(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ふたりはプリキュア 第3話 『 イケてる実習生に気をつけろ! 』

2011年05月16日 | ふたりはプリキュア
意外とよし美先生はビッチだな(笑)。

 そんな今回のお話は…
 どんよりと歪んだ闇の広がる世界、ドツクゾーンに重く低 い声が響いている。ひざまずくピーサードに対し憎々しげ に毒を吐く影…それを陽炎の向こうから眺めている影達。
 暗黒の王の前で同じ失敗は許されない…ピーサードの顔は 苦悶に歪んでいた。一方ベローネ学園では教育実習生や社 会科見学の話題が持ち上がり、なぎさとほのかは社会科見 学の担当に。
 うっかり志穂と莉奈の前で喋りだしたメップ ル、ミップルをごまかす為、社会科見学の相談と銘打ちそそくさとほのかの家に向かう。
 莉奈「あの二人あんなに仲良か ったっけ?」志保「うーん」
 由緒正しいお家柄らしく奥ゆかしげにたたずむ雪城家で、 物珍しげに辺りを見回すなぎさを、苦笑いして見ているほ のか。そこでメップルとミップルに光の園からこの世界・ 虹の園にやってきた理由や、国々の平和を脅かす存在・ド ツクゾーンの存在を聞かされる。
 二人の使命は全ての鍵と なるプリズムストーンを守りきる事。「なんか話でかくな い!?」当惑気味の所にほのかの祖母・さなえが顔をのぞ かせ二人を驚かせる。
 友達を連れて来たことに喜ぶさなえ だが、「なぎささん、ほのかをよろしくね」部屋を出る瞬 間穏やかに笑っていた瞳が意味ありげになぎさの目を捕え た。
  翌日、やってきたイケメン実習生・風間先生に視線集中の 生徒達。実は彼こそ学園に潜り込んできたピーサードだっ たのだ。
 しかしそんな事を知らないよし美先生は生徒と一 緒に風間先生にぞっこん、ピーサードにその気持ちを利用され操られてしまう!
 ピーサードの罠にはまったなぎさ は、よし美先生に連れられてやって来た体育館で、一人追い 詰められる。
 しかし…「待ちなさい!」普段と違うよし美 の態度に不信を抱いたほのかが、二人を追ってきていたの だ。なぎさにコミューンを投げ渡し、二人は三度プリキュ アに変身する!
 以上公式のあらすじから抜粋。

 お話としてはさして面白味のある内容ではないのだが、1、2話同様なぎさとほのかが少しずつ近づいていく様子を細かく描いているし、悪役が人質を取るといういかにも悪っぽいことをしてくれるのはいいな。お話はそれ以外あまり無いが(笑)。
 あらすじにあるように、ひょんなことからほのかの家へご招待されることとなったなぎさが、彼女の人となりを知るというのがむしろ今回のメインのような気がします。
 ほのかの家族のことや彼女の敬愛する博士、友達を家に招く事がほぼ無くひとりで本を読んでいるなど、少しずつほのかという人物を視聴者と一緒になぎさも理解するのと同時に、妖精たちからのプリズムストーンと戦う理由を提示され、プリキュアという接点からふたりの距離が縮まっている感じが良い。
 もしふたりがプリキュアになることがなかったのなら、おそらくなぎさがほのかの家へ行くことなどなかったであろうし、彼女の人となりを知ることもなかったであろうが、プリキュアという接点を持ったことで交わらなかったであろう線が自覚なく交わろうとしている様のじわじわする感じが良いのである。
 Aパートで社会科見学の委員になし崩し的に選ばれたなぎさに、もうひとり他にという所で優等生でクラス委員のほのかが指名される。MaxHeartのほのかならば立候補してしまう所であるが、この頃のほのかはそんななぎさのピンチ(?)に積極的な行動を示さないのだけど、1、2話と明らかに違うのはBパートからの戦闘前で、操られたよし美先生となぎさがなかなか帰って来ないと「私、見てくる!」と教室を飛び出すのである。
 教室を飛び出すのはさすがにおかしいと思ったからで、おかしいと思うのはプリキュアだからだ。もしかしたらなぎさが危ない目に遭っているかもしれない。とりあえずふたりはここまでの関係性になったのだ。普通なら事後のシホリーナのように「授業がなくてラッキー」なのだし。(ほのかは授業やってくれた方が嬉しいかもしれないが、それはそれ)
 この段々と近寄ってきてるなぁと感じられるのが、後々ラブんラブんになるふたりを知っている身としてはたまらない。それはともかくとしても、なぎさとほのかのここまでの関係を結構丁寧に描いていて、放映当初は8話まで何となく見ていた自分なのですが、今見るとよく考えて作られているように思います。

