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レッドクリフ・・・

2009-11-19 | 国内業務
昨日、本日と気仙沼に行ってきました。
業界内の立場もスタンスも異なる方々との商談が続き、とにかく刺激を受けっぱなしの二日間となりました。(2日間で、9社の方々とお会いしました・・・汗)

世界の気候が変だ、なんて話しはよく聞きます。海の様子もなにやらおかしく、なかなか予想が立てづらくなっています。不漁と思われた魚がたくさん獲れ、今年は値下がりすると思われた魚が漁模様悪く高騰し・・・。更に、人為的な漁獲枠の調整やら、為替変動による商流の変動やら、はたまた各社が在庫を持たないことにより、仮需がなく、在庫切れ→即大騒ぎ などなど・・ とにかく読みづらい市場となっています。

もっとも、昔のようには先が読めない、とはいえ、やはり経験値というのは非常に大切なもんです。先が読めないから、読まない のか、 読めないがそれでもできる限りのことをして成功確率を上げるか、はたまた最初から成り行きで仕事をするのか・・・ 今は成り行きで仕事をする人がほとんどではないでしょうか・・・

昨日、十年ぶりくらいにお会いした取引先の社長の話・・・
「北上する鰹が不漁の年は、南下する大型サンマが不漁になる・・因果関係はわからないけどねー」
とのこと。
今年はまさにそんな年。サンマもジャミばかりとなっており、大型の価格はみるみる上昇。漁期最初に大型を買って、状況を見越して在庫していた人は、今頃「ぼろ儲け」なんでしょうが、それを読んで、また、そういう動きをできた人はいったいどれくらいいるのでしょうか・・

「自然の流れを読んだものが勝ちよ・・・」と、かの社長は言ってました。どっかで聞いた言葉だなあ・・と思ったら・・・
春公開されたレッドクリフ、いわゆる三国志「赤壁の戦い」で、諸葛孔明も、似たようなことを言ってましたね。
かの社長と金城武・・外見は似ても似つきませんが・・笑

写真は昨夜の晩餐・・ 遅れて現地入りした私のためにオーダーしていただきました。

給食

2009-11-18 | 国内業務
お客様から今日聞いた話しです。

インフルエンザで学級閉鎖や休校などが相次いでいます。
その分、給食は減るわけです。
ところが、国から支給された予算を返上する必要はなく、また、その分の給食費の返還もしていないようです。

予算を使わないことは、翌年の予算の削減を意味します。これは道路工事に限った話しではないでしょう。
と、どうなるか・・・・

当然、予算を使わないといけない → 一食あたりの量を増やすわけにはいかず → 単価の高いものを好んで使うようになる

という式が成り立つようです。

実際に販売されている切り身の一枚単価も、通常の倍以上のものがあるようです。
まあ、そんな時期ですから、売るほうも多少高めに売っても大丈夫??ということになりますね。。
3月になると、きっと豪勢な給食となることでしょう。

国の事業を見直すといっても、そう簡単にはいきません。ちょっと頭をつかえばこんなことはわかりきっているんですが・・・

クロマグロ

2009-11-17 | 国内業務
ICCAT(大西洋マグロ類国際保存委員会)の総会で、来年の漁獲枠が約4割削減されることが決まったそうです。
いわゆる地中海の本マグロ。。。 もう10年以上前になりますが、しばらくこの仕事をさせていただいていたことがあるだけに、このニュースにはいろいろと思うところがあります。

今回の削減決定の背景に、どのような政治的な圧力があったのかはわかりません。以前にもモナコの話しを書きましたが、自然保護団体やら何やら、いろいろな力が働いたうえでの決定なんでしょう。詳しいことはニュース等を見てください。

今でこそ地中海とえば、畜養がメインとなりましたが、私が仕事をしていた頃は、まだまだ日本のはえ縄艦隊が頑張っていました。長い航海をしている漁師さんたちにとっても、4-6月の地中海はいわば「花型漁場」。海は外海のように時化ることはないし、縄は浅いので操業効率は良く、そのうえ魚価単価も外の目鉢や黄肌に比べたら相当高いものですから、力も入ります。
当然、数百キロにも及ぶマグロが取れたときの姿は圧巻です。。

