無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏み込み温床③完成 (自然育苗タネ採りコース) 

2016-03-26 06:19:33 | 自然菜園スクール
本日、の予報。




前回までの

穴を掘り、水位が高いため、水浸しにならないように、モミガラを底に敷き、それからワラを敷き、木酢液・クン炭などを撒き、ネズミ対策をします。
その後、2日間事前発酵させて40~60℃以上になった発酵材料を踏み込む。その際に、水や米ぬかなどを多少加え、発酵ムラを防ぐ、
その後、焼きたてのクン炭を敷きつめてある程度平らに水平になっている状態です。




友人の助けを借りて、板で均し鎮圧して水平にクン炭を整えます。

水平器(レベル計)を使って、びしっと決めて水平を出していきます。

なぜそこまで水平にこだわるかというと、苗を置く場所が水平でないと、
苗の土が水分量が偏り、乾燥したり、水分量が一定にならず、その後とても管理が難しくなるので、ここできっちりやっておきます。

もしネズミが侵入しても早期発見もできます。




その後、防草シートを張り、濃いめの木酢液を薄めた水を撒き、水平かどうかチェックします。


ネズミ対策に、違う臭いがするハッカの市販資材も併用して、ネズミが入らないように、
(入ってからでは対策は殺鼠剤などに農薬になるので、)只管(ひらすら)何重にも対策します。





アーチを作り、ビニールを春準備です。

長野の寒冷地なので、温床だけでは、夜間ハウス内でも氷点下いくので、きっちりビニールで保温できるようにします。

うちのハウスの中の温床の延長は冷床となっておりますので、同時に、アーチを作っていきます。


ビニールを張って、ほぼ完成です。

1日、苗を置かずに室内温度・地温などの様子をみます。

慎重すぎるほどのネズミ対策。レベル(水平)合わせは、今後楽をするための布石です。

これで、これから本格的に育苗が始まります。
今週末は、4/27(日)自然育苗タネ採りコースがあります。



4/6(水)よろ2016年内容充実で、『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートします。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。



自然菜園スクール2016(旧Azumino自給農スクール)

コースは、安曇野インターから車で30分の長野県安曇野市三郷にある自然菜園各コース(安曇野校)と、
更埴インターから30分の長野県長野市信更町にある自然菜園見学コース、自然育苗タネ採りコース、自然稲作の勉強会で会場が異なります。

Ⅰ.~育苗を学びたい~
 ■自然育苗タネ採りコース(長野校) ※残り若干名
  自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め

Ⅱ.~3つから選べる自然菜園コース~
新設コース
 ■自然菜園/入門コース(安曇野校) ※不耕起区残り若干名
  半日のワークで、タネまき~収穫まで、20種類の野菜を一通り1年を通じて基本から学べます。
  子育て中やお仕事でお忙しい方でも学ぶことができます。

 ■自然菜園・実践コース(安曇野校)
  1日のワークで、少量多品目の無農薬野菜の自給の基礎から応用まで学びたい方。
  30種類以上の野菜や雑穀などを体験学習し、総合的に自給農園のつくり方を学びます。
  不耕起と耕起の菜園区画を選べます。
 
 ■自然菜園見学コース(長野校)
  実際の自然菜園の田畑を見学し、講座と質疑応答で見聞を深めたい方。
  自分の田畑があり、忙しい方や見学希望者にお奨め。

Ⅲ.~無農薬のお米作りを学びたい~
 ■自然稲作の勉強会(長野校)
  お米を無農薬で自給したい方、実際に育てている方にお奨め 

各種菜園教室の募集は始まっております。1次募集〆切が2月末です。
各コース共、定員があり、先着順になっておりますので、お早めにお申し込みください。
お申し込みお問い合わせはホームページからお願いいたします。

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踏み込み温床② (自然育苗タネ採りコース) 

