の良さではなく、表情、特に、目が良い。

更に、演技派美少女の谷村美月ちゃんも、大変重要な存在として、主人公の少年に関わるのですが
美月ちゃんと、美月ちゃんが演じる少女が、これまた良い。

映画全体としては、感動するというよりも、「受け取る」という感じ。

興味のある方は、機会があったら見てください。


さて、本日は初出勤日でした。

今日は、全体の流れを見るようにということで、仕事らしい仕事は何も出来ず。
何かしろと言われても、教えてもらうか確認するかしないと、何も出来ません。
まさしく、でくのぼうです。

もう、情けないやら、悔しいやら。
くそう、次はもう少し。