 さて、プリキュアと言えば戦闘!とこの頃は胸を張って言えたもんですが、今回はそれほどいいアクションがあったわけでもなく。飛んでくるボールをパシパシと打ち落とし、なぜか体育館の梁を歩くよし美先生を助け、緞帳に巻き付けられて壁に激突されたと思ったらマーブルスクリューで終わってしまった。
 メリハリのある動きが評判の初代としては物足りない戦闘だが、これでも現在絶賛放映中のスイートプリキュア♪よりも動いているしカッコいい。
 ボールを打ち落としたあとに決め顔アップドーン!攻撃を喰らったら苦痛に歪む顔バーン!と画面に面白味があって良いです。
 そして何より前述しましたが、悪役が悪をちゃんと演じているのが良いですな。よし美先生を人質に取り、プリズムストーンのことなんてよく分からなければ、コミューンをその時持っていないなぎさが「持ってない」と言っても「いいんだな?」と先生の首筋に鋭い爪を突きつける。これでプリズムストーンが手に入れば良し、結局出さなくて先生を殺してしまったとしても、ピーサードとしてはどこも痛くない。自分の目的以外のことに全く眼中がないこの悪役っぷりがなければ、やはり変身ヒロインとして戦う理由にならないだろうよ。やはり悪役は悪どくなければいかんですな。

 とまぁ、今回はそんなもんであるが、何度も書きますけど、なぎさとほのかという部分は丁寧に話を作ってあって感心する。
 8話までにどれだけ近づいているか、ちょっと見物だな。

花咲くいろは 第3話 ホビロン

2011年05月13日 | 視聴済アニメごった煮
いやぁ、見事に朝ドラ的でおもしろい。

 そんな今回のお話は…
 “喜翆荘”で長逗留をしている売れない小説家、次郎丸太郎(じろうまる・たろう)。
 彼の書きかけの原稿をゴミだと勘違いして捨ててしまった緒花は、次の朝、まかないの支度途中に姿を消してしまう。
 「東京に帰ってしまったのでは?」と心配する従業員たち。しかしスイは、そんな彼らを横目に旅館の大掃除を命じる。
 掃除のため次郎丸の部屋に向かった菜子だったが、次郎丸に、かたくなに掃除、そして部屋に入られることを拒まれてしまうのだが……。
 以上公式のあらすじ。

 朝ドラちゃんと見たことありませんが(笑)。
 それはともかく、お話は次郎丸の狂言から発展する騒動から緒花が精神的に喜翆荘に迎えられる様子を描いている。
 とは言っても基本は次郎丸関係のドタバタで、しかしそれが無くてはまとまらないのでお話としては良く出来ていると言える。
 そんな話は二重構造になっていて、パッと見の展開としては次郎丸の狂言を発端とする騒動で、自分に物書きとしての才能が無いと自ら言っている次郎丸は、本当は誰かに「大丈夫、アンタは小説家だ!」と背中を押されたかったのだということと、緒花が仕事が分からなくて悔しくて、それでも分からないなりに何とかがんばりたいんだというところをみんなに聞いてもらい、どっちも意味は違えど「出来ない」なりにもがいておったのだと、喜翆荘の人々に迎えられ、とりあえずの一段落をつけている見事な流れだ。
 今回のお話の意味合いは、どうしても小説が書けない次郎丸が緒花をウォッチし、彼女が自分でもわからない気持ちに気付き、仕事のできない緒花だから宿代を滞納してる客ではなく、小説家として次郎丸を見れたということで、喜翆荘の他の人々は、次郎丸はやな客であり緒花はなーんも分かってない新人さんでしかないので、この騒動は緒花でないと丸く収まらない。と、いうことをおかみさんであるスイが、実は上手い事仕切っていた、という所にある。
 前回からも分かる通り、劇中次郎丸のウソに気付いていたのは彼女だけで、今回の騒動後の仏壇での台詞から、緒花が分からないなりにがんばろうともがいていたのを知っていたのも彼女だけだ。
 詰め将棋のように「計算通り!」というわけではないだろうが、次郎丸にぶつけてなんとかなるのは緒花だろうと分かっていたのだろう。前回に緒花が動こうとするのを止めたのは、次郎丸が切羽詰まって動くのを持っていたのだ。
 だからBパートからののどかなカーチェイスでも落ち着いたもんだし、徹が信号待ちで飛び出しちゃうのも菜子が崖から次郎丸を助けに飛び込んでも、喜翆荘のことはみーんな知っているからなんも驚くことが無いのだ。途中の豆腐屋によれば徹は追いついてくるだろうし、菜子は小さいことからスイミングスクールに通っていて泳ぎが達者だから大丈夫。
 要は状況に応じてうまーいこと手の平で転がしていたようなものであるが、それをみんなに気付かれないようにさりげなーく行っていたのだ。なんだかんだで喜翆荘の人々を、そして孫である緒花を影から見守っている。緒花がそれに気付くのは、きっと随分と先のことなんでしょうねぇ。

 さて、個人的に気になった所としては、まずサブタイにもなっている「ホビロン」である。ホビロンとは何ぞや?と思っていたら、あぁ、あの「これが食える人の気がしれん」って感じのグロい食いもんか。
 それはともかく、前回に民子がベットで携帯の明かりを頼りにすごい勢いでノートに何を書いているんだろうと思っていたんだけど、緒花に「『死ね』は止めようよ!」と言われ、それに変わる言葉を考えていたんだねー。
 今回は騒動を通して緒花が喜翆荘の人たちの人となりを知るというのがあり、緒花はこれで民子を理解する。彼女はぶっきらぼうで人付き合い悪いけど、すごい努力家で真面目で一生懸命な人なのだ。
 緒花のことが嫌いなら、わざわざ別の言葉を考えてやる必要なんかないのに、前回緒花が本気でぶつかってきたもんだから、本気で対抗しないと気が済まなくなっちゃったんだろうねぇ。それで根が真面目なもんだから、ノートに候補を考えて書いちゃう辺りのある意味バカっぽさが可愛らしい。
 人となりと言えば菜子もそうで、崖からダイブして次郎丸を助けるシーンは、子供自分のあだ名は「かっぱっぱ」な彼女の見せ所である。
 そんな彼女はいつもおどおどしていてあんまり自分に自信がないのだが、そんな彼女が自ら「ちょとは自信がある」と言えるほどの特技を披露し、ちょっと怖いと思っていた緒花にすごいと言われ、彼女の中で緒花に対するマイナスをプラスで相殺してちょっと向き合えるようになった感じが良いですな。
 お話以外の所では、この物語がちょっとコメディ風味であることを踏まえた数々のシーンだろう。普通のドラマならという所で少し外してくる所が上手い。
 縛られる緒花は逆に縛る順序を教えてしまうし、カーチェイスは異様なのどかさだし、崖でのシーンは普通のドラマならスイが出てきて説教した段階で、次郎丸がガクッとうなだれて終わる要な所だがそうはさせない。菜子が飛び込んでからは、あのスイから「かっぱっぱ」なんていう言葉が出てくるのもどこか締まらない。
 途中のどこかで敢えて外しながらも、それでもきっちり見せたい所は締めている。この構成力と見せ方が抜群だ。
 
 お話としては、とりあえず今回の騒動で、緒花が喜翆荘でがんばりたい、輝きたいんだということが皆に伝わり、一緒に仕事をする仲間として迎えられて、第1話から続いたプロローグが終わったという感じがしますな。
 次回からまたどんな騒動が巻き起こるのか楽しみだ。

スイートプリキュア♪ 第13話  ムムム~ン!セイレーンとハミィの秘密ニャ♪

2011年05月12日 | 視聴済アニメごった煮
ああっ!ネコじゃなきゃいいのに!

 そんな今回のお話は…
 とつぜん現れた謎のプリキュア、キュアミューズ。でも正体はナゾのまま…。
 「もしもセイレーンがキュアミューズなら、こんなにうれしいことはないニャ♪」とハミィは言うけど、本当にセイレーンがキュアミューズ??
 そんなある日、セイレーンがおとしていったふろしきを拾ったハミィ。中からヒラリと楽譜がおちてきたわ。
 「セイレーン、まだこの楽譜を持っていてくれたニャ…」どうやらハミィとセイレーンの思い出の楽譜みたい。ハミィは、セイレーンとの思い出を響と奏に話すの。
 実は、むかし、幼いころから大のなかよしだったハミィとセイレーン。ハミィが「幸福(しあわせ)のメロディ」の歌い手にえらばれたのも、セイレーンのおかげだというけど…。
 以上公式のあらすじ。

 お話は基本的にこれまでよく分からなかったセイレーンとハミィの過去話と、なんでセイレーンが暗黒面に墜ちたかと見せる話。
 ハミィがセイレーンをずっと親友だと言っていたのは単なる天然で、嫌われていることに気付いていないのかと思っていたのだけど、ここでハミィがセイレーンに絶大なる信頼を寄せていることを、しっかり説明したのは良かったし、お話としてもちょっといい話で、割とベタではあるもののいい百合話(?)であった。しかし冒頭にも書きましたが、ハミィとセイレーンがネコじゃなかったら、女の子だったらもっと良かったのになぁと思わずにはいられない。
 百合はともかく、これまで悪役であったセイレーンが、実は卑怯なことが大っ嫌いで友情に厚いヤツであったというギャップは、マイナスをプラスに一気に変換し彼女の好感度は一気にあがりましたな。
 また、ハミィが幸せのメロディの歌い手に選ばれたのも、劇中ハミィが言っていたように、セイレーンいなければハミィが選ばれることは無く、また、彼女が音楽の才能に恵まれていただけに、ハミィの歌に感動しそれ故に自分がハミィの歌に敵わないことが分かってしまい、暗黒面に墜ちてしまった理由となっているのもおもしろい。
 暗黒面に関しては、今回あったようにどうもメフィストに洗脳されていたようで、これまでもそうだったかは分からないが、少なくともそそのかされるくらいのことはあったであろう。
 これまでネガトーンの発するネガティブ音波の効果が何となく思考がネガティブになるくらいの印象であったが、今回セイレーンがハミィとの友情を取り戻そうかという時に、ネガティブ音波と言うか不幸の音に、愛や友情などはまやかしと思い悪どくなってしまうという効果が分かるようになっていたのはよかった。が、こういう効果があるってのはもっと早くからやっておいて、プリキュアが戦う理由、キュアする目的として提示しておくべきだったんじゃないですかねぇ。
 それと、13話にして初めて悪役が悪役らしいことをしたのも良かったですな。ちょっと遅いですけど(笑)。
 これでメフィストがただのおっさんではなく悪の親玉と認識できるし、なにより友情を取り戻しかけたセイレーンを洗脳したことによって、これからハミィとセイレーンはどうなってしまうんだろうと物語の続きが気になるというものだ。4クールの長丁場、話に興味を持たせていかないとやっていけない。
 しかしだな、響と奏というところよりも、むしろハミィとセイレーンの方が気になるようにしてあるってのはどうなんだろうな。正直、全然響たちが絡んでこれなさそうで、蚊帳の外になってしまいそうな雰囲気なんですけど。
 もしセイレーンを響きらが説得するにしても、関係性の無い彼女らがなんか言ったところで説得力が無いし、当然その役はハミィがするべきで、となると響らはその辺でいいところを持っていけないよなぁ。主役なのに。
 なんか響と奏は夫婦喧嘩しなくなったと思ったら一気に影が薄くなったなぁ。キュアミューズも出てきちゃったことだし、ある事柄に対し、響なら響なりの、奏なら奏なりの行動と、そしてなによりそういうふたりだからこそのというところが見たいんだけど、なんでか基本的にこのふたりはやることが一緒で、まぁそれはハーモニーなんちゃらとの兼ね合いなのかもしれないが、それぞれの個性というものが今ひとつ見えてこなくてつまらんな。

