スタンプラリー

2013-07-03 | ビジネス一般
取引先から、

「うちの会社スタンプラリーに時間かかるんで、ちょっと待ってて・・」

承認書類の上にずらりと並んだ印鑑欄。大きな会社ではあたりまえに書類がぐるぐると回されます。
急ぎのときは、自ら印鑑をもらうために、承認印の権利者をぐるぐると回ったこともります。時には、「○×部長の印をもらってから来い」といういわば、押す順番ですら責任回避を念頭に置いた面倒な行動に出る管理職の方々もいらっしゃるわけで、会社によってはこのスタンプラリーのおかげで仕事が滞るどころか、全く仕事にならないケースもあるようです。ときどき、面倒なんで新規案件は提案しない、という話しも聞きますが、なんとももったいない話しです。もっとも、同じような経験が私にもありますがねー。

結局責任の所在が曖昧となり、失敗した業務の責任も誰もとらず、同じような失敗を何度も繰り返す・・という状態になったりもします。

幸い、こういった経験をしただけに、取引先さんの社内論理もある程度理解ができます。
(社内論理それ自体は理解できませんが、そういったものが存在し、縛られることがある、ということは理解できます)

そんなことを考えていると、中国の役人のまったく意味不明な権限濫用も理解できたりします。。w

今も某大手企業さんのスタンプラリーが完成するのを待っています。結局、その遅れがこちらからの支払いの遅れになるのにな。。と、思ったりもしています。


最新の画像もっと見る