一緒に学ぼう、等身大の中国!

manamiの私生活は、食べることと歩くこと。日々の生活を通して、メディアが伝えない、中国の今を覗いてみよう!

円明園~最北の西洋楼遺跡まで足を伸ばして!~

2016-05-26 05:33:29 | 北京市内観光

 でも、円明園の見所は、やっぱり巨大な公園部分にはないと思うのは、manamiだけではないだろう~。
 というのも、1856年に勃発したアロー戦争(第2次アヘン戦争)に際して、フランス・イギリス軍が侵入・略奪・破壊した結果、嘗ての離宮は廃墟となってしまい、その後の月日の流れによる自然風化に加えて、義和団の乱や文化大革命も加わり、更に破壊が進んでしまった結果、現在の公園のような場所になってしまったのだ…。
 そんな中で、わずかに当時の面影が残るのは、長春園の北側に隣接した西洋楼遺跡で、円明園参観では欠かすことのできない場所。迷路や噴水等を含めた西洋式建物が並んでいた面影が、破壊された石製ブロックから見て取ることができるのだけれど、近くの小道に並べてある当時の姿を示した銅版画の展示と見比べながら歩くと、イメージは更に膨らんで楽しい!

 このエリアに並べられていた12体の動物のブロンズ像は、“12生肖獣首銅像”と呼ばれているのだけれど、首から上が切断されて海外に流出したという物語が持っている。その後、様々な方法で少しずつ中国国内に買い戻されてきてはいるものの、まだ、国外にあるものも残っていて、稀に、フランス・イギリスの破壊の歴史を伝えるエピソードとして、今でも話題になることがある…。
 とか思いながら夢中で歩き回っているうちに、疲れてしまったのか、気が付いたら、もう1つの有料参観エリア“全景模型”に足を運ばないまま、出てきてしまった…。これは、プチ失敗!ははは…。



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