大きな枇杷の木がありました
枇杷の実をたくさんつけて
重そうです
すぐに実が取れるかなと
木の下に行くと
大きな木ですから
実は高いところの枝の先にありました
高枝ばさみを伸ばして
やっとひと固まりを取りました
初物です
あとはハクビシンか鳥が取るでしょう
熟れて落ちたものは
タヌキかな鼠かな
誰かが食べるでしょう
枇杷はオレンジでも黄色でもなく
枇杷色なんだよねぇなんて
言いながら
皮をむいて食べる
甘酸っぱい
初夏の味が広がって
夏が来たねと自分にむかって
言いました