PB NB

2012-05-28 | ビジネス一般
比較的川上(原料)の仕事が多い私にとって、初めてこの手の商売に触れたときには衝撃でした。

お客様のブランドをつけることは、ある意味、お客様との関係も深くなるし、非常にいいことだ、と、単純に考えていた頃があります。
当時の上司に、「それ、売れ残ったらとってもらえるのか・・?」との質問を受け、事の重大性に気付いたわけです。

PB、プライベートブランド の商品、すなわち、お客様のブランドで商品を生産した場合、売れ残りのリスクも含め、どこまで事前の詰めをしておくか、はとても大事です。
売れ残った場合、転売ができなくなります。なにせ、他社さんのブランドがついているわけです。あたりまえといえばあたりまえの話しです。
ですから発注するほうも、それなりの覚悟、責任を持って発注するものだと思っておりましたが、世の中結構そうなってません。

今日の日経新聞で、PB製品発注後の値引き・返品・特別利益の供与(キャンペーン用の特別値引きなど)は、 下請法の違反になり、その事例が増えている、という記事がありました。
「製造委託の認識足りず」という見出しもついていました。
大規模小売店が、PBを作りコストを下げ、業績改善に相当寄与している話しがよく報じられています。同じようなことを色々な企業が真似をしているわけですが、製造側の立場からすれば、自社のNB製品の脇に、自社で作った取引先の格安NB商品を並べられるわけですから、気持ちはどういうものなんでしょうか・・。もちろん、色々と細かい取り決めがあってのPB委託となるのが本来なんでしょうけど、どうも川下のあたりではそうなっていないように見受けられます。







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