秋津のゲーム部屋

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【ネタバレ】加護無き世界EDで1周目感想【DD2】

2024年04月28日 | ドラゴンズドグマ
*周回を重ねるうちにこれを書いた時とは違う感想も出てきました。もしよろしければ最新のアルバムか「竜憑きから紐解くDD2世界その2」をご覧下さい




強力な魔物が跋扈しポーン達が崩壊していく荒れ果てた世界…この世界になって初めてDD2のロゴが出る。こんな暗いフィールドがDD2独自の世界なのかとあたしも含めて愕然とした覚者様も多いだろうね…でもここはメインポーンとの強い絆を結んだ覚者しか乗り越えられない世界(シナリオ的には)なんだという事に気付いたです


 今もう2周目の中盤に差し掛かってる所なんだけど、先日加護なき世界EDで1周目クリアした事は書いておかねば。
 後から知ったけどあたしが見たのはポーンEDだったです。もう感動というより魂が揺さぶられてて良かったとか悪かったとかそういう事が言えない精神状態で…。
 2周目に入った今でもいろんな情報が脳内を飛び交ってて気持ちがざわざわしたままだよ。無理矢理一言で言うと「切ない」。これが一番近いかも。



 加護なき世界を経験していろいろ疑問が解けたよ…竜憑きっていうのは世界の綻び現象だったんだね。
 竜憑きっていったい何の竜が憑くのか不思議に思ってたんだけど、この場合の竜は5本目の柱から出てくる巨大な竜…虚無が具現化したものと考えていいんじゃないだろうか。竜理世界の力…パワーというかエネルギーは竜の形を取るものなのかもしれない。

 竜の理が揺らぐとこの世界のものは変質してしまう。竜の理の一環の存在であるポーンや竜はその影響を真っ先に受けるから、っていう事だったのか。それがポーンを魔物化させて街を壊滅させるイベントの必然性という事かー…。
 うーんまあ竜憑き現象の根拠というのは理解したけど、でも、今の仕様にはシナリオから見ても大いに異議があるんですよ。それについてはアプデも入ったしまた後でじっくりやるとして。




1周目はあんまりいいバトルシーンが撮れなくてな~2周目の課題かも



 竜の理から世界を解放するという事はポーンと別れる事を意味する…頭では分かっていたけど、ほんとは全然深く考えてなかったって事を思い知らされた気がしたよ今作で。
 …いや別れるんじゃなくて覚者でもポーンでもなくなる、と言った方が正しいとあたしは信じてるんですけど。

  ポーンとの別れを予感させる演出として、加護無き世界では日数が経つ毎にポーン達が強制的に竜憑き化していくみたいなんだよね。虚無の竜の影響が強くなっていくからという事なんだと思うけど。
 うちの場合、黒魔くんは住民避難とファズス関連のクエが全部終わるまではまったく正常だったけど、4回目の自宅宿泊の朝に目が赤くなってたです。サブポも2人とも。
 1周目は柱を倒さず日にちを進めてしまったけど1度ロストさせても次の日すぐ最終段階で発症したんでもう観念したよ。ここは柱を全部倒して4日以内に5本目の柱出せばポーンが竜憑き変異しなかったのかも。ここは2周目での検証要素だな~。



加護無き世界4日目の朝。いつものように起きがけににやにやしてる黒魔くんなんだけど目が赤い…。竜憑き発症してしまってる。柱を倒さず日数を経過させると最終段階までデフォルトで進むみたいね。重症になるともう笑ってくれなくなるし目が完全に魔物のそれになって見た目もかなり変わる


 最終的にイベントでポーンは竜憑き発症して覚者の事すら分からなくなっちゃうみたいな状態になるんだけど、ただの従者ではなくもはや覚者のパートナー的存在になっているポーンは、覚者への愛情から自我(魂)を得ていて虚無に抗う事が出来たんだよね。
 せっかく奇跡的に得ることが出来た魂だけど、本当は人間同士のパートナーのようになりたかったけど、あなたのためになるなら諦められる…!とあの時のポーンのセリフにはそんな想いが込められてる気がしてしまってな。嬉しい気持ちと本当にこれでいいのかという困惑が入り交じって感情ぐちゃぐちゃになりましたわ…。