2016-03-26 04:08:09 | 自然菜園スクール
本日、の予報。


橋本式踏み込み温床の素晴らしい点は、
事前発酵をさせることにあります。


富士山型に、水と米ぬか、落ち番など混ぜた温床の材料は、
2日目に60℃に達し、水蒸気であたり一面熱気が出るほどです。

鶏の床土を入れたのに、甘酸っぱい発酵集はしても、汚物臭がしないのは、平飼いの自然養鶏と市販の鶏糞の違いのためです。


木枠をつけ、木酢液でネズミ対策した床に、

発酵がはじまった温床の材料を隅々に行きとどくように、入れて踏み込んでいきます。


最終的には、参加者全員で踏み込みました。

従来の踏み込み温床は、発酵材料を重ね、踏み込むため、堆肥の材料が良く混ざらず、しかも水分もいき届かず、空気も押し出されてしまうため、発酵ムラがひどく途中で切り返しが必要です。

橋本式踏み込み温床は、その点、十分に材料と水が混ぜられ、水分調整されているので、
1~2日で40~60℃と発酵が始まっており、ムラなく発酵が続くため、途中で切り返しが要らないこと、温度が長続きすることが最大の魅力です。



途中、温床が水平であるか、ちゃんとレベル計ではかっておくのが大切です。






温床の予備発酵とほぼ同時に、お米のモミガラで焼くクン炭も焼きたて(十分に火が消えたもの)用意しておきます。


焼きたてのクン炭を温床の上に敷きつめ、温床の完成はあと一歩です。

焼きたてのクン炭は、臭いがきつく、ネズミなどの侵入を予防してくれます。
また、温床を平らに水平にしやすく、通気性に優れ、また保温効果も高く炭のためか、根張りがよい苗に育ちます。

岩盤浴のような遠赤外線なども出ているのかもしれません。
踏み込み温床の発酵床は、再発酵熟成させ、育苗土にもなるので、ここで敷いたクン炭ものちのち育苗土に入ることになります。

踏み込み温床は、発酵ガスの二酸化炭素が発生するため、育苗の光合成率を高め、石油に依存しなくても夏野菜の苗が育つ循環型のエコな仕組みです。
ただし、耕さない畑のそばで、ネズミの温床を造ることにもなりかねないので、何重にも工夫をしてネズミ対策を張り巡らせる必要があります。



4/6(水)よろ2016年内容充実で、『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートします。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。



自然菜園スクール2016(旧Azumino自給農スクール)

コースは、安曇野インターから車で30分の長野県安曇野市三郷にある自然菜園各コース(安曇野校)と、
更埴インターから30分の長野県長野市信更町にある自然菜園見学コース、自然育苗タネ採りコース、自然稲作の勉強会で会場が異なります。

Ⅰ.~育苗を学びたい~
 ■自然育苗タネ採りコース(長野校) ※残り若干名
  自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め

Ⅱ.~3つから選べる自然菜園コース~
新設コース
 ■自然菜園/入門コース(安曇野校) ※不耕起区残り若干名
  半日のワークで、タネまき~収穫まで、20種類の野菜を一通り1年を通じて基本から学べます。
  子育て中やお仕事でお忙しい方でも学ぶことができます。

 ■自然菜園・実践コース(安曇野校)
  1日のワークで、少量多品目の無農薬野菜の自給の基礎から応用まで学びたい方。
  30種類以上の野菜や雑穀などを体験学習し、総合的に自給農園のつくり方を学びます。
  不耕起と耕起の菜園区画を選べます。
 
 ■自然菜園見学コース(長野校)
  実際の自然菜園の田畑を見学し、講座と質疑応答で見聞を深めたい方。
  自分の田畑があり、忙しい方や見学希望者にお奨め。

Ⅲ.~無農薬のお米作りを学びたい~
 ■自然稲作の勉強会(長野校)
  お米を無農薬で自給したい方、実際に育てている方にお奨め 

各種菜園教室の募集は始まっております。1次募集〆切が2月末です。
各コース共、定員があり、先着順になっておりますので、お早めにお申し込みください。
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