 つまらんと言えば今回の戦闘も見事なおまけ感が凄まじい。なんかもう戦闘は変身バンクの音楽さえ聞ければあとはどうでもいい気がしてきた(結構あの曲が好きだったりする)。
 モッサリな動きはもはや相変わらずな動きなくせに、何故かダメージを受けるところは変に痛そうなのがなんか見ていてイヤだ。そういうアニメでもなかろうに。
 ここは逆に攻撃がヒットする所を壮快に良く見せろよ。初代なんかは敵の攻撃を喰らっている所なんて見たくないだろうという配慮から、受ける際はガードの上からという縛り(?)があったくらいなのに、このスイートにはそういう細かい気配りが足りんような気がします。
 攻撃がヒットしても効いているんだか効いていないんだかよく分からないような迫力の無さだし、技バンクは強力なモノをぶっ放した感じがしないしなぁ。せめてハートを飛ばす瞬間を、3カット別アングルでやるくらいのことがあってもいいだろう。アニメは動かしてなんぼですゼ。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアミューズたくさん。の中にミューズの仮面をかぶったセイレーンとハミィが混じってる」でした。
 次回は可愛げの無い女、奏がバカをやるっぽい(笑)。そして次回予告の無駄な釣りっぷりが何とも言えずヘニョネニョするな(笑)。どうせならオチつけろよ。
 どーでもいーんだけど、奏って意地っ張りで頑固で頭が良くて優等生で美人でちょっとバカで可愛げがない。ってところが誰かに似てるなーと思っていてふとピンときた。
 「究極超人あ~る」の「西園寺まりい」だよそれ!どーりで可愛げがないと思ったよ(笑)。なんかすごい発見をした気分です。

11/05/11

2011年05月11日 | 日記?
■今日の一枚 本間芽衣子ことめんまさん
 (web拍手を送る)
 おれもめんまに懐かれたい。
 OPイントロの「えいっ」ってジャンプするとこを記憶を頼りに描いてみたんだけど、結構いろいろと違ってたなー。
 今度はちゃんと見て描こう。

■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。
 次回次回(笑)。たぶん。


 何とかいろいろと落ち着きそうな感じがしないでもない。
 落ち着いたところでどうなんだというのもありますが。

GOSICK-ゴシック- 第15話 二匹の怪物は心をかよわせる

2011年05月11日 | 視聴済アニメごった煮
あんまり解明編という感じではないな。

 そんな今回のお話は…
 かつて王妃の寵愛を受けたリヴァイアサンの錬金術は、マスグレーブ男爵の策略 により、国王の目前で全てを否定された。
 怒りのあまり、罪のない少年を殺して しまったリヴァイアサン。失脚したリヴァイアサンに、戦争のための人造人間、 ホムンクルスを作らせようとある人物が近づく――。
 以上公式のあらすじ。

 お話は当然「錬金術師リヴァイアサン」事件の解明編で、前回前々回の謎をここで全て終わらせる。
 のだが、解明編というよりかは、この話は「過去の歴史」という感じですな。
 物語の舞台であるソヴュール王国の闇の歴史とリヴァイアサンは密接に繋がっていた。簡単に言えばそんな事件だったのである。
 そんなわけなので、どうも事件の解明という感じは無く、むしろ隠された歴史を紐解くと言った印象で、「犯人はお前だっ!」みたいな高揚感や「な、なんだってーっ!!」的な驚きは無く、割と淡々と進んでいく。
 そういった中で、ヴィクトリカの生まれや孤独、そしてこれからのことを暗示していると言った内容になっていて、まぁ続きを気にさせるような感じにはなっている。
 だからと言って某が特のおもしろかったとかも無く、今ひとつ盛り上がりに欠けるのはいつものこと。もうちょっと何かあれば良いとは思うのだけど、まぁ原作もこんな感じと言えばこんな感じであるので、こんなもんなのであろう。