そして空飛ぶマグロ・・いわゆる空輸の生も、畜養のようにコントロールされたものではなく、前浜漁場で上がったものを、タイミングよく日本に運んできたわけです。丁度今の時期、私もトルコの魚を扱っておりました。他社の入荷がどのくらいか、現地の漁獲がどのくらいか、国産の搬入がどのくらいか・・・携帯電話もあまり普及していない時代、朝は市場、夜は現地と連絡をとり、大先輩のマネごとを一生懸命にやった記憶が蘇ってきます。
ビギナーズラックというのでしょうか・・・他社搬入がなく、たまたま良質なマグロを持ってきたため、まあすごい値がついた日がありました。市場の外の公衆電話からあさっぱらから興奮して上司に電話したことが、つい昨日のように思い出されます。。

マグロと日本人のかかわりは、海外のそれとは大きく異なります。効率的にヘリコプターで魚群を探し、一網打尽にしてしまう巻き網に比べ、はえ縄は資源にやさしい漁業です。(イルカやシャチ、鮫の混獲など、問題もありますが)
食料の供給の多くを海外に依存している以上、我々の食文化がどうのこうのでは通用しない世界になっているのも事実。マグロがクジラのような扱いになることはないと思いますが、しばらくは状況に注視です。。

~写真はスペインの港のセリ場です。小舟が持ち帰ったマグロがずらりと並んでおりました。。。13-4年前・・?~


登記

2009-11-16 | 国内業務
会社の登記の仕方について

自分ですべてやる人もいますが、私の場合、業者さんに頼みました。
本来登記業務は司法書士さんの専権事項なんだそうですが、私はそんなことも知らず、行政書士さんに頼みました。(ま、結局登記できたんですが、騙された気分。今だから言えますが・・・)

住所の部屋番号まで登記しようとしたところ、「いやー部屋番号はないほうがカッコいいですよ。部屋番号抜きでも登記できますんで」と言われ、そのまま登記。
で、これがあとで色々と面倒なことを引き起こしています。

銀行口座の開設などで必ず求められるのが、いわゆる「登記簿謄本」。会社の場合、「全部事項証明書」なるものを法務局から取り寄せるわけですが、この証明書の住所に、部屋番号が入っていないわけです。
と、銀行側も、「登記と一緒の住所で受付」ることになり、銀行書類もすべて部屋番号抜きで作られてきます。
色々な書類や荷物が部屋番号抜きの集合住宅全体の住所宛てに送られてくるので、自然、滞ることもでてきます。

最近では郵便ポストに会社名も貼り付けるようにしたので、郵便物はなんとかスムーズに届くようになりましたが、それでもこの面倒はいつまでもつきまとうことになるんでしょう。

ちょっとしたことですが、やはり体験してみないとわからないことでした。

富士

2009-11-15 | 国内業務
生憎の天気の二日間でしたが、箱根も無事終了。
霧やら雨やらで景色を堪能とはいきませんでしたが、F1好きなお客様を富士スピードウェイにお連れし、なんとコースの体験走行 をさせてもらいました。



個人的にはモータースポーツには興味がありませんでしたが、ワゴンの自家用車とはいえ、実際のコースを走らせていただくと、急に興味が湧いてきます。。。
最初こそ上記の写真を撮れましたが、そのあとは先導車両についていくのがやっと。(写真は車間距離をとりすぎ・・というか、置いていかれています)
後ろには、チューンナップしたいわゆる「走りや」さんの車がすらり・・・ お客様は貴重な経験を楽しんで居られましたが、私はそれどころではない状況となり・・・

本日、帰国されます。天気は相当よさそうなので、東京タワーでも登って、近くからは見れなかった富士山を観ていただきましょうか。。

業務連絡 ~金曜日相当な酒量で痛飲。関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます~
関係者以外の方、相変わらずだな~ という突っ込み、不要です。。

スケート

2009-11-11 | 国内業務
「スケート」買いませんか?

スケートってなんだっけな~ と記憶をたどること数秒・・・
エイ のことでした。
以前、エイヒレを扱ったことがあります。「スケート」ではなく、「スケート ウィング」です。
どちらかというと、韓国のほうが高い値段がつくはずです。

ところが、今回のオファーは、ウィング、いわゆるヒレではなく、肉のほうだとか・・・
エイの肉の取引なんてしたこともなく、形状も予想がつきません。

便利な世の中です。早速写真が送られてきました。。




陰暦

2009-11-03 | 国内業務
きれいな月がでていました。
満月のときには魚が獲れません。この時期を休漁期間に設定するのは日本だけではありません。
韓国からも、同じ連絡があり、しばし、前浜ものを追いかけるのはお休みです。。
日本はすでに欧米と同じ暦をつかっていますが、新年を旧暦で祝うアジア各国では、我々よりももっと自然に「陰暦」を使っています。

来年の旧正月は、たしか2月14日だったと思います。
11月に入り、今年もあと二か月となりましたが、旧暦ではまだ三か月以上あります。各国の「旧暦年末需要」が1月まで続きますので、これからが勝負どころでしょうか。 
気温も下がり、旨い魚が増えてきます。舌の肥え出した新興市場向けの商売もこれからが本番です。。

運賃

2009-11-02 | 国内業務
会社勤めのとき、書類の送付を行うにあたり、DHLやEMSに直接金を払ったことはありませんでした。すべて会社がまとめて会計。したがって、このあたりのコストなど、気にしたことはありませんでした。。

DHLだと、4000円越え   ただし、3日
EMSだと、1000円程度   ただし、一週間。。。

海外から到着するはずの書類が着かず、アタフタしたことが何度もあります。

相手先が、価格が安いからと、遅い便を利用したときなど、
「郵送料ケチってんじゃねえっ。その分、他の経費がかかるだろっ!!」
と、怒鳴ったこともあります。。

自分がその立場になると、悩みます・・というか、相手がなぜ遅い便を利用したのか、ひじょーによく理解できます。。。

方向性

2009-11-01 | 国内業務
お客様と、とある水産会社が経営しているレストランへ行ってきました。
業界誌への宣伝も頻繁に行っており、ぐるなびなどでも上位にランキングされています。
もともと外食はメインの事業ではなく、水産貿易からの事業拡大の中で外食へ展開していったという感じでしょうか。

「商材に惚れるな」といいます。もちろんその逆もまた「真」だとは思いますが、ケースによっては必要以上に商材に惚れこむことは、非常に危険です。
よく、「あの商品は旨い、絶対売れるからなんとかしろ」と、トップダウンで司令が出ることがあります。ところが、言われた担当者がその商材をまったく評価していない、上司が言うのでとりあえずやっとこう、という仕事が大部分ではないかと思います。上司も投げっぱなしでおしまい。
結局、形だけの「新規商材」戦略が遂行され、結果は・・・。商材の力もあるのでしょうが、肝心の「販売」担当者にどれだけの意欲、思いがあったかは、甚だ疑問となります。

今日行った店では、ブランド化された「生ガキ」や「海老」が使われた料理がでてきます。日曜というのに店はほぼ満席。なるほど、味も納得です。トップがいくら、「あの海老は旨い、なんとかしろ」といったところで、ここまでの店はできあがらないでしょう。
この仕事がどのようにして事業展開されてきたのか、社内の意思決定~実行の流れが非常に知りたくなりました。

メルマガ

2009-10-22 | 国内業務

先日、NPO法人一新塾さん発行のメルマガに、私の書いた起業体験記?が掲載されました。
最近、一新塾出身の議員さんや首長さんが続々誕生しており、政治家養成学校のような感じもしますが、起業家なんかも多く排出しています。
先日知ったのですが、この間記事にした、山口絵里子氏も、同じ塾生だったようです。

一人で仕事をしていると、目先のことに没頭し、広い視野が失われがちです。 閉塞感を打破するべく、足が遠のいていた学校を訪問してみました。
すっかり御無沙汰していたにも関わらず、非常に暖かく迎えていただき、そのうえ、メルマガにも掲載してもらうこととなり、ありがたい限りです。

メルマガについて、当ブログでいつ紹介しようかと思っておりましたが、すいさんWATCHのkato様に早速取り上げていただいたようですので、改めて自分で記事にしました。

なお、一新塾関係の方々から激励のメールをいただいております。この場を借りて御礼申し上げます。。

メルマガの内容はここを参照してくださいネ。。

今後、業務以外にもいろいろと活動していくつもりですので、よろしくお願いいたします。