(新春恒例・カン付き大師線@港町)
もう正月休みも今日で終わりだよ。んで、明日からガッツリ一週間仕事だよ。今回の年末年始はあまりにもカレンダー巡りが悪くちっとも休んだ気がしないんで、ムシャクシャして新しいレンズの切れ味を試すべくフラッと出掛けて来た。撮るものもとりあえず、と言う事でこの時期恒例の京急大師線。川崎大師の初詣仕様で基本的に全列車がカン付きになります。撮影地はこれまた大師線の定番・多摩川の土手沿いに第一京浜をくぐって急カーブを抜けて来る港町のポイント。エキチカかつ直角に近いタイトなカーブなんで、極端にスピードを落とすこの区間。しばらく待ってればごらんのような並びも比較的簡単に撮れます。
大師線はおよそ120年弱の歴史を持つ関東最古の電車線で、以前はこのガードの奥にある第一京浜の六郷橋のたもとに起点の駅(六郷橋駅)を設けておったそうな。思えばガードを構成するレンガ積みなんかにもそこはかとない歴史の薫り。この港町界隈には川沿いに日本コロムビアの工場があって、京急電車で多摩川を渡る時、大きな音符のマークのネオンサインが良く見えたものです。今は京急が跡地を再開発して、タワマンが建ってしまいましたねえ。
小一時間大師線で遊んでから、そうだ港町と言えば川崎競馬の最寄り駅だよなあ(棒)と言う事で、確信犯的にちょっくら正月開催の川崎競馬で新年の運試しを何レースか(笑)。競馬場の旧3号スタンドをぶっ壊して建設された東急不動産の商業施設「マーケットスクエア川崎」も今年の2月オープン。この「競馬場+商業施設」と言うウルトラCのような組み合わせは目の前に見せられるとさすがに驚く。まあ川崎競馬の土地持ってるよみうりランドも、ギャンブル人口の減少と高齢化が進む世の中を見て「競馬場だけじゃ食ってけねーな」と思ったとしても仕方のない事でしょう。
場内から商業施設を眺めてみる。この商業施設のテナントは、幸楽苑だのはま寿司だのニトリだのメガネストアーだのダイソーだのマツキヨだのと徹底的に高級感を排除したラインナップであるのだが(笑)、残念ながら商業施設からコース側を観覧するスペースはなさそう。はま寿司で回転寿司食いながら競馬やってんの眺めてみたかったぜ。ぶっ壊された3号スタンドって自分が頻繁に川崎に行ってた頃からだーれもいない廃墟みたいなスタンドだったけど、スペースとしてはもっそい広かったんで競馬客が観覧するスペースが半分になってしまった。地方競馬、特に南関はSPAT4みたいな電話投票の比重が高いらしいけど、物凄いバッサリとした割り切りだな。
正月にしては暖かい日差しの中、初詣帰りの客も交えて活気のある川崎競馬場。正月開催くらいは盛り上がってくれないとね。つーかひと昔前は大師の初詣と被る(混み過ぎる)ので正月は川崎開催ってやんなかったはず。年末は船橋の東京湾カップで、年明けは浦和でニューイヤーカップと言うのが恒例の開催日程だったと思ったんだが…まーそれにしても勝負服が見慣れないものばかり。一番通い詰めてた時期から20年経っちゃってるから仕方ないんだけどねえ。あの時代はとにかく石崎的場的場石崎、少し離れて桑島森下佐々木竹見と言う時代でしたからねえ。最近またネットで南関の競馬も見始めたりもしているのだが、この写真の3枠の騎手、青・緑ダイヤモンド青袖の騎手が昨年297勝を挙げ南関リーディングを独走した森泰斗騎手ですね。ちょっとリーディングの騎手にしては勝負服が地味なような気がする(笑)。
ちなみに、ちょっこし参加したレースは見事に1着3着でした。