意外とよし美先生はビッチだな(笑)。
そんな今回のお話は…
どんよりと歪んだ闇の広がる世界、ドツクゾーンに重く低 い声が響いている。ひざまずくピーサードに対し憎々しげ に毒を吐く影…それを陽炎の向こうから眺めている影達。
暗黒の王の前で同じ失敗は許されない…ピーサードの顔は 苦悶に歪んでいた。一方ベローネ学園では教育実習生や社 会科見学の話題が持ち上がり、なぎさとほのかは社会科見 学の担当に。
うっかり志穂と莉奈の前で喋りだしたメップ ル、ミップルをごまかす為、社会科見学の相談と銘打ちそそくさとほのかの家に向かう。
莉奈「あの二人あんなに仲良か ったっけ?」志保「うーん」
由緒正しいお家柄らしく奥ゆかしげにたたずむ雪城家で、 物珍しげに辺りを見回すなぎさを、苦笑いして見ているほ のか。そこでメップルとミップルに光の園からこの世界・ 虹の園にやってきた理由や、国々の平和を脅かす存在・ド ツクゾーンの存在を聞かされる。
二人の使命は全ての鍵と なるプリズムストーンを守りきる事。「なんか話でかくな い!?」当惑気味の所にほのかの祖母・さなえが顔をのぞ かせ二人を驚かせる。
友達を連れて来たことに喜ぶさなえ だが、「なぎささん、ほのかをよろしくね」部屋を出る瞬 間穏やかに笑っていた瞳が意味ありげになぎさの目を捕え た。
翌日、やってきたイケメン実習生・風間先生に視線集中の 生徒達。実は彼こそ学園に潜り込んできたピーサードだっ たのだ。
しかしそんな事を知らないよし美先生は生徒と一 緒に風間先生にぞっこん、ピーサードにその気持ちを利用され操られてしまう!
ピーサードの罠にはまったなぎさ は、よし美先生に連れられてやって来た体育館で、一人追い 詰められる。
しかし…「待ちなさい!」普段と違うよし美 の態度に不信を抱いたほのかが、二人を追ってきていたの だ。なぎさにコミューンを投げ渡し、二人は三度プリキュ アに変身する!
以上公式のあらすじから抜粋。
お話としてはさして面白味のある内容ではないのだが、1、2話同様なぎさとほのかが少しずつ近づいていく様子を細かく描いているし、悪役が人質を取るといういかにも悪っぽいことをしてくれるのはいいな。お話はそれ以外あまり無いが(笑)。
あらすじにあるように、ひょんなことからほのかの家へご招待されることとなったなぎさが、彼女の人となりを知るというのがむしろ今回のメインのような気がします。
ほのかの家族のことや彼女の敬愛する博士、友達を家に招く事がほぼ無くひとりで本を読んでいるなど、少しずつほのかという人物を視聴者と一緒になぎさも理解するのと同時に、妖精たちからのプリズムストーンと戦う理由を提示され、プリキュアという接点からふたりの距離が縮まっている感じが良い。
もしふたりがプリキュアになることがなかったのなら、おそらくなぎさがほのかの家へ行くことなどなかったであろうし、彼女の人となりを知ることもなかったであろうが、プリキュアという接点を持ったことで交わらなかったであろう線が自覚なく交わろうとしている様のじわじわする感じが良いのである。
Aパートで社会科見学の委員になし崩し的に選ばれたなぎさに、もうひとり他にという所で優等生でクラス委員のほのかが指名される。MaxHeartのほのかならば立候補してしまう所であるが、この頃のほのかはそんななぎさのピンチ(?)に積極的な行動を示さないのだけど、1、2話と明らかに違うのはBパートからの戦闘前で、操られたよし美先生となぎさがなかなか帰って来ないと「私、見てくる!」と教室を飛び出すのである。
教室を飛び出すのはさすがにおかしいと思ったからで、おかしいと思うのはプリキュアだからだ。もしかしたらなぎさが危ない目に遭っているかもしれない。とりあえずふたりはここまでの関係性になったのだ。普通なら事後のシホリーナのように「授業がなくてラッキー」なのだし。(ほのかは授業やってくれた方が嬉しいかもしれないが、それはそれ)