 しかし、感じて想う所がなければ感想は書けないわけで、せめて久城なりヴィクトリカなりに感情移入できる部分が欲しいところだ。
 物語上は彼らの繋がりを重要視してはいるのだけど、見ている分にはあまりそうは感じることはなく、勝手に仲が良くなっているという印象の方が強い。
 まぁ物語の方は追わなくてはならないし、同時に彼らのことも描かなくてはいけないし、しかも尺の制限もあるので大変だとは思うのだけど、もっとふたりの時間を多くとっても良いような気がしますな。
 この物語はむしろ事件云々よりも久城とヴィクトリカがどうなのかの方に重点が置かれているような気がするし。
 とはいっても、原作と平行して9月には物語を終わらそうとしているんだから、いろいろと大変なんだろうなぁ、内部は。私のようにただ見ている者は気楽なもんである(苦笑)。

魔法少女まどか☆マギカ 第12話「わたしの、最高のともだち」

2011年05月11日 | 視聴済アニメごった煮
随分と壮大だなぁ。

 そんな今回のお話は…
 一人ワルプルギスの夜に挑み、深手を負ったほむら。
 何度挑戦しても勝てないくやしさ、自分の行為がかえってまどかを苦しめることになっていたことへの絶望で、自らのソウルジェムを黒く染め上げていく。
 そんなほむらの前に現れた少女、鹿目まどか。まどかは、決意のまなざしでワルプルギスの夜を見据え、ほむらに言い放つ。
 「叶えたい願い事をみつけたの」
 魔法少女となる者の運命を全て知った彼女は、果たして何を願い、どんな決断を下すのか?
 以上公式のあらすじ。

 お話はまどかがどうしてどうなったかを描いている。まぁ簡単に言ってしまえば、まどかはその力を逆に利用して、既存のルールに則ってそのルールを破壊した。
 何がどうなったかはももはやここで語ることでも無いので敢えて語らないが、お話としては、これまで愛と勇気と希望だけで何とかなるほど世の中甘くないよ的な、既存の変身スーパーヒロインもののアンチテーゼかと思わせておいて、最後にまさかの大肯定だとは思わなんだ。
 まどかが希望そのものになって魔法少女の呪いを全て受け止める。まどかはそれまでのルールを壊して新しく作り替え、彼女は宇宙を構成する一部となってしまったんだねぇ。つまり宇宙を形成するルールのひとつになってしまったわけだ。
 お話はその後、まどかが変えた世界はどうなのかを見せていく。
 神如き存在、いやまどかという希望によって魔法少女は魔女にならなくなった。しかし世界中の人々の不安や絶望を消し去ったわけではない。切望や不安、呪いは魔獣と形を変え、魔法少女はそれと戦っていく。
 その中で、宇宙が変わる直前にまどかから与えられたリボンによって、記憶を持ち越しているほむらだけは、彼女の存在と声を認識することが出来る。それは神如き存在となったまどかが最高の友達に与えたギフトなのかもしれない。
 まどかによってルールは変わり魔女は生まれなくなった。しかし世界は変わらない。まどかはルールを変えただけなのだから。これまでと同じように人は妬み、恨み、絶望し呪う。そんな世界でもほむらは彼女が守ろうとした世界のため魔獣と戦い続ける。まどかという希望が存在する限り。

 と、お話の流れとしてはそんな感じで、まどかによって魔法少女が絶望の権化になることは無くなり、「希望はなくならない!絶対、絶対に!」的なプリキュアみたいなお話のようであった。……のだけど、本当にそうなんですかね?この物語は。スタッフクレジット後のCパートを見ると、ちょっとそんな感じがしないんですよね。
 たくさんの魔獣を前に翼を展開するほむら。するとまどかの声が聞こえる。「がんばって」ほむらは小さく頷き魔獣たちに突っ込んで行く。という内容なんだけど、ほむらの展開する翼は黒く禍々しくて、まるで前回までの魔女の世界が形になったようだ。
 そんな翼を広げるとまどかの声が聞こえる。希望の声だ。ほむらは希望を胸に戦いへと身をを投じる。おそらくその身が朽ちるまで、永遠に。
 私みたいなネガティブ野郎は、まどかは希望と言う名の呪いになってしまったんじゃないかと思ってしまう。なくならない希望のため魔法少女は永遠の闘争へと明け暮れることとなるからだ。最終的に絶望し魔女となるのか希望を失わずに死ぬかの違いだろう。
 まぁどちらかと言えば後者の方が良いのだけど、それまでお話として「良かった良かった」で終わった感じではあったのだけど、このCパートで本当に「良かった」なのかなぁという気になってしまう。
 希望がある限り戦い続けるのは、呪いにかかって戦わざるを得ないのと大差ないのでは?と言いたいのかしら。「良かった良かった」で終わりたければ、Cパートは無くてもいいわけだし。
 しかし、物語としては安易に「良かった良かった」だけで終わらないのはおもしろく、良かったようなそうでもないような、なんかモニョモニョっとする感じではあるものの、この結構やりきれない物語の終わりとして、印象に残る終わり方だったんじゃないでしょうか。

