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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

神無月 小涌谷/小金城趾

2022年12月28日 17時00分00秒 | カレンダー

(Kowakidani Tornedo@箱根登山鉄道・彫刻の森~小涌谷間)

10月。ちょうどこの頃からプライベートのバランスが悪く、体力的に趣味活動になかなか時間を割けない時間が続いているんですよね。それは現在進行形で続いているんだけど、この秋以降は遠方へ出かけるというよりは関東甲信越小さな旅、って感じで家から日帰り出来る小商いみたいな撮影行を続けておりました。この日も、疲れを癒しに箱根の温泉でも・・・みたいな感じで午後からちょろっと出かけて行ったんだったな。

10月以降、「休日おでかけパス」を利用した外出が多くなる。ガソリンも高いし、クルマで無理に出ることねえべ、ってのもあるし、そしてちょっと機材を新しくしましてね。オリンパスペンE-7。レンズと機材でそれなりの金額かかっちゃったけど、ミラーレスで小さくて軽いのがいい。機材がごつくて重いとどうしてもクルマで出かけざるを得ないとこあるじゃないですか。それが機材が小さく軽くなったことで、電車で出かける事に躊躇がいらなくなったというかね。そうガッツリとテツな写真をキメたい時はやっぱフル機材で臨みたいけども、ちょこっと天気のいい日に出かけてって撮るくらいにはいいカメラですよ。という事でフラリと流鉄。黄色と赤の電車を繋ぎ合わせた「オムライス電車」は、故障した編成と検査中の編成の「無事だったヤツ」をそれぞれサルベージした苦肉の策から生まれた、ヒョウタンから駒的な珍編成。赤と黄色でオムライス、いつだって鉄道マニアの想像力は豊かなのであります。

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長月 千垣/淵東

2022年12月26日 17時00分00秒 | カレンダー

(秋雨濡れて山登り@富山地方鉄道立山線 横江~千垣間)

9月。9月は恒例の地鉄訪問。これで5年連続。最近は車中泊を絡めて一泊二日にする事が多い。行きの日に台風が来てて、とにかくもの凄い雷と雨の中でハンドルを握りながら安房峠を超えた。正直、秋晴れを期待した富山の風景はしとしと雨続きで夕方ちょろっと晴れ間が見えた程度だったのだけども、それでも折角の富山行なので精一杯のアングルを探して沿線をウロウロ。ススキ生い茂る千垣への上り坂、雨に濡れたレールを慎重に進む60形。足元をビシャビシャにしながら切り取りました。

富山の帰り道、神岡の道の駅で車中泊。早く起きた朝は、安房峠を戻りアルピコ交通へ。富山帰りに寄るにはいい位置にあるので、最近重宝している被写体。松本から新島々までの短い路線ですが、淵東駅付近は安曇野の農村風景とアルプスの山並みのコラボレーションが望める素敵な空間。駅前のささやかなリンゴ畑、秋に色づくリンゴの実を眺めながら、100周年記念リバイバルカラーの3000系がやってきました。

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葉月 峰山/丹後由良

2022年12月24日 10時00分00秒 | カレンダー

(正しい日本の夏、丹後の夏@京都丹後鉄道・京丹後大宮~峰山間)

8月。夏休みに、今年最大の遠征と思われる京都丹後鉄道への旅。これも全くのノープランで、最初は「只見線にでも行くか」なんて思ってたら二日後には東舞鶴の駅前にいたという・・・(笑)。と言うか、結局最近はどこに行くにも直前まで天候とにらめっこして決めてるから、行動が天気次第なとこがあるよね。この時も台風影響の線状降水帯なんかで、岐阜県内とか前が見えないくらいの雨だったしねえ。そんなこんなで天候不順だったお盆休み、幸いにも訪問中は比較的天気に恵まれた初めての丹鉄。峰山盆地に色付き始めた稲田を渡って、スカイブルーのKTR800形がやって来ました。

そして、京都丹後鉄道と言えばここ、由良川の河口に架かる由良川橋梁が車窓の白眉。結局訪問していた二日間、ここで過ごす時間が一番多かった。空、光、風、雲、流れ、波、そして時間ごとに刻々と変わる長大橋梁の様々な表情に魅了される。朝まづめ、舞鶴市街と由良を隔てる山を越え、渡って来る雲の流れと風が、幻想的な風景を生み出しました。

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文月 内灘/野町

2022年12月22日 17時00分00秒 | カレンダー

(ああ追憶のコルゲート@北鉄浅野川線・内灘駅)

7月。地鉄・・・に行ったはずだったのだけど、何故か富山駅前にクルマを止めてあい鉄で金沢に行ってしまったの巻。未踏であった北陸鉄道を乗り潰す事に。浅野川線では、北鉄金沢駅地下化に伴って北鉄プロパーの旧型車を一掃した旧井の頭線の3000系が、デビュー60年となってそろそろ後進の日比谷線03系にそのバトンを譲る事となりました。昭和時代の東急車輛っぽい細かなコルゲート。パイオニアサードこそ履いてはおりませんが、京王帝都時代の初期ロットである裾絞りナシの片扉車なんかが残っていたりしてねえ。目を閉じれば、「急」の丸看を付けて渋谷と吉祥寺を闊歩していたあの時代に思いを馳せる事が出来ます。

かたや北鉄石川線、これも浅野川線同様に渋谷にゆかりの深い東急7000系が主力。んー、まあどっちも「東急車輛のステンレス車両で体質改善を図った」というのが北鉄の現状ですんで、自社発注車が残ってたりバリエーションの豊かなお隣の地鉄や、福鉄えち鉄なんかに比べると鉄道単独の魅力は弱いかもなあって気はするんよね。北鉄。だから長い事行かないで未乗のまんま残してたんだけど(路線もだいぶ短縮されてしまっているしね)。それでも、野町の駅周りの雰囲気は特筆すべきものがあって、何の路線にも接続していないが故の絶妙な取り残され感と、周辺の旧市街地然とした佇まいに、思わず「北鉄の中央弘前や!」と心の中で叫んでしまった事をご報告申し上げます(笑)。

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水無月 南桜井/湘南海岸公園

2022年12月20日 17時00分00秒 | カレンダー

(梅雨晴れの江戸川@東武野田線 南桜井~川間間)

6月。何となく空梅雨っぽい暑さの続いた時期、これまた何となく思い立って東武野田線へ。アーバンパークラインなんて誰が言ったか。大宮口や柏口、そして船橋界隈は通勤路線といった趣の野田線も、野田市から春日部の辺りまでは単線区間が残っていたりして存外とローカルな雰囲気が残っていたりする。埼玉県と千葉県を分かつ江戸川の流れは、低湿地帯らしく葦と灌木の生い茂る土手に包まれながら緩やかに。いつでも撮れたはずの8000系がだいぶ少なくなってるんだなあという事を実感。

紫陽花と言えば、神奈川県民の場合は箱根に行くか鎌倉に行くか。湘南海岸公園の駅先にある板塀の古民家、今は古民家カフェみたいなスタイルで一般にも開放されている様子。松林が居並ぶ鵠沼の瀟洒な屋敷街の中で、江ノ電との組み合わせは定番とも言える構図。折しも20形が就役20周年のHMをつけて、紫陽花の垣根の横を通過して行きました。

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