この段々と近寄ってきてるなぁと感じられるのが、後々ラブんラブんになるふたりを知っている身としてはたまらない。それはともかくとしても、なぎさとほのかのここまでの関係を結構丁寧に描いていて、放映当初は8話まで何となく見ていた自分なのですが、今見るとよく考えて作られているように思います。
さて、プリキュアと言えば戦闘!とこの頃は胸を張って言えたもんですが、今回はそれほどいいアクションがあったわけでもなく。飛んでくるボールをパシパシと打ち落とし、なぜか体育館の梁を歩くよし美先生を助け、緞帳に巻き付けられて壁に激突されたと思ったらマーブルスクリューで終わってしまった。
メリハリのある動きが評判の初代としては物足りない戦闘だが、これでも現在絶賛放映中のスイートプリキュア♪よりも動いているしカッコいい。
ボールを打ち落としたあとに決め顔アップドーン!攻撃を喰らったら苦痛に歪む顔バーン!と画面に面白味があって良いです。
そして何より前述しましたが、悪役が悪をちゃんと演じているのが良いですな。よし美先生を人質に取り、プリズムストーンのことなんてよく分からなければ、コミューンをその時持っていないなぎさが「持ってない」と言っても「いいんだな?」と先生の首筋に鋭い爪を突きつける。これでプリズムストーンが手に入れば良し、結局出さなくて先生を殺してしまったとしても、ピーサードとしてはどこも痛くない。自分の目的以外のことに全く眼中がないこの悪役っぷりがなければ、やはり変身ヒロインとして戦う理由にならないだろうよ。やはり悪役は悪どくなければいかんですな。
とまぁ、今回はそんなもんであるが、何度も書きますけど、なぎさとほのかという部分は丁寧に話を作ってあって感心する。
8話までにどれだけ近づいているか、ちょっと見物だな。
そんな今回のお話は…
どんよりと歪んだ闇の広がる世界、ドツクゾーンに重く低 い声が響いている。ひざまずくピーサードに対し憎々しげ に毒を吐く影…それを陽炎の向こうから眺めている影達。
暗黒の王の前で同じ失敗は許されない…ピーサードの顔は 苦悶に歪んでいた。一方ベローネ学園では教育実習生や社 会科見学の話題が持ち上がり、なぎさとほのかは社会科見 学の担当に。
うっかり志穂と莉奈の前で喋りだしたメップ ル、ミップルをごまかす為、社会科見学の相談と銘打ちそそくさとほのかの家に向かう。
莉奈「あの二人あんなに仲良か ったっけ?」志保「うーん」
由緒正しいお家柄らしく奥ゆかしげにたたずむ雪城家で、 物珍しげに辺りを見回すなぎさを、苦笑いして見ているほ のか。そこでメップルとミップルに光の園からこの世界・ 虹の園にやってきた理由や、国々の平和を脅かす存在・ド ツクゾーンの存在を聞かされる。
二人の使命は全ての鍵と なるプリズムストーンを守りきる事。「なんか話でかくな い!?」当惑気味の所にほのかの祖母・さなえが顔をのぞ かせ二人を驚かせる。
友達を連れて来たことに喜ぶさなえ だが、「なぎささん、ほのかをよろしくね」部屋を出る瞬 間穏やかに笑っていた瞳が意味ありげになぎさの目を捕え た。
翌日、やってきたイケメン実習生・風間先生に視線集中の 生徒達。実は彼こそ学園に潜り込んできたピーサードだっ たのだ。
しかしそんな事を知らないよし美先生は生徒と一 緒に風間先生にぞっこん、ピーサードにその気持ちを利用され操られてしまう!
ピーサードの罠にはまったなぎさ は、よし美先生に連れられてやって来た体育館で、一人追い 詰められる。
しかし…「待ちなさい!」普段と違うよし美 の態度に不信を抱いたほのかが、二人を追ってきていたの だ。なぎさにコミューンを投げ渡し、二人は三度プリキュ アに変身する!
