吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

名をなのれ!

2017-01-30 21:57:58 | 日記
先週末、さっちゃんとお出掛けをしたときに、駅の改札口で、声を掛けられました。

「あら、さとみちゃん!お出掛け?」

50代半ばの女性です。

さっちゃんの名前を知っているといことは、さっちゃんの知り合いなのでしょうけれど
私は初対面です。

「ええと・・・?」
「・・・」の中に、(どなたでしたっけ?)という言葉を込めて、私は彼女の顔を覗き込みました。

すると、彼女は私の視線に気付いて
「あ、私『HEART』さんで、週1で働かせてもらっているんです」
と、言いました。

『HEART』さんとは、さっちゃんが週に数回通っている、施設の名前です。
私は、その後に続く言葉を待ちましたが、彼女はそれきり黙ってしまいました。

「そうでしたか!
それは、いつもお世話になっております」

私は、ごく一般的な、挨拶をしてみました。
そもそも、相手が誰だか分からないのだから、お世話になっているかどうかも分からない。

『HEART』さんの関係者であることは分かりましたが、ところで、あの、お名前は・・・?

と、聞きたい。
でも、相手が名乗らないのには、もしかしたら、それなりの理由があってのことかもしれない。

だって、大抵の人は言うでしょ。
こういうとき、自分の名前。

私がもやもやと考えている間も、やっぱり彼女は自分の名前を名乗ろうとはせず
少しすると、笑顔を浮かべたまま
「じゃ」
と、言って、私たちから離れていきました。

相手がさっちゃんや私のことを知っているのに、私はその人のことを知りません。
なんだか、あまり気分の良いものじゃないなぁ。

さっちゃんが通っている施設の人なら、せめてちゃんと名前くらい言って欲しかった。

じゃあ聞けよって話なんだろうけど。


たんこぶ

2017-01-28 21:05:53 | 日記
今日、さっちゃんとお買い物に行った時に、伊予柑を買いました。

お会計を済ませ、購入した商品をエコバッグに移す際
伊予柑をバッグに入れる瞬間、うっかり手を滑らせ、伊予柑を落としそうに・・・
私の両手は、慌てて伊予柑を追いかけました。

ごっ!

鈍い音と共に、額の真ん中に激痛が走りました。

いま、何が・・・?

私は両手に伊予柑を持ったまま (伊予柑は落とさずに済みました)、思わず顔をしかめました。

さっちゃんが、目をまん丸にして私を見ています。

ひたいの真ん中にじんじんとした痛みを感じながら、正面を見ると
そこには、大きな掲示板が掛けられていました。
私は、その掲示板の額縁に額をぶつけてしまったのです。

伊予柑を落とさないことに夢中で、掲示板など全く目に入っていませんでした。

集中力はあるけど、注意力ゼロ。

額の衝撃度は思ったよりも強かったらしく、いま私の額の真ん中には、小さなたんこぶが出来ています。


いてー。

深い。

2017-01-27 21:07:13 | 日記
私の好きな冬野菜、ちぢみ雪菜。

色が鮮やかなみどりで、フリルみたいな葉が特徴。

クセがなく、加熱すると甘みが出るのですが、私はおひたしにするのが一番好き。



今日、本屋さんで本を物色がてら立ち読みをしていたら
たまたま手に取った本の、たまたま開いたページに、こんな一行が。

『あなたの嫌なところをあなた以上に知っている人はいません』

うーん、深い。

結局、その本は買わずに、別の本を買ってしまったのですが
その一文が、妙に心に残ってしまいました。

私の嫌なところを、私以上に知っている人はいない。

ホント、誰にも知られたくない。私の嫌なところ。






チワワ

2017-01-26 22:56:18 | 日記
雪が積もって、積もって、どんどん積もって
積もった雪のせいで、人がひとりやっと通れる程度になってしまった一本道の向こうから
飼い主を連れたチワワが歩いてきました。

はい、書き間違えた訳ではありません。

飼い主を連れた、チワワです。

チワワと飼い主を繋ぐリードは、明らかにチワワが引いており
飼い主は、その後ろを歩いているのです。

細い道の中で、飼い主を連れたチワワと私は対峙しました。

見つめ合う、目と目。

私は、黙って脇の雪の山に足をすすめ、チワワと飼い主が通れるスペースを作りました。

飼い主を連れたチワワは、私をちらっと見てから
私が作ったスペースを使って、飼い主を連れて、悠々と歩いていきました。