 あの後のED世界には覚者とメインポーンの姿がどこにもないんだよね。それはやっぱり、あの世界から2人と共に竜の理が取り除かれた事を意味してるんだと思う。
 青空が広がる世界で、人々はそれぞれの日常を少しずつ前に進みながら繰り返し繰り返し送っていく。あの海辺の老人(要検証人物w)もまたヒュージブルに押し返されると分かっていながら沖へ向けて小舟を漕いでいく…。繰り返す日常の至上の楽しみが覚者とポーンの2人の存在と引き替えにこの地に訪れたんだなあと寂寥感で胸一杯になったです。



DD2は紛れもなく絆を結んだ覚者とポーンの物語だったです。ちょっとダークだったアニメの雰囲気に寄ってるよね



 じゃあおぼじゃと黒魔くんはあの後どうなったのか…?!と言うと2周目始めたプレイヤーの世界ではおぼじゃはまた発掘現場の牢屋にとっ捕まってるし、黒魔くんは宿営所のリムからすまし顔で出てくるんだよね。
 あたし達もう1度同じ世界を繰り返すのかな…?と黒魔くんに訊ねたおぼじゃなんだけど、黒魔くんはまだ気がつきませんか?とでも言いたげに微笑みながら首を傾げておぼじゃを見つめるだけ。はあもう考えても分かんないからラズベリーでも食べて落ち着こう…と木からもいでみたおぼじゃなんだけど…。
 え! ストロベリー?! この世界、ラズベリーが全部ストロベリーになってる?!
 
 あー…。
 そういう事なのか…!
 周回するDD2世界は無数に繋がるパラレルワールドの1つという事なんだ。周回を重ねる毎に2人は絆を結びながらその世界を竜の理から解放していく。それは2人が覚者とポーンとしてこのゲーム世界に留まる限り続いていく。パラレルワールドを渡り歩くポーンにはすでにその事が理解出来ている…そういう事なんだなあと気付いたですよ。




2周目入ってルークと同行中。何気なくルークとのハイタッチ撮ろうと思ってカメラ回したら後ろで黒魔くんがこんな顔しててびっくりですよ。先日のアプデでなんかポーンがいじけた顔で拍手するモーションが追加になったよね。ポーン達も感情を獲得するようになって覚者が他の人と仲良くなりすぎるとちょっといじける気持ちが芽生えちゃうという事かも。ほんとに今作はポーンの表情や態度がヤバいくらいすごいです(^^;

 
 はあ…。
 1周目終わった時点の素直な感想は…よくここまでまとめたなあと胸が熱くなるほど、ドラゴンズドグマ2はあたしにとっては紛れもなく神ゲーでした。(T^T)
 *ただし竜憑きry
 ストーリー前の方が良かったという話もよく聞くけど、あたしは忖度なしにこのストーリーはゲームシナリオとして名作の部類に入ると確信してます。こんなに魂を揺さぶられるような読後感を味わったのは久々な気がする。
 それと1の時に謎の存在だったヒュージブルが今回めっちゃ世界観に関わってるんだよね。そういう前作で描ききれなかった部分を今作でベストな形で補ってると思えてすごいリスペクトを感じてしまったです。



 通常世界での竜憑きはね~あたしは反対に1票入れさせてもらおうかな…。
 騒ぎすぎとか全滅してもどうせ復活するからとか言ってる覚者はすでに本人が虚無にやられてそうなんであんまり気にしなくていいと思う(笑)。ダメなものはダメと言っていかないとね。そもそもこんなの元々のドグマチームの発案な訳ないんry

 竜憑きについてはなぜ通常世界では廃止するべきなのかも含めて長くなりそうなんで別項でじっくりやりたいと思います。竜憑きの解決方法もちゃんと世界観の中に用意されてたという事も分かったけどさ…まあ実際プレッシャーかけすぎなのよね。ゲーム世界に没頭する阻害要因になっちゃってるよ。
 たぶんね…元々そんなにがっつり盛り込むつもりはなくて、頃合いを見計らって引っ込める予定だったんじゃないかな~とも勘ぐってますですよ(笑)。 
 


「こんにちわ~! 覚者さまなんですか? うちもなんです。情報交換しませんか?」
「(何周巡っても…そういう所は変わらないのでしょうねあなたは…)」