以上公式のあらすじから抜粋。
お話としてはさして面白味のある内容ではないのだが、1、2話同様なぎさとほのかが少しずつ近づいていく様子を細かく描いているし、悪役が人質を取るといういかにも悪っぽいことをしてくれるのはいいな。お話はそれ以外あまり無いが(笑)。
あらすじにあるように、ひょんなことからほのかの家へご招待されることとなったなぎさが、彼女の人となりを知るというのがむしろ今回のメインのような気がします。
ほのかの家族のことや彼女の敬愛する博士、友達を家に招く事がほぼ無くひとりで本を読んでいるなど、少しずつほのかという人物を視聴者と一緒になぎさも理解するのと同時に、妖精たちからのプリズムストーンと戦う理由を提示され、プリキュアという接点からふたりの距離が縮まっている感じが良い。
もしふたりがプリキュアになることがなかったのなら、おそらくなぎさがほのかの家へ行くことなどなかったであろうし、彼女の人となりを知ることもなかったであろうが、プリキュアという接点を持ったことで交わらなかったであろう線が自覚なく交わろうとしている様のじわじわする感じが良いのである。
Aパートで社会科見学の委員になし崩し的に選ばれたなぎさに、もうひとり他にという所で優等生でクラス委員のほのかが指名される。MaxHeartのほのかならば立候補してしまう所であるが、この頃のほのかはそんななぎさのピンチ(?)に積極的な行動を示さないのだけど、1、2話と明らかに違うのはBパートからの戦闘前で、操られたよし美先生となぎさがなかなか帰って来ないと「私、見てくる!」と教室を飛び出すのである。
教室を飛び出すのはさすがにおかしいと思ったからで、おかしいと思うのはプリキュアだからだ。もしかしたらなぎさが危ない目に遭っているかもしれない。とりあえずふたりはここまでの関係性になったのだ。普通なら事後のシホリーナのように「授業がなくてラッキー」なのだし。(ほのかは授業やってくれた方が嬉しいかもしれないが、それはそれ)
この段々と近寄ってきてるなぁと感じられるのが、後々ラブんラブんになるふたりを知っている身としてはたまらない。それはともかくとしても、なぎさとほのかのここまでの関係を結構丁寧に描いていて、放映当初は8話まで何となく見ていた自分なのですが、今見るとよく考えて作られているように思います。
さて、プリキュアと言えば戦闘!とこの頃は胸を張って言えたもんですが、今回はそれほどいいアクションがあったわけでもなく。飛んでくるボールをパシパシと打ち落とし、なぜか体育館の梁を歩くよし美先生を助け、緞帳に巻き付けられて壁に激突されたと思ったらマーブルスクリューで終わってしまった。
メリハリのある動きが評判の初代としては物足りない戦闘だが、これでも現在絶賛放映中のスイートプリキュア♪よりも動いているしカッコいい。
ボールを打ち落としたあとに決め顔アップドーン!攻撃を喰らったら苦痛に歪む顔バーン!と画面に面白味があって良いです。
そして何より前述しましたが、悪役が悪をちゃんと演じているのが良いですな。よし美先生を人質に取り、プリズムストーンのことなんてよく分からなければ、コミューンをその時持っていないなぎさが「持ってない」と言っても「いいんだな?」と先生の首筋に鋭い爪を突きつける。これでプリズムストーンが手に入れば良し、結局出さなくて先生を殺してしまったとしても、ピーサードとしてはどこも痛くない。自分の目的以外のことに全く眼中がないこの悪役っぷりがなければ、やはり変身ヒロインとして戦う理由にならないだろうよ。やはり悪役は悪どくなければいかんですな。
とまぁ、今回はそんなもんであるが、何度も書きますけど、なぎさとほのかという部分は丁寧に話を作ってあって感心する。
8話までにどれだけ近づいているか、ちょっと見物だな。