無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール 自然菜園見学コース【初夏】草マルチと補い、誘引など

2018-06-28 09:46:06 | 自然菜園スクール

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
最新の自然菜園の決定版として、生徒さんには、一番わかりやすいとお奨めいただいております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、

本日、1週間ぶりのまとまった雨梅雨らしい日です。
乾いた大地を潤してくれる雨水の季節、梅雨ですが、今年は空梅雨なので、このくらいまとまった雨がもっとあっても例年位でちょうどいいくらいです。ありがたい大雨です。

先週末は、自然菜園スクール 第2回目の自然菜園見学コース【初夏】テーマ「草マルチと補い、誘引など」を開催しました。


まず室内で、座学を行いました。(写真は稲作コースのものです)

見学会は、「百閒は一見にしかず」で、経験や実体験に基づき、観ることによって聴いたり、読んだりした内容を実感として肌間隔で記憶することができる素晴らしい機会です。

私も、修行時代(現在もですが)は、師匠や兄弟子(先輩)たちの田畑を見学させていただき、その学びを実際に自分の田畑と比較することで、学びを深くし飛躍することができました。
そのため、見学会を主催するのは大変なのですが、できるだけ、行おうと現在年4回限定で、自然菜園「自然菜園見学コース」として公開しております。


せっかく忙しい中、遠方からお越しなので、少しでも有意義な見学会にしようと現在工夫しているのが、「座学」と「菜園ランチ」そして「シェア(感想会)」です。

見学会を1人だけで行うと、その人の観たいところと、観れた範囲の理解以上はなかなか入って来ず、もったいない経験から、
一回の見学会で、数年分体験をしてもらいたく、

「座学」で、見学してもらいたい季節のテーマを前もって学んでもらい、イメージを深め、自然観察しるポイントを知ってもらっております。

そして、「菜園ランチ」で、自然菜園の野菜や果物、季節の恵みを活かしたランチで、五感をより一層駆使していただき視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚で味わっていただきます。

最後に、「シェア(感想会)」で、それぞれの感想や質疑応答で、お互いの理解を深めあいます。初心者の気づきが、ベテランをうならせたり、ベテランの経験してこそ学べるポイントを初心者が聴いたりすることで、自分の器以上に見学会を体験することができます。

ランチは、ビビンバ丼と菜園サラダ、そして生わらび餅でした(写真なくすみません)。美味しかったです。






菜園ランチの後、午後は、実際に見学会スタートです。

この時期のアスパラの養生方法や交雑を避ける自家採種の仕方など季節のテーマを野菜ごとに観たり、






ハウス自体が雨水を貯めて、育苗もできる「ミニミニハウス」の夏バージョンを観ていただいたり、






元田んぼの果樹園への移行方法(転換法)そして、森の果樹園と水田(自然菜園スクール「自然稲作・発酵コース」の田んぼ)のつながりを観ていただいたり、


ラズベリー




グミ


柿と茗荷




ハウス内のブドウ

など無農薬果樹の試みと現状を今学んでいる「道法スタイル」と「大地の再生」視点もご紹介させていただきました。

味が美味しくなり、無農薬栽培がやりやすくなる「無農薬果樹(自然果樹園)」を現在構築中です。






耕さない田んぼ(不耕起)の今、春の見学会では、レンゲ&オオムギ畑が、現在ほぼ無除草で稲が元気に、根を張って育っております。


自然菜園は、自然な菜園のある暮らしをテーマにしているので、カマドやトイレ型ミミズコンポスターをご紹介させていただきました。


梅雨にもかかわらず、雨が少なく、夜温が低かったうちの菜園では、ストチュウ水や実を落とす処置などで、少しでも自然に野菜が育つお世話するポイントを実践してみたり、






ナスの草マルチと米ヌカの補いの実践を観ていただき、

その後




実際に、植えて3日目の食用ホウズキに麻紐で誘引をしていただき、本式の8の字誘引をマスターしてお土産にしていただきました。

できそうで、しっかりできない8の字誘引「誘って、引っ張り寄せてあげて支える方法」は、一生の宝ものになります。




草マルチの応用編で、稲ワラマルチの方法と目的もカボチャや




ネギで実践してみました。

元水田で役立つ自然素材が稲ワラマルチで、最初から行うより、草マルチ&補いの最終サポートして行うとより一層効果が高まります。

見学をし終えてから、

「シェア会(感想会)」で、思い想いの感想を出しあい、疑問をすべて解消して帰っていただくときには、はじめての方も今年のコース受講生も、旧友のように親しく、良き菜園仲間になれるので嬉しい瞬間でもあります。

自然菜園スクールに来ている方も、来れない方も一番お奨めの会が自然菜園「自然菜園見学コース」なので、今年はまだ定員に空きがございますので、次回8月、10月に是非ご参加をお奨めいたします。

自然菜園は、地域風土と野菜と人の生活の中心で行う持続可能な菜園ライフです。

かつては、教え子だった自分も、師匠や先輩にならって今、見学会を行っております。
不思議な感覚です。





3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、「 7/12(木)中干しと出穂」です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
7/4(水)梅雨の草対策、草マルチを極める、「ニンジンとダイコン」
8/1(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ「ハクサイとキャベツ」


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする