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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

コンビ解散

2017年01月08日 07時04分01秒 | 日常

(コンビ終焉の地@余目駅)

あ、そう言えば正月2日の第25回を以って蛭子バスこと「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が終了してしまいましたね。正確に言うと番組自体は続くそうなのだが、シリーズ開始以来コンビを組んでいた蛭子&太川のあのコンビが番組を卒業したと。今回は会津若松から羽後本荘(由利本荘市)というもうルート組みからして苦しいなあという感じありあり(笑)。前回の放送時に「もう(バス旅を)やるルートがないんです」と太川さんが言ってたけど、さもありなんだ。今回はそもそものスタート地点である会津若松を抜け出すのに思いっ切り手間取り、初日の宿泊地が郡山、二日目が白石(宮城県)という超スローペースだったんでさすがに無理だと思ったね。仙台~新庄の長距離急行路線バスを見付けて逆襲はしたものの、だいぶ先を残して山形県は余目駅前で無念のリタイア。会津若松っちゃ第16回(館山~会津若松)でも出て来たけど、この時も郡山から会津若松を残して失敗だったんでこの企画においては鬼門としか言えない場所でもあります。ってかそもそもこの収録最終日が土曜日だったみたいなんだが、ただでさえ本数少ない田舎のバスでロケやんのにスケジュールに土日絡ませちゃダメだろプロデューサーさんよ。

それにしてもコンビ10年ですか。最近蛭子さんが露骨に衰えて徒歩中とか歩き終わった後の表情とか死相が出てたんで、ルートがないのもあるけど蛭子さんが限界と言う感じなんだろうなあ(笑)。ルートがなくなるとなれば余計に無理ゲーっぽいルート(徒歩前提)も増えていくのだろうし、個人的に蛭子さんが70になるまでだと思っていたのでいい潮時かなと。また回を重ねるごとに本来ならエリアを管轄する基幹バス会社が運行すべき路線がコミュバス化していたり、そもそも路線が廃止になっていたりと地方のバスのネットワーク自体もあまり機能しなくなっている現実が回を追うごとに酷くなってるよね。「半分以上の路線が存続出来ない」なんて言いだしたJR北海道レベルの話が、地方のバス路線ではとっくに起こっている。太川蛭子コンビが歩いた10年で、確実に地方は老いて衰え痩せ細ったよなあ。今回の放送でも、陸羽西線の清川の駅前で駅前のお店にバスの情報を聞きに行くシーンがあったんだけど、「ここあたりの人は基本クルマでバスの事とか知らないんですよねえ」と言う回答があった。駅前から出てるバスの話を、駅前に住んで商売やってる地元の人が知らんのよ。交通機関としての役割の終わった路線バス、本数が少なく利用者のいないバスは、地元の人にすら関心を持たれていないという現実。ここ重要だと思ったねえ。

まあ疲弊する地方と公共交通の現実を嘯いても、そんな現実どこ吹く風と窓口のババアを問い詰めて繋がったバスに喜び、片田舎のしょぼくれた喫茶店でコーヒーを飲み、県境を歩いて超えて宿でビールを痛飲し快哉を叫んでいたルイルイとマドンナに毒づきまくる蛭子のコンビにもう会えないのは寂しいもの。本当にお疲れさまでしたと言うしかない。企画自体は極めて優良なコンテンツだと思うので、新しいコンビでもこの番組自体は楽しみにしていこうという気持ちに変わりはないんだけどね。
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往く年に寄せて

2016年12月31日 20時33分19秒 | 日常

(冬の風物詩@江ノ島駅)

早いものであっという間に大晦日。もう平成も明ければ29年になるなんて悪い冗談だよな。ちょうど年末にご無沙汰していた方々と久し振りにお会いする事が出来まして、確実に全員平等に歳は取ったのだなあという厳粛なる事実を再確認したんだけれども(笑)。まあそれでもそれぞれ今の今まで熱中出来るものがあるようだし、そこらへんのネツがあるのは案外悪い事じゃないよね。

本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
来年もそれなりの熱量を維持しつつ、更新に励む所存でありますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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夏の浦和で同窓会

2016年09月03日 22時00分00秒 | 日常

(温故知新@南浦和駅前)

珍しく余り電車に関係のない話なんですけど、先日富山で酷使したカメラのメンテナンスを兼ねて新宿のニコンプラザに行ったのだが、混雑で時間がかかるとのこと。それじゃあと言う事で引き取りを夕方にしてもらい、その合間を使ってウン十年ぶりに浦和競馬場へ行ってみたりしたんだな。新宿駅から埼京線で赤羽乗り換えで30分。駅を降りると以前は路地からそのまま乗れたはずの送迎バスが新しく出来たらしいバスターミナルからの出発になっていた。ってかそもそも緑と黄緑の国際興業バスじゃねえのかよって感じなのだが。


ウン十年ぶりなんて言ってみたものの、何というか勝手知ったる競馬場でもあったのでそこまで久しぶりと言う感じもなく。確か大学1年の時に初めて来た時が11月の小雨降る平日開催だったんだよなあ。馬のボロの匂いが雨で濡れて漂ってくるような日で、傘を差して寒々しいスタンドから大谷場の霞む馬場を眺めていた記憶がある。メインレースがB3のしょっぱいメンバーでなあ、勝った乗り役が鍛炭幸夫だったと言う事は覚えているんだよね。結構覚えてるな(笑)。

 

その当時はパドックに電光掲示板なんかなくて手書きのボードを毎レース入れ替えていたし、そもそもパドックの向こうに1号スタンドがあったんだがなくなってエライ見晴らしが良くなった。まああのスタンド、初めて来た時から既に相当オンボロだったかんねえ。一応決勝線の上にあったスタンドなんで、跡地に決勝審判用の走路監視塔だけは立ってますけどね。このパドック側から坂道状の階段を降りて馬場側に出る動線は変わらんのだけども、ここに売店があってタマネギの大きな黄色いカレーライスが売ってたんだよねえ。妙に粉っぽいもったりしたカレーだったんだけど、なんか懐かしのキャンプのカレーみたいな味がして凄く美味しかったんだよな。

 

馬場へ出てみての雰囲気は…まあ変わらんね。お盆開催でお客さんも多いし、賑わっているようで結構なこと。柵にもたれて馬場入りを見てたら、ピンクの内田利雄に微笑みかけられた。この人いつもこうよね。宇都宮時代からバドックでやたらと客の顔見てニヤニヤするのが趣味というね(笑)。ブライアンズロマンとかベラミロードで全国区に羽ばたいた往年の宇都宮のトップジョッキーですが、宇都宮の廃止以降は海外含め方々の競馬場へ流浪を繰り返し、50を過ぎた現在でも浦和競馬で現役を続けている。正直宇都宮の時と比べたら勝負になる馬になかなか乗ってない感じするけど、4000勝くらいは目指して頑張ってほしいもんだ。

 

浦和と言えば公営競技の中でもグルメ充実しているよね。特に揚げ物フライものがね。マグロカツってのが美味いのを知ったのが浦和競馬だからな(笑)。ゆでたポテトにコロモを付けて揚げたのに、さらっとしたウスターソースに付けて食べるのが好き。炭水化物オンザ炭水化物だが、シンプルで腹持ちがいい。ちなみに一番好きだったのが2号スタンドの2階にあった塩おにぎりの上に野菜かき揚げが乗った「天乗せおにぎり」だったんだけど、2号スタンドの食堂街が閉鎖されててねえ。結構探したんだけど、なかった。同じフロアにあった食堂の煮込みもハチノスとかいっぱい入っててめっちゃ美味かったんだけどなあ!


暑い夏の一日、売店のおばちゃんに多めに氷を入れてもらった濃い目のアイスコーヒーをチビチビとやりながら馬券をやる。直線200もねえ浦和でゴール前で見る必要もあんまりないので、人の少ない四角で見てたんだけど結構乗り役がヤイヤイと馬をどやしつけてる声とかムチのビシバシと飛ぶ音と蹄音が迫力あっていいよね。馬券とか全然当たんなかったけど、この日は結構人気馬がそのまま逃げて番手が付いてきてみたいな決着が多くて、中穴派のアタクシには出番がありませんでしたw

このレースで四角を捲って先頭に立った馬の乗り役は岡田大騎手、この人も廃止されちゃった益田競馬から浦和に流れて来た苦労人。後ろから迫って来るのはゲスト騎乗で遠征中の高知の赤岡修次だし、同じレースには元荒尾の吉留孝次とかねえ。若い頃にみんな彼の地で会った事のある乗り役さんたちで、元気そうで何よりだよ。自分も若いみぎりは夏休みになるとバイトで稼いだカネ持って全国の公営競馬に出掛けてたもんだけど、あれからウン十年。時は流れ、あの頃全国に散らばっていた各地のスター騎手が、このお盆に浦和に集まって同窓会やってるような気分になりましたね。
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持ち込み企画

2016年06月03日 22時28分11秒 | 日常

(広い空の下@上総川間)

GW以降は大人しく過ごしていますけれど、そんな我々親子に「おばあちゃん」と言う福音がやって参りました。何でも「孫と一緒に旅がしたい」という事で…かわいい子には旅をさせるものだが、かわいい孫とは一緒に旅がしたくなるものらしい。そんなおばあちゃんの持ち込み企画で、東海道新幹線の浜松工場での工場見学会+京都鉄道博物館ツアーに行く事になりました。鉄道好きのお孫さんのいるじーちゃんばーちゃん向けにツアー会社がJRとタイアップしたパック旅行らしいが、よかったなあ息子よ。高度成長時代を謳歌した現在のシルバー世代からの富の再分配、ありがたくいただく事に致しましょう(笑)。
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粛々着々

2016年04月25日 22時23分30秒 | 日常

(スルKAN2dayチケット@京急品川駅購入)

今日は25日の割には少し早く引けたので、片田舎から1時間半をかけてわざわざ大都会品川まで足を伸ばす。そんなトコロまで何をしに行ったのかと申しますと、上記のブツを手に入れに行ったんですね。鉄道(特に乗り)ファンと旅慣れた方にはお馴染みの、「スルKAN」こと「スルッとKANSAI」。5,200円の3日券は関西に行けば直接購入出来るのですが、4,000円のリーズナブルな「スルKAN2dayバージョン」は色々と制約があって購入の段階から少し面倒くさい。関東では直接入手出来るところが極めて少ないようなので、とりあえず京急品川駅の高輪口へ。ってかこんな場所で「スルKAN」なんか買う人間は少数派だろうし、面倒くさがられたらイヤだなあ…などど思いながら有人ラッチに行ったら、ラッチの壁に「スルKAN」のポスターが貼ってあった(笑)。「これ下さい」で終了。あっさり。

とりあえず目的通りスルKANは無事入手。京阪神の民鉄のほとんどを網羅するこのチケットで、今年のGWは関西の民鉄三昧。準備は粛々と、そして着々と進んでいるのであります。
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