 ともあれ、タイトルから魔法を使えるようになった少女が、魔法ひとつで悩みを解決し人々を助ける明るいハートウォーミングなストーリーと思わせておいて、まったく真逆の暗くディープな内容は、「変身ヒロインもの」に一石を投じる画期的な物語だったように思います。
 大好きで見ているプリキュアも、このアニメを見てよくよく考えれば、彼女たちもヘタ打てば死ぬかもしれないわけで、物語的にそんなことにはならないんだけど、もしプリキュアがやられて死んじゃったらどうなるんだろう?妖精たちはなんかしてくれるんだろうか?とか、妖精たちは勝手に現れて、変身しろだの戦えだの軽く言ってるよな、死ぬかもしれないのに等々、これまでそんなことを疑問に思う事無く見ていた変身ヒロイン達を、このようにちょっと違う見方するきっかけとなりましたよ。
 そういう意味では全く新しい観点から変身ヒロインというものを捉えて、固定観念的な既存の変身ヒロインものの壁をぶち破ったように感じます。
 謎の小動物と出会った少女が、変身ヒロインとして愛と勇気と希望をもって、人々を人知れず助け悪を挫く。けどそれだけじゃないよね。小動物がいいヤツとは限らないよね。超常の力を使って対価を支払わないわけないよね。と、避けて通ってきたところに敢えて突っ込んできた。そんな印象。
 個人的に蒼樹うめのキャラデザが気に入らないんだけど(何故か蒼樹うめが一発で変換しやがる)、物語は人を問わず興味深く見れる作品なんじゃないでしょうか。
 見てなかったという方は見てそんないものだと思うので是非一度ご覧あれ。

11/05/08

2011年05月08日 | 日記?
■今日の一枚 ひかりん作成中
 もうちょっと進むかなーと思っていたのだがなぁ。
 遊んじゃう年頃なのです。
 ってゆーか、感想書かないと……。とか言ってるからダメなんだと思う今日この頃。
 好きだから書いているのであって、書かないといけないではないはずなのだ。

■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。
 たぶん次回には完成しているはずさ。


 なにか、忘れているような気がするんだけど、例の如くそれが何かさっぱり思い出せん。
 まぁいっか、別に。(たぶん後で痛い目をみるんだろうなぁと思いつつ)

スイートプリキュア♪ 第12話  リンリーン♪キュアミューズのこと教えて!

2011年05月08日 | 視聴済アニメごった煮
この流れってことはセイレーンの線は消えたか。

 そんな今回のお話は…
 キュアメロディとキュアリズムのピンチをたすけてくれた謎のプリキュア・キュアミューズ。
 でも…ミューズはこう言ったわ。「べつに助けたわけじゃない」「わたしはだれの味方でもない」いったいどういうこと?
 仮面をかぶっていて、キュアミューズが誰なのかもわからない。ハミィはメイジャーランドの女王アフロディテに聞くけど、やっぱり謎のまま…。
 響と奏はキュアミューズのことが気になってしかたがない!正体はもしかして…
 そんなとき、トリオ・ザ・マイナーとハミィが車の中に音符をみつけて取り合いに!するとバスドラが車をネガトーンに変えてしまったわ!
 かけつけた響たちはプリキュアに変身!!そこへ、ふたたびキュアミューズもあらわれて…。
 以上公式のあらすじ。

 なんか要領を得ないあらすじですが、今回のお話としては、キュアミューズの正体をセイレーンと思わせておく。的なお話で、日常パートは割とコメディ風でその点ではおもしろかった。
 まぁ内容としては、響は友人の和音、奏は先輩である聖歌、バスドラはセイレーンが怪しいと思っていて、メイジャーランドのアフロディテもマイナーランドのメフィストも、まぁ結局誰もが真相に辿り着かないってだけの話で、ミューズは誰なんだろうねーというところの中で、ハミィがひとり「自分は頼りないリーダーだニャァ」などと勝手(笑)に思うという内容だ。まぁ正直に言うと内容はさしてない(笑)。
 特に何かしらのヒントがあったわけでもなく、ミューズは誰かというところで今この時点でセイレーンかと大々的に言っているということは、正体バレした時に「○○だったのかーっ!」という驚きが無くなっちゃうので、むしろセイレーンの線は消えたと見るべきだろうな。
 同じ理由で和音、聖歌もこの時点で響と奏が疑っているというのなら、残る線はアコかまだ出てきていない新キャラなんだろう。
 個人的には、なんか含みのある音吉さんの孫であろうアコが設定的にもクサいし、そうだと分かった時に結構なインパクトがあっていいと思うのだがはてさて。

 まぁミューズの正体はそのうち分かることなのでとりあえず放っておくとして、今回のお話としてはハミィが自分をリーダーだと思っていたことがとても意外であった(笑)。
 この感想でもいつも「役に立たない」とか「頼りにならない」とか言っておりましたが、やっぱり響と奏もそう思っていたようで(笑)、そんな言葉を口にされ、がーん!とショックを受けているハミィに「えっ?お前、自分がリーダーだと本気で思ってたの?」と思ってしまいました。そういうヌケてるハミィも見ていてだんだん慣れてきて、そんな小動物の一連の流れを割と楽しく見させてもらいましたよ。
 そういった流れの中でちょっと気になったのはアフロディテである。第1話でも思ったのだが、この人はあんまり世界の平和を祈っている聖女や女神という感じがしないよな。
 今回ハミィがミューズのことを聞いたときも知らなくてはぐらかしたりと、エラい立場にはいるけど光を指し示すような威厳みたいなものはない。
 そもそも、悪役であるマイナーランドの連中も、どぎつい悪どさを発揮するわけでもなく、イメージ的にマイナーランドは悪いって感じがするだけだし、そのメイジャーランドとマイナーランドの対立構造も判然としていなくて、そういった観点からしてもプリキュアが戦わなくてはいけない理由として弱い。どちらも音符集めに必死になっていて、世界が幸せだ不幸だという以前に、アフロディテもメフィストも相手にただ負けたくないだけっていう印象だなぁ。そんな印象なので、プリキュアがいいように音符集めに利用されているように感じられるのは正直どうかと思う。
 戦うからにはしっかりした理由が欲しく、プリキュアが最終防衛ラインであり負けられないというところを示してほしいところだ。
 今のところでは、プリキュアが負けたところでせいぜいみんながネガティブ思考になるくらいのことでしかないからなぁ。しかも、響の父みたく「楽しい音しかわたしの耳に入らない!」とか言って不幸のメロディの効果がない人もいるわけで、ちゃんと自分をしっかり持っていれば特に何ら問題ないことは実証済みだもんなぁ。これでいいのか?と思ってしまいます。

 さて、プリキュアと言えば戦闘!という言葉は随分昔の話になってしまいましたが、このスイートプリキュア♪の戦闘のオマケ感は正直凄まじいの一言だ。
 今回は一応ベルティエを分割し新技の披露をする回でもあったのだが、この高揚感の無さはある意味すごい。
 いつも思っていたんだけど、どうも「戦っている」という感じがしなくって、動きやカット割り、構図などが日常パートとそう変わらないのはどうか。
 せめてもうちょっと力強さや迫力が欲しいですな。マジでもうちょっとがんばれ、東映アニメーション。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キラキラ顔の奏とそんな彼女にあきれ顔の響」でした。
 この奏、可愛いなぁ。奏はビジュアル的にはすごく好みなんだけど、もうちょっと可愛げがあればなぁ。もっと明確な弱点のような欠けた要素を作って隙を見せればいいと思うのだが……。

花咲くいろは 第2話 復讐するは、まかないにあり

2011年05月06日 | 視聴済アニメごった煮
いやぁ、おもしろいなぁ。

 そんな今回のお話は…
 「従業員として働きながら高校に通うこと」と、祖母である四十万スイ(しじま・すい)から厳しく言われ、スイが経営する温泉旅館“喜翆荘”で、新たな生活を歩み始めた緒花。
 それは思い描いていた生活とはほど遠い世界だった。
 だが彼女は、板前見習いとして住み込みで働く鶴来民子(つるぎ・みんこ)や同じ仲居の押水菜子(おしみず・なこ)をはじめ、喜翆荘で働く従業員たちと打ち解けようと孤軍奮闘。
 しかしその頑張りが裏目に出てしまう。
 以上公式のあらすじ。

 今回の話の流れとしては、前回は仕事がなーんも分かってなくてこっぴどくしかられて悔しかったので、ダメ母の教え「他人に頼らないで自分でなんとかする」を張切って実践し、見事に空回りする緒花であったが……という話。
 まず話の流れとして、前回からの悔しさから、分からないなら分からない自分なりに張切ってみるも空回りし、その分かってなさから第三話へと続くトラブルを起こしつつ、なんか嫌いだと思っている根岸徹からの言葉でこのままではいけないとなんとなく悟り、民子と菜子に本気でぶつかっていって、最後は自分で起こしたトラブルに巻き込まれ第3話へと引っぱるという見事な流れだ。
 前回見ていて分かるように、今の緒花では仕事という中では通用しないんだというのを、彼女が失敗なりを通して、あぁ今までのはここでは通用しないんだと、なんとなーく分かったようになる彼女の淡い成長を描きつつ、そんな彼女に対する周りの人々、そして起こる事件へのプロローグが無理なく自然な流れで、見ていて時間を忘れる話の構成力が見事だ。
 そういった中で印象に残るのは、喜翆荘の大黒柱であり緒花の祖母である四十万スイとダメ母皐月だ。
 スイはその役柄もあって、まだヒヨッコどころか卵かもという緒花に、見事な大人の見解で子供の彼女をズバッと切る。
 始まってすぐの緒花の草刈りは、刈るなら根元というそんな一般常識さえ知らず、上の方だけバッサバッサと刈っている彼女を見ているだけで、「あぁ!もうっ!」とか思ってしまう所で、スイが「そんな上の所切ったってすぐに伸びてきちまうよ。適当な仕事は邪魔なだけだ」とバッサリですよ。そんなスイに「ですよねー」と思いつつ、がんばっている自分を認めてもらえずムッとする緒花にも「ああ、分かる分かる(笑)」と若かりし自分を見てしまう。
 また次郎丸の原稿が無くなった件でも「率先して仕事をしようとするのは結構だがね。言っただろ。無駄なやる気は邪魔になるだけだ」ですよ。しかもアップで。
 それに反論し、原稿を探すと言う緒花を「いや、いい。また下手な事されちゃたまらないからね」とここでもバッサリですよ。
 見ていて分かるように原稿が無くなったというのは完全に次郎丸のウソであるが、劇中でそれに気付いているのはこのスイだけである。困った客である次郎丸をどうしようかと言う時に起きたこの事件。見るからに海千山千の彼女である。どうしようかの筋道は立っていたはずだ。そこで妙なやる気を出している緒花に下手な事をしてもらいたくないのだ。要は小娘は引っ込んでいろという事だ。
 出番としてはさしてあるでもないスイであるがこの存在感。喜翆荘は彼女が中心で動いているのがよく分かる存在の大きさが良いですなぁ。
 次にダメ母皐月ですが……ホントダメ母である(笑)。回想での授業参観に来なかった言い訳は、正直あまりにも酷いとしか思えんよなぁ。しかし緒花は自分で「どうしようもないダメ人間」と称しつつも、自分をここまで育ててくれた事への尊敬も少しはあるようで、そんなダメ母の教えを実践してしまう。反面教師のような彼女の教えを実践した所でうまくいくはずもなく、緒花の行動は裏目裏目に出てしまう事となる。
 そんなダメ母であるが、ダメ母でも母であって、同じく回想のダメ母の嫌いなブロッコリーをワザとどっさりと盛るシーン。ここは悪くとれば、ちびっ子緒花の本気に大人げなく対抗したともとれるが、ダメ母でも母らしく、緒花の本気に本気で返したのだ。緒花はそこから本気で相手にぶつかっていけば本気で返してくれる事もある、ことを学んだのだ。ついでに母の教えはいーかげんであった事も(笑)。
 これが転機となり、緒花は民子と菜子に本気と本音でぶつかっていき、ほんの少し関係を帰る事となるのだった。

 さて、今回個人的に気になった所なんですが、それは次郎丸のウソである。お話的な流れでの事ではなく、どうしてどう見てもウソと分かるようにしてあるか。という事でだ。
 どう見てもウソであるにも関わらず、劇中としてはそれに気付いているのはスイ唯一人。ということはだ、このウソは暴く事が目的ではないということだ。
 見ている人がそれをウソだと分かっている上で、張本人の次郎丸、気付いているであろうスイ、全然分かってないその他の人々が、そのウソに対してどう思いどう動くのかを見せたいのだ。
 次郎丸が苦し紛れについたウソに、喜翆荘の人達が巻き起こすドラマを作りたいということなのだろう。それを通してその人たちの人となりが見えてくるのではないだろうか。
 そういうことを踏まえての今回の引きですが、盗み見てしまった次郎丸の原稿をみた緒花が彼に迫られ、どうせ大したことにはならないだろうと思いつつも「どうなるんだろう」と思ってしまうのもさることながら、今回のサブタイが「復讐するは、まかないにあり」にも関わらず、民子と菜子の嫌いなものをまかないで出すからと緒花にいわせておいて、彼女らがそれを食べることがなく、「民子と菜子がそれを食った反応を見られないの?」と二重の引きをしているのが見事だ。
 
 こんなことされたら、どうしたって次回が気になるに決まっている(笑)。

11/05/04

2011年05月04日 | 日記?
■今日の一枚 ひかりん作成中
 思ったように進まないなー。
 まぁ遊んじゃうからなんだけど。

■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。


 あっという間に休みも後1日か……光陰矢の如しとはよく言ったものだ。
 それはともかく、友人のお子さんに絵を描いてーとせがまれ、何年かぶりに紙に絵を描いたんですけど……思っていた以上に描けませんでした。
 もう見えなくなる前提で線をぐりぐり描いちゃう癖(?)がついちゃってるのでヘロヘロですよ。
 パソコンで全部やるようになってからある意味絵は下手になったような気がするなぁ。時間もかかるようになってしまったし。
 もっとすぱっと描けるようになればいーんですけど、右手は思うように出力してくれず、じっと手を見る……。