(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

花咲くいろは 第4話 青鷺ラプソディー

2011年05月20日 | 視聴済アニメごった煮
普通に見入ってしまった。

 そんな今回のお話は…
 民子、菜子と同じ学校に通うことになった緒花。
 東京から来たということで女生徒たちには質問攻めに、実は男子に人気のある民子と一緒に住んでいるということで、男子生徒からは興奮気味に詰め寄られる。
 その勢いに戸惑う緒花を救ったのは、クラスメイトであり、有名温泉旅館“福屋”(ふくや)の一人娘である和倉結名(わくら・ゆいな)だった。
 にぎやかにスタートした緒花の学校生活だが、校舎裏で男子生徒から告白を受けている民子の姿を目撃する。
 以上公式のあらすじ。

 ラプソディーの意味を良く知らんかったので調べてみると「狂詩曲」とあった。なんのこっちゃと思い狂詩曲で検索すると「自由な形式により、民族的または叙事的内容を表現した器楽曲。」となり、んじゃ「叙事」とは正しくどういう意味かと言うと「事実や事件を、ありのままに述べ記すこと。また、その述べ記したもの。」なんだそうな。ということは、今回のサブタイは「青鷺を自由な形式により、民族的または事実や事件を、ありのままに述べ記すような内容の器楽曲」となり、なんのこっちゃよーわからん。
 そんなサブタイに疑問を抱いた私のことはともかく、今回のお話としては、民子がいつも徹に叱られて「すいません、すいません」と従順に従っているのは、ただ板場だからというわけではないんだよ。ってゆーのがメイン所で、主役である緒花はと言うと、勘違いしまくって地雷を踏むというKYらしさの本領を発揮する。
 話は新学期となって学校へ登校する所から始まり、最後のメインキャラ、ライバル旅館(?)「ふくや」の女将の孫「和倉結名(わくらゆいな」の紹介やら、喜翆荘三人娘の学校での様子などなど盛り込みながら、上記した民子メインの話を無理なく進めており、相変わらず見事な流れだ。
 校舎裏(?)で野郎が民子に告白しているのを目撃してしまった緒花は彼女の理想を知ってしまう。視聴者的にそれで民子が徹を好いていることが分かるのだが、主役でありトラブルメーカでありバカでKYで思慮が足りず、なにより徹のことをイヤミなあんちゃんとしか見ていないのでそれに気付かない。
 そもそも緒花は学校でも結名を自分を庇ってくれたなどと勘違いをするようなヤツである(笑)。どーみても自己顕示したいだけであり、同じ旅館の跡取り娘としてなんとなく優位に立ちたいだけなのだが。
 喜翆荘でも徹に嫌味を言われている最中に現れた民子を「庇ってくれた!」と思い、彼女が徹を好いているとは露にも思わない緒花は、お風呂で民子に徹の悪口をふってしまうのだからおもしろい。何がおもしろいって、アホが自ら地雷を踏み抜こうとする様を横で見ているわけですから(笑)。
 前回までの次郎丸事件(?)でもそうだったように、民子の好きな人は誰なのかがメインではなく、徹のことが好きな民子とそれに全く気付かない緒花がどうするかのドラマを見せているのである。
 上記喜翆荘の一連のシーンは、配膳の所で民子が徹とふたりきりになりたいのだなぁと分かるし、それに全く気付かず勘違いしている緒花に「もぅ、バカだなぁ。あとで何かやらかしちゃうんだろうなぁ」などと思っていた所でお風呂のシーンである。
 民子と仲良くなりたい緒花は「女子というものは共通の敵について話せば盛り上がる!」と考え徹について話をふってしまうわけだが、もうっ!そうなんだけど!その話の入りは当たっているんだけど、今は!今は違うんだよー!と見ていてそう思わずにいられない。
 そして徹を擁護する民子を見て、さすがの緒花もようやく気付き「……ぁぁああっ!みんちの好きな人って!?」の様子を見ると「気付いたのはいいけど今それを言うなーっ!」と突っ込まずにはいられない。そんな主役らしいトラブルメーカーっぷりが見ていて可笑しい。
 ちなみに仲良くなる第一歩として「みんち」と呼ぶ所から始めようと思っていた緒花だが、上記一連の流れで自然に「みんち」と呼んでいる。こういう人懐っこさは緒花のいい所なんですけどねぇ。まぁそれが裏目に出ることの方が多いんですけど(笑)。まぁこうやってなんだかんだで仲良くなっていくわけです。若いっていいなぁ。
 そういえば、毎回差し込まれる東京の孝ちゃんこと「種村孝一」ですけど、緒花としてはまだ恋なのかなんなのかよく分からないけれど気にはなっている、といった感じのようだ。結局自分にそういう経験がないので民子のことが分からないという対比になっているのも上手い。
 緒花が彼とどう向き合うのかは分からないけれど、彼女が新しい土地でいろいろと経験を積んでいく中で、自分の恋愛を見つけていくのかもしれませんね。若いっていいなぁ(笑)。

 さて、すごく個人的なことですけど、結名があんまりというか、すごく見ていてイラッとするんだが。
 これが学校の二大モテ巨頭とは思えないんですけどねー。もうひとりは民子だったわけですが、正直どっちも女子にすごく嫌われていそうよね(笑)。
 それと民子のあだ名「みんち」誕生秘話なんかも今回盛り込まれておったのですが、最初から「『みんち』はねぇだろ、そんな挽き肉的な」と思って気になっていたんですよね。らしいエピソードで和みました。
 そこでは緒花が菜子を「なこち」とあだ名で呼ぶわけですが、上記したようにここでも彼女の人懐っこさという長所が発揮され、菜子とは随分と仲良くなった様子も今回新学期で学校に登校すると言う時間の経過を感じさせて良いですな。

 今回はふくやにバイクを止めて結名を後ろに乗せて走り去っていく徹を目撃した民子と緒花、という所で引っぱったわけですが、次回はこの流れ進んでいくんだろうけど、あんまり展開が読めませんなぁ。一体どうなるというんでしょうね。気になるなぁ。
 こうやって続きを楽しみにさせるってのは必要だよな。