はじめてじゃない おつかい

今日は、家族３人、全員が家に揃っていたので
数年ぶりに、さっちゃんにお買い物に行ってもらうことにしました。

本日のお買い物メモ
『おとうさんと、おかあさんと、さとみの、おひるごはんとのみもの』

先ずは、お父さんが
「用事があるので出掛ける」
と、一足早く家を出て、目的地で待機。

そして、私は、さっちゃんにお買い物メモを渡して
「おかあさんは、おうちで待ってるね」
と、玄関で一旦さっちゃんを見送り、後を追うことにしたのですが
さっちゃんは、自信に満ちた余裕の笑みを顔に浮かべて、玄関のドアを閉じました。

その数分後に私が家を出て、さっちゃんの後を追ったのですが
さっちゃんは、私が思っていたよりもずっと早く歩いているらしく
もう既にかなり遠くを歩いていていました。

のっしのっしと目的地に向かって歩く後ろ姿は意欲が溢れ、なにやら頼もしささえ感じます。

さっちゃんは、やがてお父さんが待機するスーパーへと入り
ショッピングカートに買い物かごを乗せると
なんの迷いもない表情で、次々に品物を手にとっては、買い物かごの中に入れていきました。

バナナ、納豆...。

...え？

お昼ご飯と関係ないんじゃない？

さっちゃんは、更にショッピングカートを押して、次のコーナーへと進みます。

乾麺類や、インスタントラーメンのコーナー、お惣菜のコーナー
お買い物かごが、もういっぱいになっています。

おいおい、いったい何をそんなに買い込んでいるんだい？

さっちゃんにお財布は持たせていましたが、そのあまりにも豪快なお買い物の仕方に不安を感じたお父さんは
流石に辛抱たまらなくなり、お会計の時に、さっちゃんに付き添うことにしてしまいました。
（私はさっちゃんに見付かりそうになってしまったため、離れた場所に移動中でした）

こうして、さっちゃんが買ってきたのは写メの品々。
バナナ、納豆、焼きそば（大・小）、鮭おにぎり４個
ごま塩おむすび２個入り１パック、五目おむすび２個入り１パック
みどりのたぬき、チキンラーメン５袋セット、醤油ラーメン５袋セット
そうめん、うどん、グリーン麺などの乾麺類、蒸しうどん６食

………。

なぜ蒸しうどん６食？

これからフリーマーケットかキャンプでもするのかというような、大量の食料を前に
任務を無事に終え、どや顔笑顔満開のさっちゃんを
お父さんと私は、入れ替わり、立ち代り、褒めて褒めて、褒めまくったのでした。

そして、今夜のお夕食は、さっちゃんが買ってきた蒸しうどんを使って、月見うどんを作りましたとさ。