吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

結構ショックだ

2021-03-31 08:10:00 | 日記
セブンイレブンのパン棚から、ダブルいちごジャムパンが姿を消した。

あっちのセブンイレブン、こっちのセブンイレブン、いろいろ見て回ったけれど
ダブルいちごジャムパンは、何処にもない。

あれだけ愛していたのに、何故。

ダブルいちごジャムパンがいた場所に、当たり前のようにチョコクリームパンがいる。

お前じゃない。

お前じゃないんだ。

私には、ダブルいちごジャムパンでなきゃダメなんだ。

寂しさを紛らわせるために、某大手パンメーカーのジャムパンを食べてみたけれど
ジャムの酸味、甘味、そして量。

どれも、セブンイレブンのダブルいちごジャムパンには遠く及ばない、

私の愛は満たされない。

私のせいじゃない

2021-03-26 18:40:00 | 日記
現在、私の勤め先は(私の勤め先に限った話ではありませんが)
コロナだノロだインフルエンザだと、かなりピリピリしています。

もちろん、ご家族の面会もご遠慮頂いています。

本当は、こんな時だからこそ、住み慣れた家で家族と過ごしたい筈なのに。

と、いうわけで、オンライン面会の出番です。

スマホやタブレットのカメラ機能を使って、家族の顔を見ながら話すことが出来る。

さすが、「今どき」って感じですね。

先日、90歳を少し過ぎた男性が、ご家族とオンライン面会をすることになりました。

男性は耳が遠い上に、話す言葉に訛りがあるので
スムーズな会話がなかなか成立しずらい。
しかも、オンライン面会には時間制限もあります。

なので、ご家族が話したいことは、ホワイトボードを使用し
男性はそれを読んでやり取りをするという
なんとももどかしくも微笑ましい面会になるのです。

男性は声が大きいので、私たちが普段通りに仕事をしていても
自然と話している声が聞こえてきます。

どうやら、男性のお孫さんが(ひ孫かも?)、今度進学することになった様です。
男性は、その子にお祝いをあげたいらしく
画面の向こうの息子さんに、こう言いました。

「あのな、ちんこ
 わしのちんこ
 ちんこの下にふくろがあるから」

私は、一瞬ぎょっとしました。

ちちちちんこのしたのふくろ!?

「ちんこの下の袋から十万円だしてな、渡してやってくれ」

私の拙い文章からは伝わりにくいのですが、彼はかなり訛っているのです。

勿論、「ちんこ」とは「金庫」のことです。

それが分かっていても、私は可笑しくてたまらない。

勤務中だというのに、私は笑いを堪えるのにとても苦労してしまいました。

これって、私のせいじゃないですよね?


雪解け

2021-03-25 15:55:00 | 日記
ようやく雪が解けて、乾いた路面が覗いてきて
暖かいと思える日が増えてきました。

春ちかし。

でも、雪が解けると、見たくないものも見えてきてしまいます。

使い捨てマスク。

どうしてこんなものが落ちているんだろう?
マスクを捨てたということは、捨てた先はマスクをしていないということなのか
家の近くまで来たから、もうマスクは要らないと、その場にポイ捨てしたのか

分かりません。

でも、要するにゴミでしょう。

小さい手袋の片方が落ちていたりすると
手袋を無くした小さな手を思い浮かべてほっこりしてしまうのですが
マスクはうっかり落とさないでしょう。
しかも、マスクを無くしたその顔は、きっと可愛くない。

マジか!?の、あ〜ん

2021-03-19 18:51:00 | 日記
初めて粕汁を作ってみました。

酒粕を使った汁物で、具は大根、人参、里芋、ささがきごぼう、きざみ生姜、油揚げ。
そして、シャケ。

レシピに、味付けはお塩とお醤油と書いてありましたが、塩麹と醤油麹を使いました。

本当は、甘酒のような乳白色に仕上がる筈だったのですが
醤油麹を多く入れ過ぎてしまったので、粕汁というよりお味噌汁のような色になってしまいました。

そして、レシピには書いていませんでしたが、シャケは焼いてから投入。

こんがり焼けた皮の香ばしさが加わって、とても美味しかったです。

その、美味しい粕汁を父のところへ差し入れに行ったのですが
久し振りに、お昼はお蕎麦でも食べに行こうかという話になり
車で10分ほどのお蕎麦屋さんへ行ってきました。

父は、「梅おろし蕎麦」で、私はちょっと珍しい「かきたま蕎麦」をオーダー。



温かいかきたま汁のつけ蕎麦です。
かきたま汁にお蕎麦をからめてたべるのですが
これが、思っていたよりずっと美味しい「当たり」でした。

父が、急に
「梅おろしも美味しいよ、食べてみるかい?」
と、言ったので、うんと答えると
父は、梅おろしの入ったつけ汁に、自分のせいろからお蕎麦をとってつけ
なんと、私の方へお蕎麦を差し出しました。

こっ、これは。
もしかして、あーん?

お蕎麦屋さんの対面テーブルのあちらからこちらへ、あーん?

一秒にも満たない、ほんの一瞬の躊躇。

しかし、躊躇している場合ではない。
この状況は、誰が見ても分かる、確実なあーんであり
やたら目立つあーんでもある。
そして、長引かせれば長引かせるほど人の目を引いてしまうあーんでもある。

私は、テーブル越しに中腰姿勢になり、更に首を伸ばして
父の箸にからめ取ったお蕎麦を、一気に啜りました。

大根おろしは辛くなく、梅肉も塩気も酸味も浅く。

「そんなに酸っぱくなくて食べやすいね」

腰を下ろしてから、感想を伝えると、父はにっこりしながら言いました。

「お母さんとも何回か来たお店だよ」

ほんの少し、胸がきゅんとなってしまいました。

いま、父は母の思い出と食事をしているのかと思って
その場面が頭に浮かんでしまって。

「お母さんは、何を食べていたの?」
「天ざるとか、だったかな」

父と私が会うとき、いつもそこには母がいる。
私は、敢えて母のことを聞く。
若い時のこと、年を取ってからのこと。

父の記憶が色褪せない様に。


でも、あーんは。

流石に照れますよ、お父さん。