フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

飽き

2016-09-22 07:50:19 | Weblog

秋は飽きからきたと誰かが言ってましたね。何でも食べ物が飽きるほどある季節だからと。納得してしまう。人生の秋といえば初老期。飽きるほどの知恵の蓄えがあるのだろうかといえばそうでもない。それなのに生きることへの飽きがくる。「この世にもう飽きた」と叫びたい衝動がどこかにある。飽きないで毎日続けることが才能だとも誰かが言ってたかな。英語でautumnフランス語でautomeneこれにはどんな意味が隠されているのだろう。昨日は夏の終わり、今日は秋の始まり。なんだか不思議な出発の響きがするというようなことを立原道造が書いていたような。そう言えば日本語も秋はあで始まり英語もフランス語もaで始まっているんだね。これって偶然なのかな。そんなことを思いながら「日本百名山」の地図を飽きるほど眺めている。これから紅葉を迎えて山がきれいだと思いをはせながら。飽きないというか懲りないと言うのが当たってるなと苦笑い。これも才能の一つなんだろうか。

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