この日manamiが出掛けた先は、地下鉄2号線の前門駅の真上、駅の名前にもなっている、前門。正式名称は、正陽門といって、1419年に創建された後、明朝・清朝時代を通して南正門として利用されてきたもの…。
安全検査を経て、天安門広場に入って、正陽門東側の入口から20元の入場料を払って中へ…。実際には、“2018年北京博物館通票”を使って、無料だったのだけれど…(累計回収額35元)。
この門は、1900年に八国聯合軍の攻撃にあったり、1937年に日本軍に占拠されたり、その他にも火災で何度も消滅しては建て直されてきたのだれど、1915年の改修後は、現在あるような城楼と箭楼を残すのみの姿になったとのこと…。
で、城門内の展示を見ながら、今回学んだのが“九門走九車”で、これは、当時北京の城壁にあった9ヶ所の城門について、各々通行する車の用途が分れていたということを示したもの…。
正陽門: 最も格式高く、主に皇帝の車が通行
宣武門: 近くに刑場・菜市口などがあり、囚人や死人を載せた車が通行
阜成門: 西山から石炭を運んで来る車が通行
西直門: 水源である玉泉山・昆明湖に近く、水を運ぶ車が通行
徳勝門: 北方民族と戦う軍隊が、戦闘に出発する時に通行
安定門: 北方民族と戦った軍隊が、戦闘から帰還する時に通行
東直門: 土木建築材料を運ぶ車が通行
朝陽門: 通州方面から水運で運ばれてきた穀類を運ぶ車が通行
崇文門: 税関の機能があり、主に酒を運ぶ車が通行
耳が千切れんばかりの寒さの中ではあったけれど、天安門広場南側の高見から眺める360度のパノラマは、なかなかのものだったね!
もっと北京の最新情報を集める! ⇒⇒⇒⇒⇒
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます